コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

空也像

2008-09-29 17:51:35 | 朗読あれこれ


9月27日付けの日本経済新聞夕刊で
なつかしい写真を見つけました。

空也上人像。

教科書のなかに出てきた写真で
妙に今でも脳裏に焼き付いているものがありませんか?
アタシにとってそのひとつなのです。

空也上人像は、何といっても
口から6人の如来たちが飛び出しているというデザインに
インパクトがありました。
その空也の前屈みな姿勢と表情も。

最初それらが何かもわからず、
そして「南無阿弥陀仏」ということばを表した如来の姿だと知って
写真を凝視したものです(^^)

市井を歩いて、富めるものにも貧しいものにも等しく
南無阿弥陀仏と説いてまわった・・・くらいのことしか知りませんが、
何せ、この像が、空也の成したことすべてを
象徴しているように思えます。

運慶の息子、康勝の作で、京都・六波羅蜜寺にあるそうですが
見られるものなら本物を見てみたいです。


朗読ぐるーぷ・もあるの公演のお知らせ、再び

2008-09-27 02:10:02 | 朗読あれこれ



メンバーの塙野ひろ子さんから、
先日「もある」のみなさんが稽古に集まったときの
近影をいただきました。

近づく10月2日(木)の公演に向けて、今は最終調整の時期でしょうか。
上演作品について、塙野さんがひとことづつコメントをくれましたので
ご紹介しますと・・・


女優・塚本千代 朗読の「蕭々十三年」は、山本周五郎らしい重厚な作品。
胸に染み入る作品がトップです。

ナレーター・藤村紀子 朗読の「ぜつぼうの濁点」(原田宗典)はユニークなお話。
藤村の新たな一面が拓けるかも!?

フリーランスアナウンサー・塙野ひろ子 朗読の「おんな泉岳寺」(諸田玲子)は
渋い内容でストーリー展開がわかりにくいか!?惚れた作品で腕のみせどころです!

声楽家・千葉小津江 朗読の「絵」(角田光代)は
主婦からの共感が得られそうな作品。歌うときとは違う千葉の魅力いっぱいです。

俳優、ナレーター・伊藤惣一 朗読の「なめとこ山の熊」。
これはいうまでも無いでしょう。自然をみつめる宮沢賢治の目を感じてください。


それぞれが選んだ“魂の1作品”。
どんな風にきけるのか楽しみです。



『朗読ぐるーぷ・もある公演』

10月2日(木)  昼の部;開場14:00 開演14:30
       夜の部;開場18:30 開演19:00

場所;なかの芸能小劇場 TEL.03-5380-0931
    中野区中野5-68-7 スマイルなかの2F

入場料;前売り2500円/当日3000円



お申し込み・お問い合わせは
「もある」のサイトからメール(「お問い合わせ」をクリック)で。

もしくは、電話・ファックスなら
03-3917-1107 (藤村)
までどうぞ。

NOWHERE(ノーウェア)2ndアルバム『風に歌う』発売1ヶ月前!

2008-09-22 02:19:10 | お知らせもの
                     CD『風に歌う』(NOWHEREホームページより)




いいものはジャンルを問わず紹介する。
これも【朗読もの】の良いところです(^^)
そこで・・・

3ピースのロックバンドNOWHERE。

塚本晃 [Vocal&Guitar](ex.SHADY DOLLS , HEAVEN)
三輪雅也 [Bass&Vocal](ex.THE SHAKES)
伊藤孝喜 [Drums&Vocal](ソウル・フラワー・ユニオンetc...)
というメンバーです。

彼らが新しいアルバムを、この秋、
10月22日にリリースするのですが、
きょうはその丁度1ヶ月前なのでお知らせのグッドタイミング(?)かと思い
ペンをとりました(笑)。

タイトルは
『風に歌う』

って云われてもよう分からん・・・という方に
最近はよくできたもんで、インターネットで
“試聴”ってヤツができるんですよね。
是非このNOWHERE『風に歌う』試聴サイトへ行って試聴してみてください。

アタシが個人的に「いいなぁ」と思うのは、
NOWHEREの音は、今あまり耳にできない(あくまでアタシの感覚ですが)
太さと隙間があって心地よいこと。
つまり「イェ~イ!!!」って小躍りする感じであること(笑)。
そして歌詞が詩のようにきこえることです。

・・・・・

13曲それぞれの断片、聴いてみてど~ですか?

・・・・・

アタシいつも同じところでハモリたくなるんですよね~。

・・・・・

ギターがベースがドラムが。みんなきこえる。

・・・・・

そんなこんなのNOWHERE約2年半ぶりのニューアルバム、
『風に歌う』にギザ期待です(^^)


誰か止めてぇ

2008-09-20 00:23:51 | はしやすめ



まったくもって“今ごろ!?”って笑われそうな話なのですが、
知人から借りた『太王四神記』を観始めたら
止まらなくなってしまいました。
日頃韓国ドラマにはまっているわけでもなく
ヨン様好きというわけでもないのに(^^;
 (知人はヨン様大大大好きです、やはり)
神話の世界のダイナミックさに引き込まれるというか・・・

あぁ、止まらない、ど~しよう。
やらなきゃいけないこともあるのに
後回しにしてしまいそう。

え?24話あるの?
こりゃまいった。



何て事無い日だけど何かとある日

2008-09-16 20:41:45 | 朗読あれこれ



普通の三連休明けのはずだけど何だか色々あった一日でしたーーー。

健康診断へ向かうため電車に乗ろうと駅に行ってみると
信号故障とかで駅はごった返し。
あまりの混みように1台見送ったら、さぁ次の電車が来やしない。
漸く到着したものの当然のごとくもみくちゃ。
各駅で閉めたドアが2度3度開くわ、気分の悪くなる人も出るわで、
普通なら30分もかからず着くところ1時間かかって新宿に到着。

ふう~っ。

健康診断しながら待合室のテレビを観ると、
昨日からのアメリカ発金融ショックがやはり連休明けの日本にも押し寄せていて
日経平均が崩れ落ちている。いやこれは滑落だ。
3月の年初来安値を軽々と割り込んで。

ふう~っ。

でもって、診断は概ね優秀。
血をとって目と耳の検査してバリウムのんで心電図とってレントゲンもとって・・・
いろいろやった割にはこれといって悪いところはなかったのだ。

ふう~っ。

が、コレステロール値が高いと云われた。
油の摂り過ぎに注意、と。
牛はカルビ、豚はロースじゃないと嫌なんだけど・・・。

帰りに友人の誕生日を祝う品を購入すべく渋谷へ。
彼女もきものを着るので和装グッズにしようと決めていた。
とあるお店で「花咲かじいさん」という名の帯揚げを発見し、これに決める。
何だか縁起がいいし、小さく犬のシルエットがデザインされているのが
友人が戌年生まれなのにピッタリ!と思って。

その店で、帯揚げ帯締め草履の誘惑にあうも
何とか買わずに切り抜けた。
・・・というのはウソで、実はあしたもう一度行ってみようと思ってる。
今なら10%offっていう誘惑にどうしても・・・あぁ・・・
いえ、買うと決めたわけでは・・・あぁ・・・

帰って夕方のニュースを観ていると、随分会ってないが
昔の知人が、秒読み段階と云われる衆議院選に立候補するかも!?といわれ
記者会見をしている様子が映って驚く。
えぇっ!?政界に行くの!?びっくりするなぁ、もう。

人間、ふつうに日々を送っていても
こうして書くと何かと起こっていることが分かります。
大した事ではないんですけどね(^^;



これが溜精棚だ

2008-09-15 19:48:31 | はしやすめ



きのうのブログで書いた「月にうさぎ」という名の棗は
写真のような棚とともに使いました。

白木の美しい棚、これは溜精棚(りゅうせいだな)といいます。

写真は、お手前が終わって、棚に柄杓と蓋置きを荘りつけした状態です。

この溜精棚の特徴は、向かって左側(茶道用語で勝手付(かってつき)側)の格子になっている部分が
古い柄杓の柄を再利用した“ように”デザインされているところです。

というのも、裏千家の溜精軒という茶室の窓が、
使い古しの柄杓の柄でつくられていて
「杓の柄窓」として有名。
その意匠を棚に取り入れたのです。
その本当の「杓の柄窓」はこんな感じです。
        (裏千家ホームページより)


茶道には、決まり事やら由緒やら山のようにあって
一生かかっても覚えられんだろぉ~とつい思ってしまいますが、
出会ったときが良縁。
気長につづけてゆくのがよいのかなぁ、とも思います。

きょうは敬老の日。
ウチの母方の爺婆は、御年96と95。
茶道において少しでも精進するために
ふたりの長生きにあやかりたいですわ(^^)





今夜は十五夜

2008-09-14 09:06:55 | 朗読あれこれ


きょうは旧暦の8月15日にあたり、
中秋の名月、十五夜です。

ちなみに満月ではありません。
満月はあした15日。

中秋の名月は必ずしも満月ではなく(満月でないことが多い)
旧暦の8月15日の月を指すのです。

お月見をしたり、秋の収穫物を備えたりする風習がありますね。

ちなみに、こよみ的常識(?)によりますと
中秋の名月の日は必ず仏滅だそうです。
こよみ的常識計算でそうなるんだそうです。
ふしぎ。


写真は、先日お茶のお稽古のときに使った棗(なつめ)です。
名が「月にうさぎ」。

 うさぎ うさぎ
 何みてはねる
 十五夜お月様
 みてはねる

なぁんて歌いたくなります(^^)

写真では分かりにくいですが、この棗の色が“月色”なんです。
何ともいえない乳白色。
蓋を開けて返すと、ご覧のように兎がこちらを向いています。

お茶のお道具は、ピンポイントでしか使えない
贅沢だけれども季節を大事にする気持ちが伝わるものが多いです。
茶道のおかげで、今までなら素通りしていたものが
ことあるごとに、こうして引っかかってきます。
ありがたや。


東京の空は、朝から雲に覆われていますが、
みなさんのいらっしゃるところから名月が見えるといいですねぇ。



朗読ぐるーぷ・もあるの公演のお知らせ

2008-09-13 01:59:19 | お知らせもの


このブログ【朗読もの】でもお馴染み、
「朗読ぐるーぷ・もある」が、今年も公演をやります。


10月2日(木) 昼の部;開場14:00 開演14:30
       夜の部;開場18:30 開演19:00

場所;なかの芸能小劇場 TEL.03-5380-0931
    中野区中野5-68-7 スマイルなかの2F

入場料;前売り2500円/当日3000円


今回のサブタイトルは
『背中合わせの行方』

う~ん、すぐにはその意図が分かりません。
出演者のひとり、【朗読もの】にもリンクしている
フリーアナウンサーの塙野ひろ子さんのサイト
こちらをご覧頂ければ分かるかも(^^)

お問い合わせなども、このサイトからメールで連絡出来ます。


ちなみに上演作品はーーー

「蕭々十三年」山本周五郎
「おんな泉岳寺」諸田玲子
「絵」角田光代
「ぜつぼうの濁点」原田宗典
「なめとこ山の熊」宮沢賢治

というラインナップ。

以前アタシは、伊藤惣一が語る「なめとこ山の熊」をきき、
熊の親子が目に浮かんできて号泣した覚えがあります。
今回再びそれをきけるのが非常に楽しみです。


話はちょっとそれますが、先日、ナイジェリア出身の歌姫ASA(アーシャ)の
ライヴに行ってきました。
彼女の歌はすばらしく、またリズム隊(ドラムとベース)の息がぴったり合っていて気持ちよく、
気がつくとアタシは前のめりになって体をゆすってました。

そして、ステージで表現するときに必要なものって
テクニックだの演出だのいろいろあるんでしょうけれど、

「やっぱり、からだだ!」

と感じたのです。
表現者のからだすべて。
そこから何もかもが湧いて出てくる。
それに尽きるのだと。

とてもいいものを見た気がします。

なので、今回の「もある」のみなさんの公演でも
からだから湧き出るエネルギーに期待しちゃおうかな。ははっ。



P.S.「もある」の皆さん、美女揃いなのに上記のような小さい写真しか手に入らず
  ごめんなさい。
  あ、真ん中の伊藤先生も実物はもっと美男です。




箸渡し!?

2008-09-08 17:49:33 | 朗読あれこれ



日本人なら毎日使うであろう箸。
アタシなんぞ洗う時ついついぞんざいに扱いがちです。

この度、新しい箸をいただいてしまいました。
ご覧の二膳。

塗り物で、ちょっとざらついた手触りがまた持ち易く
良品です。
これは大事に扱わないと(^^;

お箸の専門店「銀座夏野」の品です。

こうしてお箸をしげしげと眺めると
デザインや色、長さや素材が気になります。
手に持ってみてしっくりくるかどうか、
掴みやすいかどうか、
愛着がわくかどうか。

やはり日本人は箸にこだわるやもしれません。
もしかしたら椀よりもずっと。


恥ずかしい話ですがアタシの箸の持ち方は正しくありません。
当然美しくありません。
昔から母に
「あなたには持ち方を教えたのにできない、弟は教えないのにできていた」
とバッサリ、嫌味を云われてきました。とほほ。

あと「箸を長く持つ人は親から距離をおいて生きてゆく、
短く持つ人は親元近くに居る」
なんて教えられましたが、それって何が根拠なんでしょうか?
きっと根拠はあるようでないんでしょうけれど(笑)、
箸はとかく縁起ものに関わることが多いように思えます。
それだけ日本人にとって身近で大切なものなのでしょう。

ですから、ついぞんざいに洗ってしまうアタシでも、
これまで使っていた箸を捨てる気にはなれません。
箸を捨てる、ってできないですよね?割り箸でない限り。

「銀座夏野」によると、箸の起源はピンセット型で、
一方が人間、一方が神様のものとされて
人と神を結ぶものと考えられていたそう。
人間が生きるための食物を口に運ぶ“はしわたし”ですもんね。

ちなみに「銀座夏野」では、ご希望とあらば使用済みの箸を箸供養してくれるそうです。


さぁ、みなさんもご自分の箸を眺めてみてください。




白露

2008-09-07 09:13:13 | 朗読あれこれ
・・・と書くと、なんだか
いま揉めている相撲力士の話題のようにきこえて
ちょいと困りますが(^^;

きょうは二十四節気のひとつ、

白露(はくろ)

です。

大気が冷えてきて、野の草に露が宿る。
そうして秋の趣を感じる頃とされます。

昨夜東京で、またもや雷が鳴り響くどしゃ降りがあったため
けさ草花はしっとりしていました。

まだ蒸し暑さが残るものの外気は少しずつ秋に向かっています。
いつも立ち寄るコーヒー屋さんには
モンブラン風味の泡立ちコーヒーが新商品として登場してましたし(^^)

よい一日を。