コエトオトからはじまる

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おみや

2011-11-19 00:05:51 | はしやすめ




久々に口にした伊勢名物、赤福。
やっぱりおいしいなぁ。
餡好きにはたまりませんわ。


赤福を見ると思い出す話ーーー。

もう随分むかし、新幹線に乗っていると
通路を挟んで隣の男性が赤福の箱を広げ
へらを使って食べ始めました。

「まぁ、車内で食べるなんて余程食べたかったのね」
と微笑ましく思いながら見るともなく気にしていると・・・
1個食べ
2個食べ
3個くらいでフタをするかと思いきや
4個いき
5個6個と止まりません。

「ええ!?」
と驚き、横目にうかがっていると
ナントその人は一気に赤福一箱を食べ尽くしたのでした!

赤福でお腹を満たすなんて。
なんと申しましょうか、贅沢というかなんというか・・・(^^)


数年前、製造日などの偽装が発覚する不祥事から
心機一転出直した300年の歴史をもつ老舗、赤福。

ファンは多いでしょうから
これからもおいしい赤福をお願いします!




土佐の味を堪能

2011-11-11 23:49:11 | はしやすめ

先日、土佐の郷土料理屋さんに行き、
皿鉢料理をいただきました。





アタシが知っている皿鉢料理よりグッとおしゃれ。
ご覧のように懐石のごとく美しい盛りつけでした。

でもって、そのあと“幻の魚”とも云われているクエの刺身にいって
クエ鍋へーーー。

そのことについて少しだけラジオNIKKEI『FXスクウェア』番組ブログに
書きましたので、よろしければお読みくださいませ。
タイトルは「Yes!鍋」です。(^^)

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長谷川等伯と狩野派

2011-11-05 23:37:11 | 朗読あれこれ




どうしても「竹虎図屏風」が気になって出かけてきました。
『長谷川等伯と狩野派』(出光美術館)

二匹の虎の姿をみて思わずニンマリしてしまいましたが、
驚いたのは、左隻に狩野探幽の筆で
等伯ではない別人が描いたと鑑定されていたこと。

もちろん、これは等伯の作だと認められているのですが、
祖父の狩野永徳と等伯が対立していたこと知ってか知らずか
わざと探幽が書いたのかもしれない、との説明がありましたーーー。
いやはや、連綿と執念深く両派は敵対していたようで・・・。

有名な「松林図屏風」(今回は展示されておらず)のように
等伯は絶妙の余白を見せつけてくれますが、
今回の作品群でもすばらしかったです。

素人評でおこられそうですが(^^;
等伯の絵は、如何様にも解釈ができて想像をかき立てられる事が多く、
狩野派の絵は、技法を知り尽くし、意図が伝わるよう丁寧に描いている。
そんな印象を持ちました。

そんな等伯も狩野派の面々も勉強し真似たという
南宋の末期から元の初期に活躍した
牧谿(もっけい)という人物の墨画『平沙落雁図』にはブッ飛びました。

言葉ではうまく説明できないのですが、
何ともいえぬ薄墨で描かれた風景で、
墨の色なのか余白なのか紙の皺なのか判別できないほどの
やわらかい光とシルエットが圧巻なのです。
これは立ち止まりますよ!


『空海と密教美術展』に行けなかった無念を
少し晴らせましたとさ。