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指導者

昨日、NHKの番組で女子高校バスケットの有名監督さんのことがとりあげられていました。その方は自分自身、しごきのような先輩からのいいつけの日々に疑問を感じ、バスケットの道をあきらめ指導者になったそうです。教員になり自分がされたような意味のない指導はしないと熱血に教えたのですが、熱意の反面、生徒たちはついてきてくれなかった。ある時、寒い時期、日が暮れるのが早くなり生徒の車での送りをしながら他愛のない会話をするようになりました。恋愛の話、友達の話、好きなテレビの話。そうしたところ、同じ厳しい練習をしたとしても生徒たちはそれに答えてくれるようになりました。
監督さんにかかるとどんな弱小チームも常勝チームに変わっていく。番組を視て感じたのは選手との信頼関係の深さでした。一人一人の性格と特性を分析してその人間性の向上に一番、力を入れておられました。監督の下に集まった生徒は他の強豪校にくらべ、人数が20人位と少人数です。信頼感をつなげてチームをつくるにはその人数が限界とのことでした。選手は一人も脱落させない。いままでホームシックとかの理由以外に退部した生徒はいなかったそうです。
私は非常にこの監督さんに感銘をうけました。ただ同じような指導の仕方でもけっして結果がついてくるとはかぎらないとも思いました。印象深かったのは監督さんの趣味はDVDの映画鑑賞だそうです。とくにラブロマンスが大好きとのことでした。
多分、10代の女子の心に共感しやすい純粋性を監督さんがもっていて、彼女たちをわが子のように愛する父性が魅力なのだと思います。
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