今日、2組のご夫婦が県南の由利本荘市から3時間かけて我が家のバラを見に来て下さいました。
Sさんご夫婦とは2年前「新聞で見たのですが、お庭を見せてもらえないでしょうか」とお電話を頂いたのがきっかけでした。
2年前の6月は夫を亡くして半年経った頃です。
華やかに咲くバラとは反対に、一人でいる寂しさを感じてとても辛い時期でした。
そんな時に、読売新聞の秋田県版にコラムを書いているOさんが我が家のバラを記事にしてくれたのです。
その記事を読んで、Oさんを通じて電話を下さったのがSさんでした。
電話をもらった時にはバラも散り始めていたので、その年の秋バラか次の春においで下さいとお話ししたのです。
約束した通りに昨年6月に又Sさんからバラを見せてほしいとお電話を頂きました。
Sさんが訪問したいと言ってきた日は、ちょうど長野県にいる次男に会いに行くと予定していた日でした。
昨年もやはり夫がいないバラの季節が辛くて息子のところに行こうと思ったのです。
Sさんは大館市の「石田ローズガーデン」の見学を兼ねてとのことだったので、「留守ですけど、庭を見て行ってください」とお話しして見てもらいました。
昨日、Sさんから「ぜひお会いしたいのですが、又バラをみせてください」とお電話を頂きました。
私もお会いしたいと思い今日の午前に約束したのです。
3時間もかけて我が家のバラを見に来て下さるなんて、本当に嬉しい事です。
見ず知らずの方とバラを通じてこんな素敵な出会いがあるなんて幸せです。
今年はたくさんの友人、知人が訪問してくれました。
ふと気づくと、自分の中の辛い気持ちが薄らいでいました。
夫も「たくさんの人に庭を見てもらって嬉しいね」って喜んでくれてるような気がします。
Sさんとお友達のご夫婦にゆっくりバラを見てもらって、帰る車を見送った時・・・
ちょっぴり寂しさを感じてしまった自分がいました。
「ああ~お父さんがいたら、自分たちもSさんたちみたいに色々出かけただろうなぁ~」って。
「でも、しょうがないさ、ね、お父さん。遠くから来てもらって嬉しいね。」と独り言を言ってました。
明日も来て下さる方がいます。ありがとう~