川霧の北上川と オーストラリアの心暖まる支援

オーストラリアの首相が，初めて震災を訪問した地が，南三陸町だった縁で，町に待望の町立の図書館が出来ました。早速撮影に出かけました。地元の木材が使用され，木の香りが良い図書館でした。本の冊数はまだまだ十分とは言えませんでしたが，何よりも落ち着いて読書できる場所が出来て本当に良かった。　震災前は小さな町の割に蔵書の数が多かった。それが，すべて流され，本当に残念な思いだったけれども，これから少しずつ良い本が増えていって欲しい。読書好きの児童も多かった。その背景には，自分は心臓を患いながらも，子供たちのために本の整理をし，読書活動に励める環境をこつこつと作った一人の町職員がいた。その方は亡くなられてしまったが，その情熱は町の職員に受け継がれている。

私が，避難している市から比べて，ずっと蔵書が多かった。市立図書館なのにあまりの少なさに初めはビックリししたものだ。市が，子供たちの育成にあまり力を入れていないのだなあとわかるようなお粗末な蔵書量なのだ。まあ，本来の市民では無いので何ともいえないけれど・・・。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


帰りに北上川を通ったら，川霧が発生していた。初めて見た。火野正平さんが，心旅で夏に通ったところだ。今は一面氷に覆われていた。