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robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

朝日オープン本選:珠玉の対局ライブ観戦の喜び

2010-01-15 18:44:54 | 将棋な私
羽生-畠山/渡辺-行方というトーナメントの山で、AMの対局で羽生と渡辺が
共に勝ちあがり、午後にファン念願の直接対決が実現した。

半年ちょっとぶりの対局ながら、ネットでライブ観戦ができるという意味では
前期竜王戦以来なのでほぼ1年ぶりという感じでPMの羽生-渡辺戦をライブで堪能。

当然、仕事をしているrobiheiとしては十二分に勤務時間内ではあるものの、
それぐらいのやりくりは将棋ファンとしてやって当たり前である(笑)

結果は研究合戦の様相の角換わり先手後手同型から、渡辺が暖めていた(blog本人談)
新手のタイミングの少し前で新手を出した羽生の新手一閃という感じでの決着。

この対局の振り返りの渡辺竜王のコメントが奮っている。一部引用すると、

>数か月間、間違った認識を持ち続けていたことになり、
>何度も何度もこれでもか、というくらい研究の見直しを
>繰り返せば防げたはずのミスで、それが出来なかったの
>は猛省しないと

これを読んで、僕は「フェルマーの最終定理の証明」の本を思い出した。
将棋指しと数学者、一見畑は大きく違っているように思われるが、

「論理的に突き詰めた結果、生み出される証明=それが完璧なら定理化」

という筋道で考えれば全く同意義の作業をしているとも整理できる。

現役最高峰の名人竜王対決でまた一歩進む難解な将棋での「解」探しの旅の
1つのプロセス。

それをライブで観戦でき、ハラハラしつつ帰趨と決着、そしてその振り返りを
ダイレクトに共有できるということはとてつもなく素晴らしい。

渡辺竜王、どうもありがとう。勝ち負けを超えていい時間を過ごしました。

これからも定理の確立に向けて挑戦を続けられたい。

王将戦:挑戦者決定

2009-12-08 11:12:00 | 将棋な私
リーグ戦が終結、5-1の好成績で久保棋王が挑戦者に。

王将戦は1-3月で指される7番勝負、羽生冠位者、挑戦者久保
棋王戦は2-3月で指される5番勝負、久保冠位者、挑戦者未定(多分佐藤)

順位戦B1の大詰め時期でもあり(あと年度内に4局)、久保は名実ともに

「冬に一番忙しい棋士」

ということになる。

さあて、ちょっと先走りで大胆予想しちゃおう(笑)

王将戦:4-1で羽生防衛
棋王戦:3-1で佐藤挑戦者(予定)が奪取
順位戦:久保君、A級復帰

ということで、久保利明棋王にとってはこの冬は

「タイトル戦では二兎を追って裏目に出て、その代わりといっては何だがA級棋士に戻る」

という展開を予想。3月下旬に振り返りますが、丸々当たる確率、80%!と
控え室の行方八段並みの断言をしておきましょう(爆)

竜王戦決着

2009-11-30 14:09:24 | 将棋な私
ちょっと出張に出かけてたこともあるんですが、なんともコメントを上げるのが
億劫な展開で・・・・

もう1週間近くたっちまいましたが、渡邉竜王4連勝で防衛。

■渡邉が強い→だったら竜王戦以外でもバリバリ勝って欲しい

■中下位にコロコロ負ける渡邉→その割に竜王戦だけ妙にやたらと強い

この合間で心はゆらゆら揺れてます。

羽生に相性が良いという現段階での状況はありますが、それも棋士・羽生として
克服すべき対象という程度のこと(かつての藤井・深浦・森内などと同様)かも
しれないんだけど、それも含めて羽生渡邉の番勝負が次々組まれないことには
検証のしようもないこと・・・

「竜王戦専用・羽生世代克服特化型最強棋士」

というので如何でしょう?当面の渡邉君の呼び名ですがね。
ま、将棋界にも”Mr.October”が居るってことにしておきますか・・・

あーーーっ!!釈然としねーわ、ホント。

将棋界:一番大事なこれからの3ヶ月

2009-11-24 11:02:44 | 将棋な私
気が早い話だが年末が見えてきていて、更にその3ヶ月後には年度末が来るという
スケジュールで誰しも「年度単位」を意識する人々は動いている時期、将棋界も
ご他聞に漏れずそういう時期である。

さて、今日は佐藤康光九段の話。
順位戦は2年前の開幕六連敗に次ぐ開幕5連敗、全九局なのですでに負け越し確定。
挑戦云々を語ることはおろか、またぞろ首が寒い年末年始を迎え、3月第一週の
「将棋界の一番長い日、A級順位戦最終日」まで気が抜けない。
またしても必死の3ヶ月になるような状況を自ら出来させてしまった。

一方で冬のタイトル戦の王将戦と棋王戦では順調。
前期失冠した棋王戦はあと2勝で挑戦者になれる(しかも1つ負けられる)し、
王将戦もrobiheiの予想ではあと2局のリーグ戦終盤の対局を2つとも勝つと年末
に挑戦者決定のためのPOの参加者2名に滑り込める可能性が極めて高い。

不惑の豪腕、40にして自らの将棋の造りにフォームの迷いが出ている感は否めない
ものの、まだ坂を転げ落ちるという状況には見えない。

再度のピーク作りには、当たり前ながら目の前の棋戦に勝ち続けるしかない。
モテ光くん、こうやって市井から心の声を張り上げて応援しているファンもいる
ということを感じて結果を出してね。

竜王戦第三局

2009-11-11 16:34:10 | 将棋な私
長文書く気がしない。昨日今日と京都の本願寺で対局。

また渡邉勝ち。これで○○○で6連覇に王手。
王座戦の羽生並みに竜王戦の渡邉が強さをアピールしだしたのかな?
ちょっと面白くない展開。

まあ、去年のことがあるんで1番入れば様相変わるかも・・・だけど。
入るかなあ?・・・・
個人的賭け率なら、大人気なく渡邉4連勝防衛に2万カノッサぐらいだな(笑)

竜王戦第二局

2009-11-02 19:35:20 | 将棋な私
最近Twitterばっかやってるのでblogを書く頻度が更に落ちつつありますが・・・

もうすっかり過去の感じですが、先週指された第二局、また渡邉勝ち。
まあ、それは既に予定調和の域に近づいている(さすがに言いすぎ?(笑))から
いいんですけど・・・

問題はその後帰ってきて土曜日に王将リーグでまた豊島君に渡邉竜王が負けてる事。

竜王戦以外やる気ないんですね、わかりますた

もういいや。早く豊島君に羽生とガチガチの番勝負を戦う地位に登ってもらおう。
もはやrobiheiの今後の興味は羽生名人があと1期の竜王位を戴冠して永世七冠王になれるかどうか。

歴史の顰に倣うと、

「なれなさそう」

というのがこの設問へのなんとなくの回答ということになる。
羽生ファン歴長いrobiheiのコメントとしては結構、シビアな見込みなんですけどね。

その予想を覆してもらうためには、あと2・3年の間での大勝負が必要。
早く来年の秋が来ないかなあ・・・と今から妄想を胸に抱いて切望中(笑)

さあて、すんごいことになって来てるぞA級が

2009-10-23 18:20:22 | 将棋な私
ちょっとだけマニアックな話になるんですが、ご容赦くだされ。

昨日で第4ラウンド(全9局)が終了したA級順位戦、最上位が名人挑戦、
下2人がA級の地位を失う。勝敗は以下の通り。

順 棋士名  勝 敗
7  谷川浩司九段 4 0
3  森内俊之九段 3 1
9  高橋道雄九段 3 1
10 井上慶太 八段 3 1
1  郷田真隆九段 2 2
5  木村一基八段 2 2
8  三浦弘行八段 2 2
4  丸山忠久九段 1 3
2  佐藤康光九段 0 4
6  藤井  猛九段 0 4

オジサン2名が去年昇級して話題になった今期のA級10名。9位高橋、10位井上の
2人の40代棋士は、

「良く戻ってきた、1期で陥落するだろうけど」

という評価だった。それが今3位と4位。

このまま頑張って挑戦者になるとは思わない。しかし、「降級しないA級力」と
いうものが、将棋界ではある種の膂力としてとてつもなく高い評価を受ける。
議員バッジをつけてるか外すかぐらい、A級に居る居ないで違う。

A級でいること自体、タイトルに挑戦するぐらいの値打ちがある意味ある。
確実にある。

高橋井上の2人とて、下位3勝はまだ安全圏ではない。
ただ、下に1-3やら0-4の棋士がこれだけタンマリ居る状況を考えると、
ここまでは驚異的な星の伸ばし方と言える。

逆に、名人竜王経験者の丸山・佐藤・藤井。
このTOP棋士たちの首筋が既に10月にして薄ら寒い事態に・・・

将棋ファン、それもコアなファンなら一言この星取表を見て、

「 ひ え ーーーーーーー  ^_^; 」

としか言いようがない状況。

正直、上4人では「強そう」なのは森内しか居ない。谷川に挑戦を是非!の声は
これからいや増しに高くなるだろうが、こっちはあまり興味がない(笑)

「他人の不幸は密の味」(笑)という陰口が叩かれる将棋界最大のイベント、
A級順位戦の降級棋士決定までのプロセス。
多分、高橋井上は助かる確率が現時点で既に50%を超えている、感覚値として。
およそ7割は助かりそう。

一方でコアなファンが多い鰻屋こと藤井、
「お前落ちたら地磁気狂いすぎだろ」と言われるであろう大棋士佐藤康光。
この辺が今のところ先の見えないトンネルを未だ匍匐前進している状況、、、
しかもお互いラス前で直接首を落としあうような対局番組だし(笑)

いやー、、、、すんごいわ。

全然たとえが違うんだけど、

「トヨタとイトーヨーカドーと全日空のうち、半年後に2社破綻する。
その破綻しちゃうのは、 どこ と どこ ???」

みたいなムリ目のQに、無理やり答えを出さされるようなものである。

さあて、潰れるのはどこ?どこなの???・・・(爆)

竜王戦第一局

2009-10-15 19:23:20 | 将棋な私
比叡山延暦寺で昨日今日とさされた開幕局。中盤からの捩じり合い、一瞬森内に
分がありそうな場面がありつつも渡邉が終盤の難解な局面を制して先勝。

渡邉は竜王戦だけ強いのが問題である。他棋戦でも勝たないと、
「年間4勝で暮らす男」
と25にして陰口叩かれるし。

まあ竜王戦の4勝で年収4600万あるんだけどね(笑)
藤沢秀行という往年の名棋士(囲碁)が囲碁界最高峰の棋聖戦でそれをしばらく
やってましたが、、、あれは60近い歳での話だったからなあ。

その囲碁界では井山八段が名人奪取、最年少の20歳でのタイトル奪取。
将棋の竜王位で当時19歳の羽生、名人位で当時21歳の谷川浩司の若年記録に
匹敵するビッグタイトル奪取。

井山君、オメデトー\(^o^)/~~~ 
明日はそっちの方が全然大きな取り上げ方になっちゃうな・・・

森内、次頑張れ。全体的には渡邉ペースで竜王戦が進んでいきそうな予感がする
開幕局でありました。

竜王戦開幕

2009-10-14 15:50:00 | 将棋な私
今日から、なんと対局会場は比叡山延暦寺での開幕。
お隣の囲碁界では20歳の名人誕生の可能性がある名人戦第五局が同日程で開催。

先手番の森内が意欲満々の標準版角換わり腰掛銀からいきなりのパンチで1日目
から早くも佳境の趣き。今、再度の▲45歩となった場面。

当然ながら、挨拶代わりの研究将棋での一発ということになる可能性が高い。
そういう意味ではこの開幕局は森内が勝たないとイケない展開になってきてる。
この研究将棋を微差で堪えて終盤の捲りで勝つ様なら、渡邉の勢いが一気に加速
してしまう図式も頭の中でチラつく感じである。

長らくの羽生世代ファンのrobiheiにそう思わせるのだから、渡邉竜王も強く
なったものである(笑)

お隣さんで地殻変動進行中

2009-10-08 17:05:32 | 将棋な私
囲碁界をお隣さんと表現するのもナニですが(笑)

今日打たれた名人戦第四局、若干20歳の井山裕太八段が張栩名人(五冠)を下して
これで●○○○で大三冠の一角を戴冠するのにあと1番まで来た。

うーむ、若者が勝つのはいいぞー。張栩だってまだ20代だから年寄り扱いは失礼
ではあるが・・・

将棋界だとまずは豊島君なんだよね、20歳前後っていうとさ。
あとは天彦・糸谷・稲葉あたりか・・・?

なんとか上の年齢層の分厚い壁を突き抜けてタイトル戦に早く登場して欲しい
ものです。世代対決がやっぱり勝負事は一番面白いからね。