2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

■脂肪の塊

2009-08-16 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  
  「スロー・ステップ運動とエンヤトット宣言」という意味の分からないタイトルのせいか、昨日のわがブログは、近年まれに見るページ・ビューを記録しました。素晴らしきかな好奇心!訪問してくださった方々、本当にありがとうございます。明日からも、よろしくお願いいたします。

  また、熱心な方からはエンヤトットについての問い合わせもいただきました。岡林信康という類まれなる音楽家のことは、たった1日のブログで書き表すことは困難です。

  明日からは、スロー・ジョギングやスロー・ステップの進捗をご報告しつつ、岡林信康についての話を書き始めるつもりです。

  ところで、スロー・ジョギングを始めたきっかけについて、まだ書いていませんでした。ヒントは、日本時間で明日の朝に決着がつく全米プロ・ゴルフ選手権にあります。

  今日、3日目まではタイガー・ウッズが2位に2打差をつけてトップを走っています。このまま快調に飛ばして明日、優勝すれば全ては筋書きどおりというわけです。

  岡林信康が類まれなる音楽家であるならば、タイガー・ウッズこそは不世出のゴルファーです。ところが、こんな天才でも、私のような凡人と同じデータをもつパートがあります

  それは、身長と体重。彼と私は、身長も体重も全く同じなのであります。185センチ、84キロ!

  ただし、その体躯のほとんどが強靭な筋肉で占められているタイガーに対し、私は火あぶりにされたら、あっという間にしたたり落ちてしまうであろう脂肪に体中を占有されています。

  若いころ、モーパッサンの名作「脂肪の塊」を、「脂肪の魂」と誤読していました。長いことずっと、「脂肪の魂」だと思っていたので、文学部の女子学生に対し、『モーパッサンの脂肪のタマシイについて話そう!』などと議論を吹っかけたときには、『それって、脂肪のカタマリよ!』と冷ややかに返えされたものでした。

  タイガー・ウッズと同じ身長・体重の数値を持ちながら、ゴルフがいっこうに上達しない私にとって、今やるべきことは、肥満からの脱出でした。全米プロを戦うタイガーは、まさしく競技者としての魂に火をつけましたが、私は脂肪の魂を燃やさねばなりません。

  それが、スロー・ジョギングを始めたひとつのキッカケです。

  

  
コメント
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