里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ヤブカンゾウ(ユリ科、ワスレグサ属)

2006年07月06日 | 庭の山野草
庭のヤブカンゾウが咲いた。  いつの間にか家内が植えたものだ。

このヤブカンゾウは中国原産で、栽培していた物が野生化したそうで、私の地方
では自生種のノカンゾウより圧倒的に数が多い。
名前は、中国名の“萱草”の音読みで“カンゾウ”を当て、藪に生えるカンゾウと
言う意味で“ヤブカンゾウ、藪萱草”と名付けられた。
又、“萱”には“忘れる”と言う意味があり、この花の美しさに愁いを忘れると言
う意味で“ワスレグサ”とも呼び、その他にも“オニカンゾウ”等とも呼ぶそうだ。
ヤブカンゾウノカンゾウ(9/11半田山)

このヤブカンゾウ、若芽と花は食用になり、根を煎じて飲めば潰瘍、利尿に効果
があると言うし、この草を身につけると物思いを忘れるとも言い、良い事ずくめ
なのだが、
私などは、一寸下品な感じがするヤブカンゾウより、同属の一重のノカンゾウや
ユウスゲ(キスゲ)の方がずっと“物思いを忘れる”ほど、上品な感じがする。

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