のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

白馬乗鞍岳 -1- タカネバラ

2015-09-29 | 2015秋



秋の山シリーズが続きます。
前回、木曽駒ケ岳の時の筋肉痛も癒えてないませんでしたが、週末にまたしても山に行ってきました。



木曽駒で気が付きました。夏休みに全然山にいってなかったことを!
夏山シーズンの終わりはもうすぐそこ。
もう一山登りたいと、地図をにらめっこして、今回は栂池から入るコースで行きました。

またもやゴンドラとロープウェイの助けを借ります!
朝一番のロープウェイで上の栂池自然園駅に着いたのが7:35

今回は白馬乗鞍岳に登頂し、その先の白馬大池まで行きたいところですが、
多分、時間的に無理かもということで、途中いけるところまで行って、12時の段階で折り返す計画を立てました。

天気は曇り。紅葉も素晴らしいのに雲が取れる気配はありませんが、行ってきます!




ロープウェイ駅付近にはノコンギクがきれいに咲いていました。




登山道は、シラビソや白樺の林の中を進みます。




ゴゼンタチバナの赤いがあちらこちらにあって、華を添えてます。




ナナカマドは真っ赤に色づいてます。朝方はかなり冷えるのですね。




標高が上がるにつれて、石が大きくなっていきます。




大きな岩場に、チングルマの棚。
1時間半ほど結構な急坂を上り、天狗原という湿原に着きました。




着いたときはガスがかかっていて、周りがよくわからず。
ゴロゴロとした石の中に祠がありました。




湿原なので木道が敷かれていて、気持ちがいいです。
休んでいると、さあ~と霧のカーテンが突然開いてきました。





まあ!こんなに素晴らしい景色が目の前に~^^

シラカンバの黄色、ナナカマドの赤、ハイマツの青のコントラストがきれいです。
これが青空だったらどんなに素敵だったでしょう。


よく目を凝らすと、写真、真中より右よりに、上にまっすぐ伸びる岩の道が見えますが、
そこを登山者の影が動いています。
そうかあ、これからあの山を直登するのか。
お菓子タイムで元気を取り戻し、再び歩きはじめます。




ほどなくして、またガスに覆われてきました。
今度は、石の大きな登山道に変わってきて、上りの勾配がきついです。



息がすぐに上がってきます。



登山道わきにはベニバナイチゴが赤い実を沢山つけていて、本当に美味しそう~




背丈の低いダイニチアザミが色鮮やかに咲いてました。




ナルコユリのような葉に赤い実が。可愛いです。




バックが青だったらどんなに素敵な色合いでしょう。


森の中の直登をようやく登り切ると、稜線に出ますが、
今度は大岩地帯です。




ガスっていて、風も吹き、なんとも寒々しい・・・
ペンキの目印を見失わないように、足元に注意して落ちないように慎重に進みます。
私は息子と。下の娘は相方が全面サポートで、大分遅れて登ってきます。




物を落としたらまず回収はむりですね。
ガラガラの岩場地帯をようやく登り切ると、急になだらかになりました。
山頂までもうすぐのようです。

すると・・・




ありましたね~!!
もしかしたらあるかな?とちょっと期待してました!




紅葉しているタカネバラです。




夏に八方で見た時には、ヒップの部分が細くて華奢でしたが、秋になるとこんなにもふっくらとするんですね。
艶々のローズヒップでした。




株は数株しかなくて、登山道の脇。草陰に守られるように、地を這うように背丈がみんな低いです。
北海道の海岸でみたハマナスも背が低かったですが、やはり風がつよいのでしょうね。




今回見られたのはこの群落だけでした。登山道以外で沢山の株があるのでしょうか?
なんとも頼りなげな群落だったので、この先も無事にたくましく生き延びてほしいです。
一人、密かに感動しながら、先を進むとまもなく山頂に着きました!




白馬乗鞍岳山頂(2436m)。湿原のあった天狗平から1時間20分もかかってしまいました。
奥に見えるのは、2768mの小蓮華山かな?
さらに進むと白馬岳につづく稜線です。

相方とチビは今頃どこかしら~??

つづく


木曽駒ケ岳 -2-

2015-09-25 | 2015秋



木曽駒ケ岳の山頂から馬の背という稜線を進んでいきました。
ここから先訪れる人は少なく、ほとんどの人はここで引き返していきます。







稜線の横にはハイマツが広がり、チングルマは既に穂が出ています。




コケモモも小さな赤い実ができていました。




何の葉かわかりませんが、真っ赤に色づいています。

最初は気持ちよく平らなところを進んでいたのですが、次第に段差が険しいガレ場が出てきました。
横はすっぱり切れている所もあり、子供たちを安全に下らせるのに必死です。



谷の下の方には、これから行く濃ヶ池が見えるものの、尾根から降りる分岐が行けども行けどもありません。
既にコースタイムの倍近く歩いているのに(汗)
ひっそりとした緑豊かな稜線が延々続いています。



振り返ると、木曽駒ケ岳の山頂がはるか彼方に見えるようになり、さすがに不安になりました。
ちょうど登ってきた方がいらしたので、分岐は?とお聞きすると、
「この先、まだ大分かかりますよ。それから、濃ヶ池から戻る登り返しは、かなりきついですよ。」のお言葉。

子供たちも疲れが出てぐずり始めたのですが、歩かないことには戻れない!
戻らないことには遭難する!!と思い、そこからは必至に歩きました(苦笑)

ほどなくして分岐に到着。
下りながら、折り返します。
しばらくして濃ヶ池に着きました!




お昼もすぎ、1時近くなってました。
訪れているのは他に2組だけ。
ここでしっかり腹ごしらえをして、帰りの登りに備えようと
はやる心を静めながら、昼食になりました。




周りはカール地形になっていて、ナナカマドが見ごろです。




下ってきた稜線がすぐそばに見えました。



少しガスが沸いて見れませんでしたが、晴れれば池から逆さに映る宝剣岳が美しいそうです。

もっとゆっくりしたかったけれど、時間が気になり出発。

私たちが最後なのかなあ~(汗)



無事に戻れるだろうかと不安になりながらも、
自然の中にどっぷりつかっていると、なんとも贅沢です。
気持ちいい~!


写真の奥に写っている建物が宝剣山荘ですが、そこまで折り返します(汗)




途中、トリカブト群落



オオヒョウタンボクの対になっている赤い実




ヤマハハコ




渓流沿いには、アキノキリンソウ



ウサギギクもまだ咲いていました。




水場は、落ちたらずぶ濡れになるので、注意深く渡ります。




途中、梯子と橋がありましたが、難なくクリア




最後の登りは、すっかり子供たちの方がペースが速く、
私は取り残されてゼイゼイ言いながら上がっていきました。




16:20ようやく千畳敷のロープウェイ駅までたどり着きました~
ついてみれば、さすがのシルバーウィーク。
ロープウェイは2時間待ちで混雑していました。

結局、外はもう真っ暗。18:20分発の最終便で下ってきました。
バスで駐車場まで戻り、近くの温泉に立ち寄り、
遅い夕食をとり、帰宅したのは、23:30
1時に起きて家を出たんだっけ・・・
ここ10年の中で一番働いた1日です(苦笑)

恐るべし、シルバーウィークの人気の山でした!!
事故もなく帰ってこれたから言えることですが、
木曽駒ケ岳から奥の稜線、濃ヶ池周遊までできたのは、よい思い出になりました!!

自然の山に抱かれ、充実した時間を過ごせました。
またアルプスの山に行けるといいなあ。

木曽駒ケ岳 -1-

2015-09-23 | 2015秋

シルバーウィークは5連休もあるのですね。
天気もいいことだし、ここは絶対に登山しないと勿体ないと、
子連れ登山が可能な山を調べ、今回は中央アルプスの木曽駒ケ岳に行くことにしました。



事前に調べてみると、大駐車場からバスに乗り、ロープウェイに乗るまで
トップシーズンは2時間、3時間待ちがザラにあるそうです。
大駐車場のバス乗場は4時から並び始めるとあったので、
もうここは腹を決め、1時に起き、1:45に家を出発しました。

真暗闇の中、駐車場に4時すぎに着きましたが、既に7割ほど入っている様子。
バス待ちの列に並びながら、朝食を済ませ、5時始発のバスから順次出ているようですが、
乗れたのは5時半すぎだったようです。
ロープウェイの乗り場のしらび平に着いたのが6時過ぎ。
6:50発のロープウェイに乗り、千畳敷についたのが7時でした。



日本一の標高差を誇るロープウェイだけあり、素晴らしい光景が広がります。



眼下にはスケールの大きな滝が次々に現れました。
標高2600m付近から一気に流れ下っているようです。




千畳敷の駅はホテルにもなっているようですが、この時期は連日満室。



上に着くと、南アルプス連峰(甲斐駒、千丈、北岳、間ノ岳・・)と富士山が雲海の上に連なっていました!




これから登っていく千畳敷カールです(夕方の写真)。写真の右寄り下からジグザグに八丁坂という急登になっていて、
写真左上コルの乗越浄土まで標高差210mを一気に上がります。



まだ登りはじめというだけあって、まだまだ元気に登ります。



8:30乗越浄土着。宝剣岳が近くによく見えますが、岩稜の山なので今回はパス!
しばらく休憩したのち、宝剣山荘、天狗荘を横目に見ながら、中岳へ




9:00中岳着(標高2925m)



中岳に着くと、さらに奥に木曽駒ケ岳がようやく見えました。
標高を60mほど一旦降りて、頂上山荘でトイレ休憩。再び登り返します。




稜線に出ると、西側の尾根や木曽谷が見えてきました。




木曽方面から登ってくる途中にある頂上木曽小屋の赤い屋根が見え、
そのさらに奥には、白い噴煙を上げた御嶽山が見えました。
ちょうど噴火から1年。今でもこんなに噴煙が出ているのですね。
山頂まであと少しです!



10:00、ようやく木曽駒ケ岳着!!(標高2956m)




北アルプスの穂高、槍、乗鞍、南アルプスの山々、八ヶ岳、富士山。パノラマを楽しみながら
おにぎりを頬張り、ここまでは順調な山旅でした。

ここで引き返せば、お昼すぎには千畳敷に戻り、夕方には駐車場まで戻れたのですが・・・
私たちは、この先、馬の背と呼ばれる稜線をさらに進み、途中から下に下って、濃ヶ池をめぐり、
再び宝剣山荘まで引き返す周遊ルートを行くことを計画していました。

地図のプランでは、山頂から稜線を歩き、下り方向の分岐まで40分。さらに濃ヶ池まで30分。
濃ヶ池から宝剣山荘まで1時間のコースです。
10:30に山頂を出発できたし、お昼は濃ヶ池で食べて・・と
ここは余裕に帰れるかなと思っていたのですが、
いやいやどうして・・・・中々に大変なコースでした(汗)

つづく。

栗の収穫

2015-09-18 | 2015秋



蜂のことがあり、庭にはあまり出たくなかったのですが、
栗のイガがとうとう割れはじめたので、
完全防備のスタイルで庭に恐る恐る入って収穫してみました^^;

葉が灰がかかっているように黒いです。
アリが木の幹に沢山這っていたので、
もしかしたらカイガラムシでもついているのかな?





それでも、収穫した栗はぷっくりと美味しそうでした。


他にも、またもやシシトウが50個くらいとれてしまい、
2株だけなのに毎日よく収穫が続くシシトウです。

そうそう、今朝、キジ親子が3匹現れて、和んでみていたのですが、
ふと目を凝らすと枝豆コーナーに入り、盛んに突っついてました。
そう、豆がすきなのですよね!

どうせ、実入りもよくない枝豆だからいいか~と
少し収穫して、あとはキジの食料にしようと思います^^


栗は、栗ご飯になりました!
甘くてホクホクしてて美味しかったです。

モンスズメバチでした

2015-09-16 | 2015年夏


コバルトセージ

昨日から動揺が収まりません・・・

蜂の駆除屋さんが午後にいらして、真っ白い防護服に身を包み、
反対側の屋根の上から巣があると思われる軒下に近づき、
ゴー、ウイーンと作業すること小一時間



ラマルク

終わりました~の声掛け。

蜂は軒下と外壁の隙間から出入りしていて、
巣はやはり壁の中のようで、足場も悪く確認できなかったと報告がありました。



シュウメイギク

屋根裏に入れる小窓があるのですが、該当場所には巣はなく、
壁の中の可能性が高いと。
殺虫剤をかけて出てきた蜂を吸い取って終わりました。



シソ


しばらく様子をみて、また出入りするようであれば、
今度は外壁をはがすなどの作業になりますと。


うわ~、根本解決ならずでした(泣)





窓の外を見ると、殺虫剤がかかった蜂が数匹、
地面でのたうち回っています。

庭もよく目を凝らすと、草の中で這っているのがいます。
当分、畑には行けそうにありません。





案の定。今朝出かけようとしたら、玄関前をノロノロとおぼつかない足取りで這う一匹の蜂がいました。
でかい!4㎝はありそうな大きさに見えます(泣)

可哀想だけど、蜂専用の殺虫剤で確実に仕留めました。
やはり気になるのは蜂の種類です。

もう動かない蜂に近づき、(見たくないけど!)
顔、そして背中の模様とカメラにおさめました。
調べてみたら、背中に紋のある、モンスズメバチのようでした。





巣は、屋根裏や壁の中、木の室など、閉鎖空間に作るとあり、なるほどとうなづけます。
セミが大好物で空中で刈りをするほどの運動能力があるとか。
確かに、セミは沢山いる我が家~

性格はスズメバチの中でも攻撃的だそうです。
怖いです!!


努めて美しいものをみようと努力していますが、
やはり外にでると目を凝らし、まだまだ警戒モードが解けません。

目を凝らすと違うものまで目に入ります。




イラガもバラの鉢植えにいました。
いつもの樹木にも沢山ついています(泣)

なんだか憂鬱で、すっかり気分が沈んでしまいました。


そんな中、心配してくれたのか?
久々にキジが現れました!



オス、メス、そして無事に育っていた子供が一匹。
親子3匹で登場していました^^
良かったです。


ここから先、スズメバチの写真があります。
見たくない方はここまででお願いします^^;




































モンスズメバチの顔です><
仮面ライダーのような目の斜め上、おでこのところが丸く黒くなってます。
ここが黄色だと、オオスズメバチかコガタスズメバチです。





黒と黄色の縞々に所。黒い部分が所々涙のように膨らんでいます。
これがモンスズメバチの特徴のようです。

こんな怖いのが庭に沢山いると思うと非常に憂鬱です
はあ~!!!