コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

丸の内

2007-07-31 23:55:59 | はしやすめ
「丸の内」ときくと、私とは違う能力を持った人が働く場所。
そんな感覚がわきます。
丸の内に勤める友人はいるものの、自分がそこで
OLさんするイメージはまるでない…のです。(^^;

その丸の内OLの友人たちから「夕食でも食べよう」と声がかかり
ひさしぶりに東京駅周辺に行きました。
彼女たちと会うときぐらいでしょうか、
丸の内オフィス街で食事をするなんてことは。

いやぁ、また一段とビルが増えましたね。
いやビル群はもともとあったのですが、ここ数年で新しくなって
大きくなって、存在感のあるビルが増えたのではないでしょうか。
オフィス街としての丸の内だけではなく、完璧にショッピングとグルメが融合して
一大経済商業圏になっているんですもん!

それもこれも丸の内の大家さん、三菱地所のなせる技なのでしょう。
丸ビル、新丸ビル、オアゾ、東京ビルディング…
私は東京ビルディングにあるTOKIAという商業エリア内のお店を
目指していたのですが、
はじめTOKIAというビルがあるんだと思い込んで、
駅の地図で探したけれど見つからずフラフラ。
お店に電話したら、それはエリアの名称で、
「中央郵便局を目指してください。その隣の
 三菱電機とJPモルガンが入ってるビルです」
というような説明で困惑したのでした。

地図でみるとTOKIAとは書かれておらず、「東京ビル」との
表示なんですね。初めて行く方はお気をつけください。

丸の内を歩いていてやはり私はこの辺りで働くOLさんには
向かないなぁ~と実感しました。
私の横をヒールの高いパンプスですり抜けて行く
早足のOLさんのようにはなれないかなと。

ただ日本を代表する大企業が林立するその光景は圧巻です。
ここから発信されるものが世界を動かしている、ということも
あるわけですから。

丸の内はやはり、ちょいと目を細めてみる場所です、私にとって。



漱石の話題、また出てきたっ

2007-07-30 23:59:50 | 朗読あれこれ
新築のN氏邸にお邪魔しました。
庭をたっぷりとってあってとても気持ちいい!
今回夜にお邪魔したので、次回は是非昼間訪れたい気持ちです。

家のあちらこちらに掛かっている絵画は
原色で描いたものが多くアタシ好み。
大小いろいろ、視線の先にさりげなく入ってきます。

夕食をとりケーキをいただいていると
一緒に行ったR子嬢が「ブログに来てもらうには」などと切り出し
ブログの話題に。

「私のブログの名前は“石に漱ぎ流れを枕とす”
 なんですよ(意味ありげな笑い)」
「ん?きいたことのあるような・・・」
「ほら、アレですよ、アレ!」

瞬時に分からなかったことが情けないのですが、
『石に枕し流れに漱(くちすす)ぐ』といおうとした
晋の孫楚(そんそ)が、間違えて
『石に漱ぎ流れに枕す』
と云ってしまったのを、
「石に漱ぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは
 嫌なことをきいた耳を洗うのである」
と強引に意味付けし言い逃れたことから
負け惜しみの強いことを意味する、のです。

漱石の号の由来です。

ちなみに「さすが」という語に「流石」という字を当てたのは
この故事によるもので、
「さすがにうまく言い逃れよったのぉ、ふぉっふぉっふぉ」
・・・とまぁ、こんな意味によるのです。
         (参考「故事ことわざ辞典」(三省堂))

彼女がそのブログを書く意図は、
日々流れているニュースのなかで
取り立てて注目されずとも見逃すのは勿体ないものを
硬軟とり合わせてピックアップしたい、からだそうです。

ブログをみれば分かりますが、ソースは英語ニュースで
翻訳家の彼女がそれを訳し、原文とともに載せています。
これは英語の勉強になります(笑)。

てなワケで、ブログ“石に漱ぎ流れを枕とす”に興味のある方は
こちらへどうぞ。


こうして図らずもまた漱石の話題となったのでした。

自分を「漱石」と名乗った漱石が、その号のとおり本当に頑固者だった
というよりは、
漱石には人間の愚や性を一歩ひいてみる癖がある・・・
そんな風にも感じます。


N氏がボストン土産のランチョンマット(写真)を渡してくれたころ
外では稲光が瞬き、私たちは雷雨に追い立てられるように
邸宅を後にしたのでした。





夏の光

2007-07-29 09:09:27 | はしやすめ
道端に水を張ったバケツが置いてありました。
水色の、よくあるポリバケツです。

夏の強い日差しを浴びて
バケツの中の水はキラキラ輝いています。

光が波打つのを見ていると、私は
何とも云えない懐かしさが込み上げてきました。

市民プール、
夜市(よいち)の金魚すくい、
(夜市は縁日のこと、ウチのいなかではこう云いました
ただし字のとおり夜の縁日です)
水鉄砲、
堰き止めた川の水に浮かぶスイカ、
盥での行水、
店先に手でまいた水打ち・・・

夏の暑さで少しぬるむのだけれど
バケツや盥に溜めた水は気持ちよくて
とても重宝するのでした。
それに比べて川の水の冷たいこと!

わっかるかなぁ~、わかってもらえるかなぁ~。
むかしのお話です。



風邪にご用心

2007-07-28 23:59:28 | はしやすめ
電車に乗っていると
結構風邪をこじらせている人がいます。
夏風邪ってやつですね。

で、よくあることなのですが、
ゲホゲホいってる人に限って、みると
とても薄着なんです。

えーーーっ!
そんなんだから風邪ひくんだよぉ!
と突っ込みたくなるような人が多いのです。

私は寒さに弱くて
冬は着ぶくれするし夏も長袖を手放さない。
そんなに極端でなくともよいのですが
あまりにみんな肌を露出し過ぎでないかい?

若者は体熱が高いだろうから
短パン、ノースリーブ、タンクトップなどでも
全然平気なのでしょう。
でも若くなくても(笑)男の人は異常に暑がって
クーラーを20度くらいに設定する人いますよね?
そりゃ体に悪いだろ?と思うんですけど。
あれ、かなりの熱を奪ってますもん。

まぁ、でも暑いと寝られないし何もできない
っていうのでしょうから強くは云えませんが、
まわりのご家族に迷惑かけないでね。

そうそう、けさ電車で、子どもに向かって
気にせず思いっきり咳しているお母さんを見ました。
それでまた私は
「えーーーっ!?」

ちょっと神経質・・・でしょうか(^^;



朗読ぐるーぷ「もある」、漱石を語る

2007-07-27 23:58:00 | 朗読あれこれ


暑い夏の夜は、なんだか寝付きが悪くて
そのせいか不思議な夢をみることがあります。

夏目漱石の『夢十夜』。
漱石が書いた十の夢のお話を
一度にライヴでお聞きいただける機会があります。

日時;8月9日(木)昼の部15:00開演 夜の部19:00開演
                (開場はそれぞれ開演の30分前)

場所;東京建物八重洲ホール (03-3274-0120)
   (JR東京駅八重洲口より徒歩2分
    地下鉄銀座線・東西線の日本橋駅より徒歩5分)

入場料;2000円


この日は“漱石デー”。
『夢十夜』の他にもスペシャルな企画があるそうです。

漱石の妻、鏡子の述べたことばをまとめた『漱石の思い出』には
文豪・夏目漱石の日常が見え隠れします。
そんな『漱石の思い出』と漱石の作品を組み合わせ、
彼の人物像を浮かびあがらせる趣向のようですよ。

上の写真は、本日の稽古場潜入時のワンショット。

あなたにとって漱石はインテリジェンス溢れるコワ~いおじさん?
それとも厭世観たっぷりの愛すべき若年寄?

そんなこんなを確かめられる・・・かもしれませんよ。
お聞き逃しなく!

当日、直接会場にお越し下さって構わないそうです。

朗読グループ「もある」のメンバー
塙野ひろ子さんのオフィシャルサイト
参考にどうぞ。




インカ・マヤ・アステカ展に行く

2007-07-26 21:57:00 | はしやすめ


行ってきました、インカ・マヤ・アステカ展。
案の定この日突然思い立って時計をみて
これなら駆け込めると急いで上野に向かったのでした。

キュートな顔の神々、
石板に描かれた物語、
いまなお美しい緑のひすい、
スペインからの略奪を逃れた金の装身具、
直視しても何故か怖さは全く感じなかった
安らかな顔のミイラ、
種蒔きの時期をよんだ驚異の天文知識、
・・・などなど、2時間あまりじっくりとまわっても
飽きませんでした。

上の写真は、アステカ文明の中で作られた
ワシの戦士像。
2メートルくらいはあったかな。
この姿に私は釘付け。

ガッチャマンだ・・・

科学忍者隊ガッチャマンのG1号は「大鷲のケン」
というのですが、偶然でしょうか?
タツノコプロにきいてみないと真相は分かりません(笑)。
(アニメを知らない方には訳の分からない話ですみません)

ジャングルの中であったり高地であったり
また太陽や雨の気まぐれと戦ったり
厳しい自然環境の中であるにもかかわらず、
王が君臨し、人が集まり、都市として栄えて
一大文明を築くまでになる。
便利な工作機械があったわけでもないのに
この思考の豊かさは何なんでしょう!

私たち現代人は、ものに対する執着や愛情が
少なくなってしまったのでは?
そう感じたひとときでもありました。


『インカ・マヤ・アステカ展』オフィシャルサイト




スペイン国立バレエ団、今年も来日

2007-07-24 23:58:17 | はしやすめ
去年、観に行って度肝を抜かれたのです。
最高峰とはこうゆうことかと。
主役だけでなく、端から端まで
すべての舞踊家が
研ぎ澄まされているのです。

スペイン国立バレエ団。

舞踊を観て初めて泣きました。
表現者の集中力と包容力に魅せられたのです。
どの世界でも、真のプロは
触れるとケガをしそうなくらい張りつめた精神力と
すべてを受け入れてくれると思い違えそうなくらいの優しさを
兼ね備えているのでしょうか・・・。

もちろん今年も行きますよ~。
『ボレロ』をやりますもんね。
来日公演のサイトを観ながら待ちましょうか。
ここでは動画も見られるようになっていますし(^^)

笑ってもらって構わないのですが、
素晴らしい踊りを観たあとは思いっきり影響をうけて
その後のフラメンコのレッスンのとき
ヘナヘナ素人ながら、鏡に映る自分の踊る姿を
少しでも美しく活き活きとみせようと努力してみたり
するのです、わたし。
ヤクザ映画を観たあと、肩で風きって映画館を出てくるようなもの
・・・でしょうか。



あるレコーディングの風景

2007-07-23 23:59:34 | 朗読あれこれ
知人が自主制作で音楽CDを作ることになりました。
音楽ライターが本職なのですが、自身で曲をかき
ライヴ活動も行う志田歩(しだあゆみ)さんがその人。
カワイイ名前ですが、ごっつい顔した男性です。

志田さんいわく、
「今回のCDの柱は『最後のライオン』だ」

これは、今回のCDタイトルであり、同名曲が
1曲目として入る予定らしいのです。
『最後のライオン』という曲をCDという形にせむとする
志田さんの心の内すべてをひろうことはできません。
ただCDを制作するという、お金も時間もエネルギーもかかる
ビッグイベントをやってのけようという行動から
(だって自主制作ですもの、 本人の情熱と誠意主導で
突き進むしかないワケで・・・大変)
そのCDに彼の“いま”があり、彼の表現したいことがあり、
それを他人にも広く伝えたいと強く願っていることは
想像できます。

この日、レコーディング中のスタジオに潜入。
志田さんの人徳で(笑)プロのミュージシャンも参加しています。
プロのミュージシャンたちの演奏が素晴らしいのは勿論ですが、
彼らは、そこにあるすべてのものに波及する優しいオーラを発し
決して譲らない厳しさと集中力で
みんなをグイグイ引っ張っていくのです。

よかったね、志田さん。

なんだか時間に大きな制限があるようで(笑)
とにかく必死で録音していましたが、
納得の作品がリリースされることを願うばかりです。

今回の柱だという『最後のライオン』の歌詞を
添えますね。補足になれば・・・と思います。



最後のライオン          作詞作曲:志田歩


最後のライオンが この街に逃げ込んだ
金網食い破り   この街に逃げ込んだ
行き交う人へと 微笑みかけても 奴のジョークは通じない
悲鳴と怒号に 追われ続けて サイレンがこだまする

WOW WOW WOW WOW WOW WOW 非常線飛び越えて
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 駆け抜けたその後に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW サイレンがこだまする
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 涙のラインが光る

遥かな故郷の かすかな記憶は 飲み込まれそうな 大きな太陽
野草の香りに たてがみを揺らす 同族を求め お前は彷徨う
気高き末裔 最後のライオン 金網の中で 捕らわれるうちに
お前の言葉を 話せる種族は お前を残していなくなっていた

もうすぐ洪水が この街にやって来る
全てを押し流す 洪水がやって来る
行き交う人並み きれいに消え失せ 束の間の解放区
ビルの谷間に 生まれたサバンナ もはや帰る場所もなく

WOW WOW WOW WOW WOW WOW 無人の大都市に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 遠吠えがこだまする
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 無人の大都市に
WOW WOW WOW WOW WOW WOW 呼び声がこだまする




必見!22日(日)深夜放送のNNNドキュメント

2007-07-21 20:53:00 | お知らせもの
直前情報です。

22日(日)の深夜 24:50 ~ 25:45
《23日(月)の午前0:50 ~ 1:45 ともいう》
日本テレビ系列で放送する
『NNNドキュメント'07』を是非ご覧下さい。

タイトルは
「1枚の写真が・・・横浜事件65年目の証言」です。

戦時下最大の言論弾圧事件といわれる横浜事件。
私からは何も申し上げません。
番組をみてこの事件のこれまでを
改めて思い起こしてください。

ナレーションは伊藤惣一です。





本当のサービス競争を望む

2007-07-21 20:00:00 | はしやすめ
携帯電話の料金プランを変更しようと
某携帯電話会社のショップに行きました。

私は携帯電話の諸々について詳しくなく、
新しいサービスの登録だの変更だの
本当はモバイル自身を使ってできるらしいのですが
今ひとつどうしたらよいか分からないもので
対面で説明してもらいたくて
何かあったらすぐショップに飛び込むのです。

この日もいつもいく店に行ったのですが
今までここに来て一番分かり易く、そして親身になって
説明してくれて本当に助かりました。

料金プランの変更といっても私は
安いプランに変えようとしていた・・・にもかかわらず
無料通話などを計算してくれて
考えていたプランより更に安いプランをすすめくれたのです。

加えて、今までクリアに分からなかった他のサービスについても
説明、検証してくれて、いまの利用状況でお得か否かを
ハッキリパッキリさせてくれたから有り難かったのなんの。

携帯電話で、誰もが当たり前に知っている「らしい」サービスは、
実はあやふやなままスルーしている場合が多いのでは?
私はそう思います。
聞くに聞けず、聞いても早口で説明されてよく分からず、
何だか便利そう面白そうお得そう・・・そんなこんなで
結局お店のペースで事は進み、若干腑に落ちないものがあるまま
契約する・・・そんなことはありませんか?

でも今回のように親切丁寧に説明してくれて
こちら側の質問にも的確に答えてくれると
合点がいった上で携帯が使えるし、
合点がいったならこの携帯を使い続けようと思います。

契約者の争奪戦が激しい携帯電話業界なのでしょうが、
お客さんに本当に選んでもらうためには
少々手間暇かかってもクリアな説明と的確必要なサービス提供、
この心がけを店頭で繰り広げることじゃないかなぁ、と
私のようなIT音痴は思い切望するワケです。

某携帯電話会社ショップのMさん、
あなたには感謝します!
また何かあったらスグ伺いますね(笑)。