robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

竜王戦開幕:羽生、「マジック」でなく「ワールド」?

2008-10-20 10:00:03 | 将棋な私
今期竜王戦は海外対局で開幕。パリで土日対局&時差もあるのでライブでネット観戦しやすい状況でファンも堪能した人が多かったと思う。

で、後手番羽生が一手損角換わりの将棋をやや優勢みたいなところからスパッと綺麗に決めて先勝。

中盤、「角を切って金と桂馬の2枚換え+飛車まで成りこめる」という展開でシメシメのはずの渡邉竜王が思わぬ難解局面(勝ちのはずなのに・・・)→気付いたら非勢→ありゃりゃ決められて負けちゃったという展開。

羽生マジックは非勢からの逆転の局面で言われる表現なので、昨日の将棋に関してはチェシャキャットに導かれた迷宮ワールドのような将棋に見えた。地磁気が狂ったような感覚を渡邉が受けたようなので、次の対局までに立て直せるかどうかがかぎと言えば鍵。

ちなみに、ネット観戦記をまたWEB進化論の梅田望夫氏が丁寧に竜王戦HPのブログに書いている。これまたコンテンツとして秀逸。なんでもパリの開幕戦に羽生は梅田氏を半年近く前にそれとなく読んでいたそうな。

出る前から勝つと決めていたとすれば、タイガーの全米OPEN「怪我してても僕は出て勝ちます」並みにカッコよすぎ。

次局は月末、間隔があると言えばある、時差調整とかしてる期日を考えるとあっという間とも言える。これから数日の渡邉竜王ブログのコメントにも注目。