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のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

個性的なバラの葉 -3-

2020-05-20 | 原種・原種交配バラ

マスターヒュー

楽しみにしているバラの葉がようやく出てきました。

芽吹きが他のバラより遅いので葉巻虫に狙われやすいのですが、

なんとか無事に出てきました!

太い茶色の枝から、ピンク色をした脈にきれいな緑の葉

葉がワタワタ~と空を仰いでいるように感じます。

 

マクロフィラ系のバラですが、

一番個性的な葉を持つバラじゃないかと勝手に思っています。

もう、7,8年前に植えたのに、未だ花がついたことがありません。

気長に待ちます。

 

このバラの何より個性的なのは、この葉の出方。

一見、葉巻虫に食べられて、シナシナに枯れた葉かと思いますが、

こうして、下を向いて、裏側を見せて新しい葉が出てきます。

 

ハイ、裏返し。こんにちは(笑)

 

裏返しで、ダラ~ンと出てきます。

 

同じ特徴のバラがロサ・ダビディ’フェンヤ’

 

葉の形も似ています。

ダビディ、モエシー、マクロフィラ系のバラ、45度で枝が出ますし、似ています。

 

 

他のバラは?というと、スノードン(HRg)は、ピンと立っているし、

 

ジャクリーヌ・デュ・プレも立っている。

 

と思ったら、ルイリールは、裏返しで少し、ダラ~ンとしていましたが、

下向きまで行かず、横向き(笑)

 

タカネバラも、裏返しですが、ダラ~ンとぶら下がるまでいかず。

 

ジュード・ジ・オブスキュア(Eg)は、伸びている。

 

ヒリエリもモエシー系だけあって、やはり下を向くタイプ

 

白花オオタカネも、下向きタイプだけど、

葉が肉厚なので、あまり目立ってない

 

白花オオタカネ

 

やはりマスターヒューの葉は個性的!!

この時期、こんな比較をしながら、バラの葉を楽しんでいます^^


バラの蕾とげんこつ剪定

2020-05-19 | 原種・原種交配バラ

 

 

ロサ・ユゴニス

今年一番のバラはこれかな?

 

 

黄色い花びらが見え始めています。

 

同じく黄色いピンピネリフォリアのバラ、カナリーバード

どこが違うんだ?という位、似ています(笑)

細い枝ですが、今年は蕾が沢山ついてます。

 

 

今年新顔のタカネバラの白花

まだ小さな鉢植え株ですが、長いガクが見えてきました。

細長いヒップですね。

 

横から出てくる蕾、かわいい~

 

葉は、白花らしく明るいグリーン

柔らかな伸びやかな美しい葉

とても美人さんな印象のバラですね。

 

タカネバラ

まだ、葉が展開中ですが、一緒に蕾も出てきています。

托葉が赤く、靴下をはいている感じ。

白花と赤い花では托葉の色が違います。

 

葉の中からガクの先端が見えてくるとやったー!

実生苗の鉢苗ですが、すぐには大きくなってくれず、

毎年少しずつの成長です。

 

 

オオタカネーK

首が短いのですが、ウサギ耳がちょんと出ていて

しかも、細かな毛があって、かわいらしい蕾です。

 

オオタカネ草笛株

このオオタカネもどちらかというと首が短いタイプみたいです。

 

 

オオタカネーH

葉はやはりオオタカネですが、蕾はタカネに似ている。

ほっそりとして、ヒップも長細い華奢な雰囲気の株

葉や托葉、蕾の色は明るいグリーン

 

オオタカネーH2

こちらは、蕾の色が紫色

 

オオタカネーA

葉も大きくて肉厚。株も大株。

蕾も大きくて堂々としているオオタカネです。

株によって個性があるのか、雰囲気が全然違います。

 

そして、今年げんこつ剪定となった

ペルフェクシオン・ドゥ・モンプレジール

ティー系のバラは、耐寒性が弱いというのは分かっていたのに!

去年大丈夫だったから、つい油断しました。

今年の冬は雪が少なくて、12月になっても積雪無しという日も多かった。

でも冷え込むときは―15度くらいになりました。

それで、ティーやノアゼット中心に枝がダメになったバラが多かったです。

ペルフェクシオンは、こうやってげんこつ剪定になっても

新芽が出てきてくれました。

今年は枝の再生に努めようと思います。

 

しかし、

フロムジローは、まだ赤い芽が現れず。。。

ダメになってしまったかなあ。。。

他にも、マダム・ブラビィ、スミズ・パリッシュ、ラマルク、教会のバラ・・・

雪が少ないのは、除雪がなくて楽なのですが、

植物には過酷な環境だったようです。


個性的なバラの葉 -2-

2020-05-17 | 原種・原種交配バラ

トスカニー・スパーブ(G)

 

金曜日は23℃まで上がり、初夏のように暑かったのに、

昨日は最高13℃で風が強く、1日中震えてました。

今日は風こそやみましたが、曇り空で同じく14℃まで。

でも、やわらかい日差しで、展開してたてのバラの葉がとてもきれいです。

特に、トスカニーの葉は紅葉のようなオレンジ色で出てきます。

オールドローズの葉はこの時期、飛び切りきれいだといつも思います。

 

ロサ・ケンティフォリア・バリエガータ(C)

 

 

オレンジの淵があります。

(写真の下の方、葉巻虫被害にあった葉です。)

 

ブラッシュ・ダマスク(D)

ブラッシュダマスクの葉もオレンジ淵が入って、輝いてます。

 

 

フェリシテ・パルマンティエ(A)

パルパンティエの葉は、折り紙を何度も折り曲げて畳んだかのように

何枚も一度に出てきます。

まだ、出てきたばかりのさわやか緑の葉。

 

キリッと赤い托葉がかっこいいテレーズ・ブニェ(HRg)

 

 

たくましいテレーズとは対照的なスッとした印象のサクライバラ

やはり、和風な感じがします。

 

 

青々とした葉のアルバ・マキシマ(A)実生

アルバらしい健康的な緑

 

 

ロサ・ペンデュリナ・オクシオドン実生

枝がこの時期、まだ焦げ茶色ですが、

鮮やか緑とのコントラストがきれいです。

蕾が見え隠れしてきました。

今年は、少し多そう~^^

 

リバル・ドゥ・パエストゥム(Tea)

 

今年はノアゼットやティー系のバラがみな寒さでげんこつ剪定になりました。

もう、復活しなそうなバラも多い中、

パエストゥムは、被害を免れました。

少し、耐寒性はあるのかも。

我が家では四季咲きが少ないので、

新芽が赤いバラは少ないのですが、銅味を帯びてきれいな色です。

 

スザンヌ(Pinpi)

ピンピ系にしては、少し葉が大きめのスザンヌですが、

このバラもなんともやわらかい表情をした色合いの葉を持ってます。

 

 

シンベリン(Eg)

花色が奥深いバラは葉色も何とも言えない色を持っているのですね。

今日は、花曇りの柔らかな光の下でバラの新芽を楽しみました。

 

さあ、今度は葉巻虫との闘いが始まります。

既に蕾が食べられているバラも多い・・・


個性的なバラの葉

2020-05-13 | 原種・原種交配バラ

ロサ・ダビディの新しい葉です。

他のバラにはない個性的なところがありますが、

どこだか分かりますか? 

 

 

葉の付け根の托葉の部分が丸い円のような形で、

他のバラより大きい。しかもクルンと沿っています。

 

マスターヒューの葉です。

ダビディのように大きくなく、沿ってもいません。

マスターヒュー

 

ロサ・ケンティフォリア・バリエガータもそれほどでもなく、

 

ロサ・ダビディ・’フェンヤ’

ダビディとスピノシッシマ交配のバラですが、

フェンヤでも、ここまでではありません。

 

やはりダビディは托葉が個性的だと思います。

ダビディ

まだ小さい株ですが、大きく育ってほしいです。

 

次は、謎のシリーズ

 

白花オオタカネバラという名前のバラです。

しわの深い、肉厚な葉が展開しています。

 

ルゴサの葉

やはり、しわの深さや肉厚さが似ているんですよね。

 

オオタカネーAの葉は、もっと薄くサラリとしています。

こちらは、もっと早い時期に葉が展開していますし、もう蕾も上がっている。

なので、この白花オオタカネバラという株は、

ルゴサの血が入っているのではないかと勝手に思っています。

でも不思議なのが、このバラの蕾はルゴサと違って、ほっそりしていて、オオタカネやタカネのよう。

謎なのです(笑)

 

次は、白花タカネバラという名前の株

 

去年、お迎えして、初めて我が家で冬越ししました。

薄緑色のあざやかな9枚葉が展開してきました。

ちらりと蕾も見えています。

サラリとした感じの葉ですが、

茜富士や他のタカネバラよりも一枚一枚の葉は大きめで、少し肉厚。

葉の色が黄緑なのは、白花の特徴ですね。

 

葉の展開と蕾の現れようは他のタカネとほぼ同じ時期です。

蕾もついているようなので、引き続き他のタカネと比べてみようと思います。

 

最後に、

ハイブリッドルゴサのルイリールの銅葉が出てきました。

 

葉が展開してくると同時に、あちこちのバラで、葉巻虫の被害が目立っています。

ゴットマザーなのか?赤い大きなアブラムシと

葉巻虫つぶしが毎日の日課になってきて、忙しくしています^^


バラの蕾と新緑

2020-05-11 | 原種・原種交配バラ

オオタカネバラ(草笛株)の蕾

晴れ→雨→晴れ→雨と続き、暖かいやら寒いやら。

満開の桜や梅は、雨に打たれ、早くも花弁が散り始めました。

 

オオタカネバラーAの蕾

 

北国は桜の開花と新緑が一気に来ます。

また、モクレンやレンギョウといった本州ならば一足早く咲く植物も

みな今の時期に同時に開花します。

カナリーバードの蕾

スプリングエフェメラル達のお花も樹木の新緑も同じ時期。

要は、雪解けが目覚めのスタートなのだから皆同じになるのかな~と思いますが、

北国の春は、とても忙しくてせわしないですね。

 

バラは、オオタカネとカナリーバードが葉がでてくると同時に蕾を出し始めています。

 

オオタカネバラーHの蕾

 

一方、原種バラの新葉はみな個性的

ロサ・ポミフェラ

深いグリーンの大きな葉がでてきました。

 

実生のロシア野バラは、逆に細く色も薄いです。

 

タカネバラは、沢山の葉が芽の中にいっぱい詰まっていて、

とても窮屈そう。

細い枝に小さな芽なのに、どこにそんなエネルギーがあるのしょう?

不思議です。

 

それに比べ、サラリと出てきた富士タカネの実生

 

 

茜富士も沢山の葉が畳まれて出てきました。

 

ダビディ・’フェンヤ’はいつも下を向いて「こんにちは!」と出てきます。

 

トンボが脱皮して羽を広げて乾かしているように

ペンデュリナの葉が広がりはじめました。

まだシワシワです。

 

シャルル・ド・ミルの花は濃いピンクなのに葉はきれいな緑色

 

ラネイの花は藤色に近い色ですが、葉も銅味を帯びて、味わい深いです。

 

蕾を出しているバラから、まだ芽の状態のバラまで色々ありますが、

いよいよ葉がでてきて、毎日変わる表情を見ているのが楽しいです。

同時にアブラムシ、葉巻虫との戦いも始まり、毎日パトロールが欠かせなくなってきました。