コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

お試し中

2008-01-30 00:51:24 | はしやすめ


実は、パソコンが新しくなって
このブログは、そのおニューPCを
あぁでもないこぉでもないと格闘しながら作成して
アップしたのですが・・・・・

苦労した割に見た目は特に変わりません(^^;

いやぁ、パソコンって本当に大変なものですね。
では、またお会いしましょう!

わが目、わが耳を信じよ

2008-01-29 01:54:26 | 朗読あれこれ


第六版がでたばかりの広辞苑に、“スキャンダル”があることを
このサイトを通じて知りました。

スキャンダルといっても、それは広辞苑が起こしてしまったミス、
れっきとした事実です。

神戸新聞のこの記事をお読みください。

「芦屋」と広辞苑をひくと、
“在原行平(ありわらのゆきひら)と松風・村雨の伝説などの舞台”
と書いていますが、これは間違いだと指摘。
その舞台となったのは「須磨」であって、
どうやら行平を、弟の業平(なりひら)と取り違えたらしい、
ということです。業平は、芦屋に別荘があったとされ芦屋にゆかりの人物なので。

兄弟だからそりゃ間違うわよねぇ~、と笑ってすまされない
広辞苑スキャンダルなのです。
しかもこの間違いは初版からずっと誰も気づかず放置されたまま。
私の第三版でみても確かに間違ったままでした。

いやぁ~、まさか広辞苑に間違いがあるなんて!
と普通思いますが、「論座」で特集していた
“ザ・メーキング・オブ・広辞苑”という記事を読みますと、
編集はまさに人の力による、地道で根気の要る
情報収集と取捨選択、校閲・編集の繰り返しのようですから
「人は間違うもの」
と考えるのが自然なのかもしれません。

思えば、そんなことって私たちのまわりでもあることですよね?
本当に正確さを要するデリケートなものを扱うなら、
相当慎重に丁寧に調べなければならないってことなのでしょう。
自分の目と耳を使って。
そうゆう警鐘を鳴らしてくれたんですね、この事件は。

おっと、そう云いながら、この広辞苑スキャンダルについても
神戸新聞の記事を鵜呑みにしてるぞ。
せめて在原行平と業平についてちょいと調べてみましょうか。



冬空の東京タワー

2008-01-26 23:59:51 | はしやすめ


仕事で一日中とあるホールに缶詰にされ(^^;
終わったあと地下鉄までの道々を歩いていると
目の前に目映い光の東京タワー。

久しぶりにこんな大きな東京タワーを見た。

冬の凍てつくような夜の空気のなか、
オレンジ色の細い二等辺三角形が
やさしく浮かんでいました。

やっぱりちょっと見とれますね。

音楽&朗読『イヌワシになった青年』

2008-01-24 02:36:14 | お知らせもの


多くの場合、朗読者は作品と出会い、惹かれ、その作品を人々に語ります。
出会いも様々で、本屋さんで出会ったり図書館で出会ったり、
人から勧められて手にとったり仕事で出会ったり・・・。

今回ご紹介する朗読ライヴは、作品に出会ったというより

“人の生き方に突き動かされて生まれたもの”

という言い方が当てはまるような気がします。

鳥海山を愛し、その自然を守ろうと活動していた一人の青年。
その青年を26歳という若さで失いながらも、息子が生き抜いた人生と
彼の遺志を誇りに思う両親。
青年の生き方、両親の生き方に感銘を受け歌をつくったミュージシャン。
その歌を通して壮絶な人生を送る人々を知り、彼らを語る決意をした朗読者。

このライヴは、人間の目に見えない“思い”が起こすひとつの奇跡
なのかもしれません。

青年の名は、池田拓(いけだたく)。
ミュージシャンは、へんり未来、
朗読者は、塙野ひろ子です。

音楽と朗読でつづるライヴ
『イヌワシになった青年』は

2月7日(木) 18:30開場 19:00開演
場所;プラザプラザ(高田馬場駅から徒歩1分)
入場料;2000円(ワンドリンク付き)

となっています。
お問い合わせなど詳しくは、
フリーアナウンサー塙野ひろ子さんの告知ブログ
ご覧ください。ここでチラシも見ることができます。


なお塙野さんたちは、この音楽&朗読『イヌワシになった青年』を
全国的に広く公演してゆきたいとの意向です。
ご興味のある方、私の町で公演は可能か?などのお問い合わせも
お気軽に、塙野さんのe-mail
piroK0018@aol.com
までご連絡ください。



病中雪

2008-01-21 09:41:19 | 朗読あれこれ


今日は朝から雪で往生するかなぁと覚悟しておりましたら
東京は何とか積雪を逃れました。

ホッとするも雪国の方々を思えば何ともひ弱な話でございます。

雪といえば、日曜の朝、NHK教育の俳句の番組を
観ていましたら、子規の句が出てきました。


  いくたびも雪の深さを尋ねけり


番組の途中、句に通じる映像をバックに
何の解説もなく、句だけ読み上げられるこのコーナーが
私は好きです。俳句に詳しくなくても
その映像と句を自分の中でリンクさせて
「何を詠んだのだろう」と思い想像するのが楽しいのです。
直感的に好きな句とそうでない句もでてきます。

上記の子規の句は、「病中雪四句」と書かれた連作の一句
だそうで、その四句とは


  雪ふるよ障子の穴を見てあれば

  いくたびも雪の深さを尋ねけり

  雪の家に寝て居ると思ふばかりにて

  障子明けよ上野の雪を一目見ん


病床にあることの多くなった子規は、障子の外の雪が
どんな雪なのかどれほど積もっているのか
見たくて見たくてたまらない。
子規の声がきこえてきそうなほど
真っ正直で無垢な感じ、それとともに病気に対する
焦燥感のようなものを感じます。


日曜朝、NHK教育の俳句と、その前に放送する短歌の番組。
たまにでもいいですから観てみると、私のような俳句短歌の素人でも
時折貴重なものを拾います。おすすめします。

ちなみにこれらの番組は、短歌、俳句の愛好者の
絶大なる支持を得る長寿番組です。


何故か、うどん

2008-01-20 10:21:17 | はしやすめ


青函トンネル・瀬戸大橋開通記念「貨幣セット」
なるものを譲っていただきました。

白銅の500円硬貨2枚、
1988年、今から20年前に発行されたそうです。

・・・というよりまず、青函トンネルと
瀬戸大橋(本州四国連絡橋の1つ、児島・坂出ルート)が
同じ年に完成していたとは驚きです。
きっとその年は大きな話題だったでしょうに(^^;


瀬戸大橋が開通する前、本州~四国を行き来するには
フェリーや水中翼船、ホバークラフトに乗るのが
日常でした。(飛行機は別として)

その中で岡山の宇野と香川県の高松を結ぶ
宇高連絡船は特に活用されていたのではないでしょうか。
1時間の航行がさほど退屈でないのは、船内での飲み食いが
意外に楽しいからかもしれません。
ビールに竹輪、これは大人のベストセット(笑)でしょう。
そして忘れちゃいけないのがデッキで食べる讃岐うどんです!

確か200円くらいで食べられたと記憶してますが、
きつね、たぬき、そして素うどん、
というシンプルなラインナップ。
発泡スチロールの器に入って、薄いナルト、お揚げか天かす、
そこにネギを散らすという、なんてことないトッピング。
しかもメインのうどんは、讃岐うどんのコシを期待すると
アテが外れます。フツーのうどんです。

しかぁし!
これを海風をうけながらデッキで食べると
何とも云えず旨いのでした。
つゆまで全部飲み干してしまいます。

あの旨さはなんだったんだろうーーー。

今はなき宇高連絡船のうどんを食したことのある人なら
きっと通じる“郷愁”です。




朗読、クラリネットとともに

2008-01-16 01:11:44 | お知らせもの


『Recitation with Clarinet』
という朗読ライヴがありますのでお知らせです。

と き;2月1日(金)開場18:30 開演19:00
ところ;ラパン・エ・アロ 03-5469-2570
    (地図はこのサイトのABOUTから)
入場料;前売り2500円 / 当日3000円 (全席自由)
お申込み;藤村紀子 Tel&Fax 03-3917ー1107


ナレーターとして活躍する藤村紀子(ふじむらのりこ)さんと
クラリネット奏者・藤家虹二(ふじかこうじ)さんの
“朗読とクラリネット”のコラボレーション公演です。

今回で3回目。
藤村さんの人を包み込むような優しさと経験値が
藤家さんの作曲した“不良オヤジ”魂あふれる音色が
溶け合って反応し合って
他にはないゆったりとした朗読のひとときを過ごせるでしょう。

朗読者が作品に向き合い伝えようとする、
その覚悟を受け止めてそこに音をつむいでゆくーーー。

お二人の、情熱を秘めた静かな呼吸がきこえてきそうです。


メニューは
「月日貝」高樹のぶ子 作
「ラブ・ミー・テンダー」江國香織 作
「雪」幸田文 作
ほかの予定で、特に「月日貝」では、藤村さんが
「私と同世代の人が抱える哀しみや愛情をそのまま伝えられたら」
と意欲を示してらっしゃいます。

また今年「藤家虹二クインテット」結成50周年を迎える
藤家さんのスイングジャズを満喫できるコーナーもあるそうです。

2月に入ったばかりの金曜日、
ちょっとホッとしに表参道に寄り道してみませんか?



沖縄では・・・

2008-01-13 11:00:49 | お知らせもの
関東地方はここ数日冷え込んで、寒さに弱い私は
さっそく風邪がお腹にきてピ~ピ~の情けない有様。

一方沖縄は真夏日が続いていたというではありませんか!

そんな沖縄に在住の知人が・・・とは云っても友人を介しての知人で
先方はよく覚えてないでしょうが・・・
沖縄の普天間基地の即時閉鎖を訴えて
普天間基地の米軍司令官らに書簡を送ったので、
これは腹が痛いけど力を振り絞って(そんな大袈裟な・・・)
みなさんにお知らせせねばと思いブログを書いています。


彼の名はドーナル・ラニー。
アイルランドで彼の名前を知らない人はいない、
というくらいの有名なミュージシャンです。
読んでみると、住んでいるからこそ分かる基地の騒音、危険性が
具体的に分かってきます。

まずはこのYAHOO!JAPANニュースをごらんください。

そして駐留米軍が何の改善策もとらず、
「沖縄の人たちが、日々我慢を強いられる
異常な状況におかれている」ことに対して抗議する
ドーナル・ラニーの書簡をこちらのブログで読んでみてください。
英語と日本語で書かれているので、よろしければ
お知り合いですとかグローバルに広めてください。

外国人が数年住んだだけで、沖縄の置かれている“特殊な事情”を
察知してしまうほどの沖縄の現実。
そして米軍基地再編問題の渦のなか、
普天間基地の代わりにと、今度はジュゴンのすむ辺野古に
新しく基地建設が計画されていることも心に留めながらーーー。




着物を譲っていただきました

2008-01-10 23:59:45 | はしやすめ


数年前に私の父母の住む田舎で
大雨による河川増水や床上浸水の被害がありました。

ウチは近くの排水溝から水が溢れたくらいで
大した被害にはならなかったようですが、
母親の知り合いのお宅は水浸しになってしまったそうです。
しかもそのお宅は貸衣装屋さんだったとか。

山のようにあった和洋の貸衣装はほとんどが
使い物にならなくなったそうです。

でもそんな中、何とか被害を免れて着られそうな着物がある、
よかったら貰ってくれないかと、その知り合いの方から
母にお話があったそうです。

日本舞踊や三味線をやるウチの母は大喜び。
くださるのなら喜んで使わせていただきます、と
着物や帯をいただいたそうです。

一方、着物と聞くと、最近敏感な私、
「もし私に合いそうなのがあったらくださいな」
と母に打診しますと、
写真のような着物3点と帯2点を送ってきてくれたのでした。

水害の難を逃れて生き延びた着物と帯。
シミやほつれなど少々あるものの、
縁あってここに辿り着いてきたんだなぁと思うと
愛おしさが沸いてきます。
大事にしようと思います。

ちなみに私が持っている数少ないきものたちは
1着を除いてすべて母や知人から譲り受けたもの。
本当はシミ抜きや補修しなければならないものが沢山あります。
でも一挙にしようとすると結構お金がかかるーーー。

頭の隅っこには「あの着物をいつか補修したい」
という思いがあって、
まずは呉服屋さんか悉皆屋さんにきいてみなきゃ、とか
お金の融通がきく程度ならばいいんだけど、とか
考えちゃうんですよね。

でもこうしてあれこれ手だてを考えるのも楽しかったりする。
譲ってもらった着物ですが、そんな風に思いやりながら
少しずつ少しずつ自分のものになってゆく・・・
のかもしれません。



初釜の茶会

2008-01-08 23:10:01 | はしやすめ


新年を迎えて、また今年も研鑽することを改めて誓う場、
私にとってそれが初釜かもしれません。

作業をする水屋が少し暑いように感じる
3月中旬から下旬の気温の中、
いいお天気に恵まれて、多くのお客様をお迎えして
諸先輩方のお点前を拝見しながら
私は濃茶席の半東さんに精を出して取り組みました。

お昼のお弁当を食べたあと、先生のはからいで
謡いの師匠をお招きして1曲謡っていただきました。
私のような小謡の分からぬもののために
歌詞カードを配ってくださったのでここに記します。


御題小謡 『火』

松浦潟(まつらがた) 魚釣る乙女 火をかかげ
魚釣る乙女 火をかかげ
沖ゆく船をとどめよと領布振山(ひしふりやま)の雪の袖
くれないに
裳裾を濡らし火の国に
鮎を占ふ足媛(たらしひめ)
耀く古代 渡津海の海と陸とは隔てなく
道平らかに異国(とつくに)へ
往きて帰らぬひとも帰れと 今日早鞆(はやとも)の
神祭 春を寿ぎ 和布(わかめ)刈る


写真は、初釜で飾られた今年の干支ねずみの香合です。
その色合いゆえに、初め私は「ひよこまんじゅうみたいだ」と
思ってしまいました。あしからず。