コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

筋肉痛のワケ

2009-03-31 21:46:00 | はしやすめ


仕事の荷物を詰め込んで
都心の電車を乗り降り。
これがどんなに大変か、
身をもって思い知りました。

タクシーに乗りゃエエやん、
なんてこと云わないでください。
電車を使いたいわけです、いろんな理由で。

エレベーターやエスカレーターのない駅が意外と多い、です。

階段に出くわすたび、アタシはスーツケースを抱えて
おいしょおいしょと上り下りしないといけないワケです。

気を遣って、まわりの人はアタシを避けてくれたりします。

こりゃベビーカーは大変だわ、とか
お年寄りにはこたえるだろう、とか
やっぱりそんなことを考えちゃいます。

そうして仕事先を往復したものですから
きょうは腕がすっかり筋肉痛。
情けなかったりもするのですが(^^;
駅は移動のための場所なんだということを
駅ナカを充実させるのと同じくらい
JRさんや私鉄さんらに考えて欲しいなぁと
思うのでしたーーー。








みちのくの浄土 平泉

2009-03-25 19:28:10 | 朗読あれこれ



お花見にはまだ少し早く
寒の戻りの砧公園で
見事な仏像たちに会ってきました。

世田谷美術館でひらかれている
特別展「平泉」(~4月19日)です。

あの中尊寺金色堂の西北壇にある仏像11体が
そろって迎えてくれます。
これがまず圧巻。
しばらくここから動けません。

曼荼羅図、経文、工芸、蒔絵など、
藤原清衡(ふじわらのきよひら)、基衡(もとひら)、秀衡(ひでひら)と
三代つづく奥州藤原家の繁栄と浄土への想いがしのばれるものが
多々見られますが、
なんといっても大人も子どもも堪能できるのは
仏像の顔と姿ではないでしょうか。

長い年月を経てパーツが欠けたものも多いですが
それがまた哀れさもあり愛嬌もあり、想像をかきたてます。
難しい話はとっ払って(笑)好みの仏像探し・・・そんな方が楽しい!
・・・とアタシは思います(^^)


アタシがこんな風に仏像を「楽しめる」のは、
文楽や辻村ジュサブローさんの人形が好きなせいかしら!?
と自己分析。
人形と仏像は別!と云われるのかもしれませんが、
アタシにとってはどちらも
「いかに魂をもっているか」
ということが最大の魅力なので・・・。


マルコ・ポーロが「東方見聞録」で
“黄金の国、ジパング”
と記したのは奥州平泉ではないかという説もうなずける、
美術館入り口に鎮座する
縮尺五分の一という金色堂の模型も目をひきます。

よろしければ花見ついでにどうぞ。






しぶとく生きろ

2009-03-21 23:52:24 | はしやすめ


友人からいただいたお花に水をやっていて
きょう発見してしまいました。

よ~く見ると、
葉っぱの真ん中、葉脈のど真ん中から
茎がすぅ~っとのびて
次の花が咲いているものがあるのです。
写真左下の葉っぱを見てください。

これはよくある“風景”なのでしょうか?
植物に疎いアタシは
違和感を通り越して
そんな「花のデザイン」にぶっ飛びました。

この法則でゆくと、葉を突き抜けて咲いた花の葉っぱからも
またすぅ~っと茎がのびて
ネズミ講式に花咲いてゆくのでしょうか・・・

写真では大きく映ってますが
茎は細くて葉も小さいんですよ。

なのにこの生命力!
なんとおっしゃる花か存じませんが
えらいこっちゃ、御見逸れいたしました。




童謡、子供時代とともにあった唄

2009-03-18 19:41:36 | 朗読あれこれ


寺山修司編著の
『日本童謡詩集』(立風書房)
が面白いです。


氏いわく
「ひとは、子供時代を唄うことによって、
 みずからの現在地を確かめる。
 「童謡」は、大人のなかによみがえることによって、はじめて
 人生の唄としての値打ちを獲得するのだ。」


あぁ、私にも覚えがあります。

寺山修司が「童謡」と位置づけるのは、
子どもの頃よくきいて口ずさんで
大人になって唄ってみてまたグッとくるものですから
そのラインナップはとても楽しいものです。


椰子の実
砂山
どこかで春が
朧月夜
村祭
・・・・・
これらは当たり前でしょうが、

美しき天然
唐獅子牡丹
上海帰りのリル
少年探偵団のうた
時には母のない子のように
・・・・・
この辺りのチョイスはさすがです。

読みながらつい唄いたくなる本。
アタシはあの唄が耳に残ってるよ、なんて
話がはずむ本。

自分の「童謡」をみつけてみたくなります。



旨っ!“太陽のラーメン”

2009-03-15 10:20:43 | はしやすめ



世間ではよく“ラーメン党”が話題になるものの、
そば、うどん、パスタに比べて
ラーメン屋さんにはそれほど足を向けないアタシ。

「太陽ラーメン、食べに行きましょう!」
と友人に誘われて
「なんじゃそりゃ!?」
と云って若干引き気味だったことは否めません。


とぉ~こぉ~ろぉ~が!


絶品だったのです、太陽のラーメン。
トマトがたっぷりのスープで、
燃えるイタリアの太陽のごとく
オレンジ色に輝いています。


さっぱり味のトマトスープですが
飲み干したくなるコクもある。

極細麺が食べやすくてツルツルいける。
つい替玉を注文したくなる。
なんでも麺には豆乳が入っているらしい。

「この歯ごたえのよい菜っ葉は何?」と思ったら
小松菜の品種改良種、江戸菜というらしい。

トマトには当然チーズのトッピングが合うわけで
メニューにも「太陽のチーズラーメン」がある。
スープパスタ!?
いや、でもラーメンなのである。

友人の注文した鶏パイタン麺もすこぶる旨いっ。


・・・などなど、予想外の(笑)大満足でした。

牛はカルビ、豚はロースのアタシですが、
ラーメンは、さっぱりコクと酸味のあるものが
口に合うのかしら(^^)


「太陽のトマト麺」店舗はこちらのようなラインナップのようですから
よろしければご体験あれ。





「一葉記念館」に行く

2009-03-12 05:00:22 | 朗読あれこれ
                  樋口一葉(右)と「萩の舎」の同門・田中みの子




かつての吉原に近く、
そして一葉が一時、荒物駄菓子店を営んだ住居跡のすぐそばにある
「一葉記念館」を訪れました。

チラシの写真にもあるように
“樋口一葉と明治のファッション”
という特別展に惹かれたのです。


「一葉って字もうまかったのねぇ」
「分家した次兄の虎之助さんの行方が気になるぅ」
「針仕事に洗い張りか、ひぇ~っ、アタシにゃできねぇできねぇ」
「案外あっさりとネクストステージに移れる人だなぁ」
「浦野理一の“一葉の蝶”、ステキ」
「あ、辻村寿三郎作の一葉人形だ!」
「一葉作品はこれもこれも映画化されているね」
「1872年生まれ、少し長生きしてくれれば戦後まで生きられたんだ」


勝手なことをつぶやきながら
一葉の短い人生と
明治の女性の日常と
“塵の中”での観察眼に
思いをはせました。
※一葉は(吉原にほど近い)龍泉寺町での日々を「塵の中」を称し日記をつけていました。
 これが後の作品に大いに影響したことは想像に難くありません。


“奇蹟の十四ヶ月”といわれた本当に短い間に
「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」など
世に残る大作を書いた樋口一葉。

いまは五千円札の顔として鎮座しておられますが、
さて、彼女の本望かどうか・・・。
天才作家は、意外に出世欲は無く、
好きな人と幸せな結婚ができたら・・・と、
そんな願いを叶えたかったようにも思えるのです。


「一葉記念館」のサイトはこちら





信心

2009-03-08 10:26:06 | 朗読あれこれ



散歩が好きです。
歩くのが苦にならない、というのでしょうか。
時間が許すなら5キロくらい平気で歩きます。
よそ見しながらですけど(^^;

必死に歩いていないので
旨そうな食べ物屋さんをチェックしたり
すれ違う犬に愛想をふりまいたり
マナーの悪い自転車の運転に怒ったり
そういえば・・・と仕事のことをちょいと考えたり
意外と飽きません。


散歩中、神社や寺を見つけると
なるべくお参りします。
通り過ぎるにしても、心のなかで
「あん」
とつぶやいて。
「あん」って何?と訊かれたことがありますが
親からそう教わったわけでして、
まぁ、神さんたちに挨拶しているとでも申しましょうか・・・。
素通りしてはいないよ、という
神さんたちへのアプローチです(笑)。
いえ、信心です。

もちろん時間があれば境内へ。
境内の雰囲気が好きなんですね。
古い建物、石畳、大木、神殿の様子・・・

あぁ、信心といえば
落語「堀之内」をききたくなります。
ウチにあるのは志ん朝さんのものです。

粗忽な主人公の
ドタバタ堀之内詣で。
呆れるくらいのおっちょこちょいぶりですが
その“必死さ”が
おかしくも憎めないのです。


還暦、感激

2009-03-04 14:52:43 | はしやすめ


予告をしていたのでご報告を。

知人の還暦誕生パーティーは、3月3日、
にぎやかにhappyに行われました。

大きなアップルパイは知人の好物。
そしてサッカー好きの知人のために
ロウソクはサッカーボールの形。
愛されてるね。

拍手にこたえて知人のスピーチたるや、

「昔から60までは生きようと思っていて叶いました。これからは余生です!」

めちゃめちゃ元気に明るく云いきりました。
長~い余生になりそうですね(^^)


あすは、二十四節気のひとつ「啓蟄」。
冬眠していた虫たちも動き始めるころです。
人間もちぢこまっていちゃイカンな。