コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

寒くなってきましたから・・・

2008-10-30 22:04:19 | はしやすめ



知人が「いただきものだけど」と
お裾分けしてくれたのは、これからの季節に大活躍、

かぼす

です。

かぼすとすだち。

どう違うのでしょう?

アタシは、大きさの違いかなぁとしか把握できません。
細かい風味の違いが分かりづらくて(^^;すみません。

そして、すだちは徳島産が有名。
かぼすは九州産が有名でしょうか。

でもって、いただいたかぼす。
最初は鍋のときタレに加えて楽しもうと思ったのですが、
ふと傍らの焼酎をみて、やっぱり
焼酎の風味付けとして搾ることにしました。

美味。

さわやかな飲み口になって、
熱い鍋といいコンビネーションです。

ごちそうさま。






『逢読会 朗読公演』のご案内

2008-10-30 02:09:00 | お知らせもの


秋真っ盛り。
ただいま読書週間ですねぇ。(~11月9日)

本を手にとり家で読むのもいいですが、
作品を目と耳で楽しみませんか?
そう、それが朗読ライヴの醍醐味です。

無名塾の稽古場「仲代劇堂」で
宮崎恭子氏がスタートさせた朗読の会『逢読会』。
その13回目の公演が今週末、東京・内幸町ホールで行われます。

と き 11月1日(土) 開場;13時半 開演;14時
ところ 内幸町ホール
入場無料


今回はテーマを作らず、読み手の最も読みたいものをセレクトしたそうです。

浅田次郎「ラブレター」
江国香織「晴れた空の下で」
谷崎潤一郎「母を恋うる記」
星新一「気まぐれロボット」

・・・などなど、どんな語りがきけるか楽しみなラインナップです。

構成・演出は、宮崎総子さん。

お席に限りがありますので、お早めのご入場がよろしいかと存じます。

朗読で、よいひとときをーーー。



なぜかライアン・オニール

2008-10-28 02:38:51 | 朗読あれこれ



かの色男が主演する映画を2本、
立て続けに観ました。

「ある愛の詩」ではありません(笑)。
「ペーパームーン」と
「バリー・リンドン」です。

愛娘テイタム・オニールと共演し、“絆”で泣かせてくれた「ペーパームーン」、
処世術を知ってしまった男の栄枯盛衰をダイナミックに描いた「バリー・リンドン」。

後で共通点に気がついたのですが、
「ペーパームーン」は、世界恐慌が起こった直後の1930年代のアメリカが舞台。
「バリー・リンドン」は、イギリスが世界を牛耳るきっかけとなった1756年開戦の
7年戦争が背景にある。

その後のイギリスとアメリカを見てみると、
片や18世紀後半から19世紀にかけてイギリスは産業革命と植民地政策で覇権をふるい、
片や第二次世界大戦を経て圧倒的な軍事力と市場主義経済で世界の中心となった。

しかし、その両者、おごれるものも久しからず ただ春の夜の夢のごとし・・・ということか、
すべては永遠でないことを思い知ったのではないでしょうかーーー。

いや、アメリカに関しては、21世紀に入って
まさに“思い知る”渦の中にいるといってもいいでしょう。
しかも、経済に関しては、グローバリゼーションがもたらす負の威力によって
アメリカ発で世界中に激震が走っているという始末!

おっと、ライアン・オニールの映画を観ただけなのに
話がすっ飛んでしまいました。

こうして私がどんどん派生していったのは何故か。
すばらしい映画は、時代を読む力があるということなのでしょう。
そしてそれが色褪せないからでしょう。
「ペーパームーン」はピーター・ボグダノヴィッチ監督。
「バリー・リンドン」はスタンリー・キューブリック監督。
感服です。





画伯あらわる

2008-10-25 19:01:31 | はしやすめ



ひとりの芸術家と出会いました。
以前から彼の作品を写真で拝見しておりましたが
本人に相見えるのは初めて。
いや、正確にいうと、彼が生まれて数ヶ月のころ
一度抱っこしてるんですけれどーーー。

描く絵があまりにすばらしく、
我々の間では尊敬の念を込めて、彼を
「画伯」
と呼ばさせていただいております。
絵にとどまらず、その作品の形は
折り紙、焼き物、紙工作など様々です。

写真の作品は、彼が散歩しながら急遽折り紙を買い求め
歩きながら作って私にくれたものです。

イカ(左)とほおずき。
よく見るとイカにはちゃんと目まであります。
どちらも驚くほどの細かい折り込みがあるんです。

ほおずきに至っては、折り方は歩きながら思いついたんだとか。
画伯いわく
「ハッとひらめくんだ」

畏れひれ伏しました。
折り紙でこんなに感動したことはありません。

般若心経をそらんじ津軽海峡冬景色が十八番、
和のものを好む画伯のリクエストで
三時のおやつは、お抹茶と羊羹です。

行儀よくお抹茶をいただく画伯を見ながら、
この小学二年生は、一体どんな表現者になるんだろうと
親でもないのに目を細めた私でしたーーー。

日本もまだまだ捨てたもんじゃありません。





きょうの風景

2008-10-21 02:26:04 | はしやすめ



また都内を散歩しました。

門前仲町で電車を降りて
一路、富岡八幡宮へ。

きらびやかな黄金の御神輿が迎えてくれて
新横綱の土俵入りで有名な境内へと入りました。

参拝を済ませたあと、その足で
近くの深川不動尊へ。

参道で、ちりめん山椒ときざみすぐきを買いました。

そこからてくてく永代通りを歩き出し
永代橋から見えたのが写真の景色です。

橋の上で散歩中の犬と目が合い
互いに目をそらすことができず
振り向き振り向きすれ違ったのが
何とも愉快でした。

下を流れるは隅田川。

そこから茅場町、日本橋、神田、神保町と
およそ5キロを歩いてのゆるゆるタイム。

時間さえあればお金もかからず
リフレッシュできるもんで
散歩はやっぱりいいなぁと思うわけです。



衒学的な映画と文学

2008-10-19 00:29:20 | 朗読あれこれ


秋です。

映画を観るのにも本を読むにも適した季節ではありませんか。

映画と本に出会うためのヒントになりそうなものがありましたので
【朗読もの】にブックマークしておきます。

ブログのタイトルは

『衒学的な映画と文学』

です。
“衒学的”なんてタイトル、筆者の自信ともとれるし嘲笑ともとれるし(^^)
新規アップの頻度は少ないですが、
ひとつのブログが衒学的なもんで(笑)長文ですし、
何度も読み直した方が伝わってくるので
気にならないと思います。

ちなみにアタシがこのブログに辿り着いたのは
2007年のピューリッツァー賞を受賞した
コーマック・マッカーシー作『ザ・ロード』を読んだことがきっかけです。

映画や本の中味だけでなく、その背景やルーツなどに興味を持つ方に
おすすめのブログなので、よろしければどうぞ。




「セロ弾きのゴーシュ」朗読ワークショップのお知らせ

2008-10-13 22:33:28 | お知らせもの


生意気な三毛猫、
歌うことに大まじめなかっこう、
かわいらしい狸の子、
必死のお願いをする野ねずみの母子、

宮沢賢治ならではの動物の描写が印象的で
人間の描写が鋭くて
ゴーシュの気持ちの移り変わりが心に残る

「セロ弾きのゴーシュ」

を、“読む”ワークショップが行われます。


日時;11月6日(木)、13日(木)、20日(木)
   いずれも14:00~17:00
場所;大塚公園みどりの図書室(東京メトロ丸ノ内線・新大塚駅から徒歩3分)
   文京区大塚4丁目49-2(大塚公園内)
会費;1万円(3回分)
対象;原則3回出席出来る方ならどなたでもOKです
   (どうしても2回しか参加できない方は8000円でお願いします)

講師は、俳優でナレーターとしても活躍する伊藤惣一さん。


「セロ弾きのゴーシュ」を
“読む”のか、
“語る”のか、
“伝える”のか、
“表現する”のか、

それは自由です!

主婦の方も
人前に出る商売の人も
商売はやってない人も
しゃべりの経験のない人も
伊藤惣一に興味があるだけの人も

宮沢賢治の代表作品のひとつを通して
朗読ワークショップを楽しみませんか?


お申し込み・お問い合わせは

Tel.Fax 03-3917-1107 (藤村)

もしくは
こちらのサイトの「お問い合わせ」欄
をクリックしてメールでお願いします。



今度は砥部焼です

2008-10-11 01:40:11 | はしやすめ


またまた焼き物の登場です。

これ砥部焼なんですよ~。

アタシの砥部焼のイメージは、
厚みがあってぽってりしていて
色は灰色がかった乳白色に青で絵柄が描かれているというもの。

そんな思い込みを一掃するようなやわらかい白に
立体的なお花のデザインです。

写真ではよく分からないですが
釉薬のあともうっすらと見えて
いとをかしです。

こんな砥部焼を作っているのは
砥部焼のふるさと、愛媛は松山のCELL THE STYLE
というお店でありました。
ここでの砥部焼は女性作家がつくったものだそうでーーー。
手にとると納得です。

秋ですから、これでスープでもいただきますね。



ごみ捨て

2008-10-08 02:51:36 | はしやすめ



ウチの地域でも、10月から
燃えるゴミに「プラスチック、ゴム、革製品」などが加わりました。

燃えないゴミが、その分ぐっと減りましたが
燃えるゴミが増えてしまいました。

本来、燃えるゴミではなさそうな、、、
つまり埋め立て地に限りがあるから
仕方なく燃えるゴミとして扱うしかなくなった・・・
そんな、やむを得ず「燃える」と強制されたゴミを
燃えるゴミの日に出すのは何ともいえない罪悪感があります。

だから、そもそものゴミを減らそうぜって話なのでしょうが、
あぁ、なかなかゴミは減りません。
いかに日常にプラスチック類、ラベル、包装類が多いかを思い知ります。

豆腐をボールに入れてもらったり
卵を1個単位で買ったり
なぁんてのはなかなかむずかしいでしょうし。

すぐには妙案が浮かびませんが、
ゴミを減らす意識だけは持たねばと痛感します、はい。



和西の融合

2008-10-05 10:25:01 | はしやすめ


能楽堂でフラメンコ。

ただただこのシチュエーションに惹かれて行ってきました、
小松原庸子舞踊団のフラメンコ公演。

もちろん舞台にはしっかりとフラメンコ使用の板を敷き詰めていましたが
それ以外は、あの能舞台のままです。

違うのは、
囃子はギターとフルートであること、
地謡(じうたい)ではなくCANTE(カンテ)、
能舞台ではいじらない照明に少し変化を加えたこと、
(ここで変に色を使わず光と影の演出に限ったことは
 能舞台の美しさを損なわず良かった)
普段は演者が出入りする廊下をも使って踊ったこと・・・
などでしたでしょうか。

場所を考えて普通ならマイクを使うであろうカンテも生声。
その響きと踊りを能楽堂で体感して、変な話、
「この違和感がいいんだ」
と思いました。

フラメンコも能楽も互いの国を代表する伝統芸能でしょうけれど
当然のことながら育まれた風土は違うわけで、
はじめ感じる見た目の違和感。
けれど異文化なのだから違和感を感じて当然で、
逆にそれぞれの特徴が際だってきて新鮮な発見があるのです。

これぞ異文化交流の醍醐味か!?

と、思えたわけです。
融合というのは違いが際立つことなのか、と。


ところで、フラメンコといえば、日本では
女性の踊りの印象が強いでしょうが、
男性舞踊手の踊りの素晴らしさも知って欲しい!
フラメンコの力強さとセクシーさは
男性の踊りに凝縮されてますから!