一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
輝いた日々
あの、学生時代だったろうか、本気で世の中を変えられる人間になろうと思っていました。
いや、そうでなくてはいけないと。
それは自分が特別とかいうことではなくてしいて言えば自分が恵まれているからこそという感じで。
そもそもいろいろな人の助けをえて仏様と出会い救われたのだから、これだけ法を学んだのだから、そうでなくてはいけないと。
なんとか僧侶になることができて懸命に歩んできたのだけど、振り返るとこれでよかったのかなと思う自分がいて。
でも世の中皆、そんな理想通りに生きている人なんていなくて。
生きることに必死で、生活のため、家族のために生きているのが本音で。
でも懐かしいな、あの頃の自分。
本気で思っていました。
それはそれで輝いた日々でした。
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