2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

反原発を表明する。

2011-03-28 | ■エッセイ
  3月11日に起きた大地震と津波による福島第一原子力発電所の事故は、発生から2週間以上経った現在でも全く収束の目処が立っていない。

  状況が一進一退を続ける中(否、どんどん悪くなっていく中)、政官業が癒着した原子力発電事業推進の実態、電事連や東電のマスコミ買収、産学協同の美名に隠れた御用学者の育成など、以前から反原発の側に立つひとたちが主張してきた事ごとがどんどん明るみに出てきた。まさか、と思っていたことのほとんどが真実だった。

  今はもう、多くの人がテレビや新聞の嘘に騙されないだろう。インターネットで国内、海外問わず情報を入手し、それを取捨選択して、自分の意見と照合しているだろう。

  気づくには遅すぎたし、気づくための代償はあまりに大きかったが、この先も何とかして地球を存続させようとする人間であれば、今すぐに原子力発電推進に歯止めをかけなければならない。日本の原子力行政の巨大な闇を告発しなければいけない。

  私は昨日、1200人が参加した反原発デモの列に妻と共に加わったが、銀座通りを埋め尽くした近年のデモでは見かけることのない大群は、明らかに脱イデオロギー、ごく普通の人たちの集合体だった。ツイッターには、主に若者から次のような意見が寄せられている。

 →昨日、デモ慣れしたおじさんおばさんには引いたりしたけど、それでも原発をなんとかしたいという気持ちは一緒だ。歩いていて無力さに辛くなることもあったけど、やるしかないんだなと。ぜひ次回も行きたい。ちょっとでも「普通の若者たち」を増やさなくてはね~。

 →反原発デモ、東京は1000人でドイツは25万人だなんて絶対おかしい。次は参加する。自分がやっている仕事だけが社会だなんてことは絶対にない。もっと現実に向き合わなくてはいけない。すぐ隣にいる人を説得しなくてはならない。この場に及んで社会が変わらないなんてありえない。東京にいる人へ。

 →昨日の「ドイツ25万人、日本20人」の話だけど、正しくは日本の銀座デモは1200人。東電前での座り込みが20人【だった】が、それにすら昨日は200人以上集まった、ということです。誤解ないようにさらに付け加えておくと、これは「結構すごい」ことです。

 →1千人を超える市民が銀座を練り歩いたデモは、これまでの「反原発運動」のイメージを一新させるものだった。「右も左も」「環境論者もそうでない人も」問わなかった。生命と生活に危機感を覚える普通の人々が「原発は要らない」と訴えた。 : 田中龍作

 →「オレ、デモ童貞なんだ」「あたしも集会バージンだし」って会話も耳にした(笑)。「これ、声をいつあげればいいの?」と訊ねてる彼女に「わからないけど、自分が同意できるなと思ったら声をあげればいいんじゃないかな」と答える彼氏とか。初めての人もたくさんいた。その意味も大きいと思う。

 →昨日は銀座~日比谷公園にかけて行われた、反原発デモに参加した。初めてデモに参加したので、正直本当に緊張していました。歩き出す前におばさんがくれた「原発を止めよう」「エネルギー代替政策を」というプラカードの内容が、自分の言いたいことそのものだったので、それに奮い立たされ元気に歩けた

 →.@seikoitoさんも、次に大きな反原発デモがあったら、是非参加してください。有名人の方が参加すれば、きっと色々変わっていくと思います

 →昨日の「反原発デモ」。 BBCがさきほど厚めに報道していた。 当事国のマスコミの姿勢が疑われる。 いや、すでに疑われてる。 いや、すでに見捨てられていると言った方が正確か。

  
  
コメント
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