のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

今年最後のスイカ

2016-08-29 | 野菜



気がつけば、セミはアブラゼミからツクツクボウシへ変わっていて、
秋が近づいているのが分かります。

ですが、いつまでも30℃越えの毎日と思っていたら、
土曜日は23℃と非常に涼しく、寒いくらいになったと思ったのに、
今日はまた台風の風がフェーンとなって37℃近くまで上昇。

ここ数日の温度変化についていけないのか、子供たちが次々と高熱を出しています^^;


さて、そんな中、今年最後のスイカを収穫しました。

このスイカは結実日が分からないので、積算温度に頼れません。
こうなったら音で聞きわけるしかないと、
スーパーの大玉スイカをこっそり叩いたり(小さく)、
youtubeでスイカの完熟音の見分け方の動画を見たりして、
完熟の音を勉強しました!

ぼ~ん、ぼ~んと少し響く、中低音の音がするようになったら食べごろのようです。

1回目、叩いてみるとまだ高く、響きもない様子で、子どもたちもまだだねと判断。
3日後、もう一度叩いてみると、なんだかよさそうな音で響いていました。

意を決して収穫。

割ってみたら・・・




シャキシャキと歯触りよく、甘みもばっちりのとても美味しいスイカが収穫できました。
きっと、北海道ではこんな美味しいスイカはできないだろうなあ。と思いつつ、
今年最後のスイカを味わっています^^

燕岳 -3-

2016-08-21 | お散歩



台風が3つも来ていて毎日蒸し暑いですね。
さて、燕岳のつづきです。

朝方、早くに起きたら、案の定満点の星空が見られました。
後から知ったのですが、8月12日はペルセウス座流星群のピークの日
どおりで。キラっ、キラっと沢山の流れ星が見られました^^

子どもたちは流れ星をみるのは初めて。
大分目も慣れてきて、多くの流れ星が見られたのはとてもラッキーでした。

その後の楽しみはご来光。




雲がふもとまで下がっています。こんな贅沢、山でなきゃ味わえません。







槍ヶ岳から穂高連峰もくっきり見えてきました。




静かな夜明け。稜線上、燕岳山頂には沢山の人が既に到達しています。


ご来光を見た後に燕岳に足を延ばそうと、夜明け前の4:15の朝食の列に並びましたが、
ここにきて上の子が気持ち悪いと。
食事も、ひと口いれたと思ったら、ケロッと吐いてしまい元気がありません。

これは・・・残念ながら高山病ですね。
燕岳は、相方のみでいってもらい、しばらく布団で休ませます。




朝日を浴びるチシマギキョウ




この目で見たかったな~




山頂周辺は、花崗岩の白い特徴的な岩が続きます。
中央の岩は有名なイルカ岩。
イルカが上向いているのがわかりますか?



燕岳から燕山荘の山小屋方面




頂上直下もコマクサ群落があるようです。




西側は深い北アルプスの峰々が大きく広がっています。




どの山なのかは分かりませんが、双六岳、三俣蓮華、水晶、野口五郎・・・





北の方には、立山連峰まで。雄大すぎるパノラマ~

ずっとこの世界を堪能したいけれど、吐いている人がいるので、
朝8時に後ろ髪を引かれるように下山を開始しました。




途中、上の子の荷物を下の子と分け合い、5時間かけておりました。

子どもは高山病になりやすいようなので仕方ないですね。




久々の北アルプス、やっぱり別世界でした。
日頃の運動不足がたたり、1週間ほど筋肉痛が続きましたが、また行きたいです><
でも今度は、いつ行けるかな~?

おわり

燕岳 -2-

2016-08-15 | お散歩



燕岳の続きです。稜線上の燕山荘につきました。
創設は大正10年。今も残る本館の建物は昭和12年の作りだそうです。




館内はとても清潔。トイレも水洗の洋式で臭いもほとんどありません。
さすが、人気のある山小屋ですね。

私たちの夕飯は16:15から。
寝不足がたたり、少し昼寝をしました^^




このままではいかん、いかん、散策~
と外に出かけてみると、霧が一面かかっていました。




霧の中に浮かぶトリカブトがなんて幻想的なんでしょう~




小屋の脇には、トウヤクリンドウ




初夏の花は終わり、もう秋の花ですね~





稜線上の砂場のガレ場には、ありました。
高山植物の女王と言われるコマクサ


ここは、砂場が多いのでコマクサが沢山咲いています。




でも、きっと大事に守られているに違いありません。
ちょっとでも人間が踏み荒らしたら、きっとこんなにないはずだから。




比較的小さい株が多かったです。
花が咲くまで7~8年というのでこんなに小さくでも10年くらいは経っていそうです。




一株だけ白い花のものを見つけました。
ピンクのカタクリ群落で一つ白いのを見つけた時と同じです^^




燕岳は花崗岩で出来てるので独特な岩が多いです。
これも、なんだか亀に見える~




なんだろ?イワツメクサかな?







大きなコマクサの株を見つけました。




オオバキスミレ


一通り散策したあとは、お楽しみの夕食です!




すごいですね。ハンバーグに生野菜のサラダまで。
昔は、登山者にお米を持ってきてもらい、量に応じて宿泊代金を変えていた時代があったそうです。
今は、ヘリの時代。

お腹ペコペコだったので、とても美味しく頂きました!





そうこうしていると、名物オーナーによるアルプホルンの演奏が!
(すいません、ブレブレで)
こういうちょっとしたサービスがとてもいい思い出に残ります。

実は、昔は穂高岳の山荘に毎年行ってましたが、そこもここと同じように
食後に山岳ビデオを見させてもらったり、太陽のロビーで
趣味の本を広げ、オーナーや山岳警備隊の皆さんとおしゃべりしました。
昔の楽しい思い出が思い出されます。


そして、また宿の周辺を散策していると、珍しいお客様に会えました。




ライチョウの親子です。
今年は、まだ2回しか姿を見ていないとオーナーから話があったばかり。
登山者の心無い行いで、山頂にライチョウの天敵であるカラスが現れたりすることもあったとか。




本当に珍しいことのようです。無事に巣立ってくれるといいです。





霧はまだ晴れませんが、宿の光が幻想的に浮かび上がって素敵です。




夜中になったら満点の星が見られるでしょうか?
早めに就寝です。

つづく









燕岳 -1-

2016-08-14 | お散歩



残暑お見舞い申し上げます。

今年の山は、こどもたちのイベントが入り、中々実現しませんでしたが、
お盆にようやく時間ができました。

当初は地元から近い火打山に行く予定でしたが、完全予約制の山小屋の確保ができず断念。
出発前日になっても行く山が決まらず、あちこち地図を引っ張り出してはにらめっこ。
去年行った白馬乗鞍岳は途中の大岩地帯が危険なので回避。
大雪渓を上って白馬岳なら比較的安全かなと思うものの、標高差が1700mもありここも断念。
私と相方は過去に2度ほど登っていて、そんなに大変に思わなかったのですが、
子どもたちが挑戦しているのは、標高差700m前後なので諦めました。

とにかく安全に登れるところは・・・燕岳か!
ここは、子どもの北アルプス入門として有名なところです。

とはいえ、安曇野の中房温泉の登山口から、燕岳直下の燕山荘まで標高差1260mです。
登山道が整備されているとはいえ、北アルプス3大急登といわれるコースは挑戦になるでしょう。

ということで、前日の夜10時になってようやく登る山が決定です^^;

駐車場を調べ始めたら、3時には駐車場がいっぱいになるとの情報が多数あり、
結局、そのまま寝ずに深夜12時に家を出発しました。

現地に2時半につき、駐車場最後の1台になんとか滑り込め、
そこで明るくなるまで仮眠をとりました。

ライトを消すと辺りは漆黒の闇。満点の星空が非常に明るく、
昔の人はこの星空を見ながら生活していたんだろうなと非日常に浸ります。


朝5時登山開始です。



最初から急登の連続ですが、かなり道は整備されていて、
段差の激しい所にはすべて階段やステップがついて登りやすい道でした。

一定の間隔でベンチがあるので、そこで小休止をとりながら、
森林の中を高度を上げていきます。

2/3ほど進んだ所に合戦小屋があり、名物のスイカが美味しそうでしたが、
体も暑く、余りにも体が疲れてしまい、食べる気力もありません><




森林限界が現れる頃に、前方にようやく燕山荘の山小屋が見えてきましたが、
なかなかつかず、酸素も薄くなってきて益々体は疲労困憊。



それでも、横には、北アルプス表銀座の稜線のコースが見えてきて、
その奥には、槍ヶ岳の穂先が垣間見えます。






トリカブトの群落が見えてきて、足を引きずるようにようやく小屋につきました。




時間は12時です。7時間の登り道でした!




受付で宿泊手続きをしていると、「登頂証明書を渡します」と
下の子たち2人が呼ばれて、フタッフの方から登頂の表彰を受けました^^

燕山荘標高2712mです。 つづく。

キジのその後

2016-08-01 | 鳥・昆虫

雨が強く降った時のことです。
うっそうと茂った樹木の下にキジの親子が雨宿りをしていました。



お母さんキジの横には大きくなった子どものキジがいます。





横の茂みにも2羽
子どもは全部で3羽のようです。

前に雛を見たのは大分前ですがワラワラと出てきていたのに、
やはり自然の中で生き延びるのは大変なんですね。


でも、去年は1羽だけ無事に育ったのに比べ、今年は3羽。
少しは順調かなと思います。



畑から木の下に移動するときは、素早いです。
まだまだ草木の陰にひそめて生きているようです。





よくみると2羽の目の周りには、赤い模様が見られます。
もしかして雄なのかな?


元気に育って欲しいですね。