2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

■急がばまわれ

2010-01-13 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  新年会や年始まわりといった年明け特有の儀式も一段落して、いよいよ本格始動という感じですが、いきなりフランスのカンヌへ行くことになりました。当地で開催されているMIDEMという世界的な音楽見本市へ参加するためです。

  テレビのニュースでは毎日のように世界各地を襲う寒波の様子を流していますが、特にヨーロッパの各空港での混乱は頭の痛い問題です。私はルフトハンザを利用してフランクフルト乗り換え、ニースへ到着した後にシャトルバスでカンヌへ入る予定ですが、このフランクフルト空港で欠航が相次ぎ、3日間も空港に寝泊まりしているという被害者まで映し出される始末。凍結した滑走路を無理に離着陸されるより欠航の方がマシかもしれませんが、相応の対策が必要だと思っています。

  もうひとつ少しだけ心配なのが腰の具合で、昨年末から整骨院のお世話になっています。先生の話によると左右の骨盤がズレているとのことで、昨年このブログでも高らかに宣言していたスロー・ジョギングやスロー・ステップも一時休止状態になっています。同先生いわく、自転車に乗るのはダメ、走るなどもっての他とのことで、歩き方の指導まで受けました。

  年明け最初のブログにこんなことを書くのも、じつは年末年始にブログを訪ねてくださった方の多くが「スロー・ジョギング」や「スロー・ステップ」というキーワードがきっかけになっていることが分かったからです。トラックバックも2件入りました。

  私がスロー・ジョギングやスロー・ステップを始めたのはNHKの番組がきっかけになっていますが、昨年末に整骨院で受けた歩き方の指導についても順次ご紹介できればと思っています。

  
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■梅林のカツ丼

2009-08-22 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  本日で、いよいよ15日間連続スロー・ジョギングを完遂しました。室内のスロー・ステップも含めて、せめて90日は完全継続したいと考えています。

  さて、15日続けてみて、体重はほぼ変わっていません。減りもしなければ、増えもしていません。ただ、気のせいか腹部の脂肪の輪(これを脂肪環と勝手に呼んでいます。同じ読み方ですが、脂肪肝ではありません)、がどんどん増殖しているように思えます。

  これは、燃焼されつつある脂肪の、最後の抵抗ではないかと考えるようにしています。実際、ジョギングを始める前に履けていたズボンが、今ではウエストがきつくて入らないという現象も起き始めています。

  走れば走るだけ太るという構造はありえないので、やはり「脂肪の(魂)」が最後の抵抗を試みているものと思われます。

  フリーになってから、食生活がガラリと変わりました。朝~昼~晩と家で食べることが多いので、普通の食生活に戻りつつあります。酒量が激減していることも特筆すべきことでしょう。

  会社勤めをしていたころは、昼飯といえば、トンカツ、焼肉、鰻、寿司、ラーメン、天丼、カツ丼、マーボー丼などなど、メタボ食ばかりでした。夜ともなれば、ビール、焼酎、日本酒、ワイン…と、カロリーを流し込んでいるようなもの。

  今では信じられないような食生活でした。とはいえ、フリーの身になって半年も経つと、やはり思い出すのは禁断のメタボ食!

  昨日、銀座の映画館に行ったついでに、神田の「きくかわ」か、銀座の「梅林」に行こうと心に決めました。今後は、そのような懐かしきメタボ・ランチの数々を撮影し、ブログに上げるべく、昨日は意気込んでカメラ持参で出かけたものでした。

  さて、映画の衝撃で、さすがに「きくかわ」の鰻の大串を食べる気がしなくなり、梅林にて好物のカツ丼を食しました。ここは、普通のカツ丼と特製カツ丼がありますが、私は普通の方が好きです。特製は分厚いトンカツを卵でとじた上に、さらに半熟の卵が乗るという趣向のもので、さすがに大食の私でも二の足を踏むコワモテのカツ丼です。

  普通のカツ丼は肉の厚さもほどよく、卵のとじ具合も心地よく、まさにカツ丼の雄といえるものです。カツを箸で持ち上げたときに、緩めにとじられた卵がご飯の中に流れ込むような光景は、この半年間というもの、すっかり忘れてしまっていました。

  このカツ丼と至福のときを過ごす中で、私は大事なことを思い出したのです。しまった!写真を撮るのを忘れてしまった!

  時すでに遅しで、カツ丼はすでに半分ほどになっていました。料理の写真は、やはり仕上がりの全体像を写してこそ意味があるわけで、まさか、食べかけの料理写真など、誰も見たくはありません。

  それにしても半年振りのカツ丼。昨日の私は、刑期を終えてシャバに戻った受刑者が、夢にまで見た馴染みの店へ飛び込み、慌ててカツ丼を貪るような光景だったのかもしれません。
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■ご近所走り!

2009-08-19 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  今朝は、10時から五反田で仕事があったので、スポーツの森公園には行かず、家の周りを50分走りました。

  早朝の大森山王は、日ごろの陸上トラックとは趣が異なり、人々の生活の有様が僅かな時間の経過の中に変化していく過程を認識することができて、これはこれで、面白い体験でした。

  明日は、またアニマル・プラネットでの5キロ走に挑戦します!

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■スロー・ジョギング・イン・アニマル・プラネット

2009-08-18 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  盛夏とはいえ、朝晩には涼しい風が吹くようになりました。

  わがジョギング・コースも、立ち込めた木々の間から心地よい風が吹きぬけてきます。ここで聞こえる音といえばセミの声だけ。一時は話し声が聞きとれないほど、無数のセミたちによる轟々たる鳴き声が迫ってきていたのですが、今はそれが半分くらいになったような気がします。

  ジョギング・コースのあちこちに散らばる夥しい数のセミの亡骸が、季節の移ろいを感じさせます。

  それでも、このコースを走っていると、空中から血の気が多いセミたちの攻撃を受けることがあります。目の前を威嚇するように飛んでいったことは何度かありますし、今日は首筋に一撃を喰らいました。

  ストレッチをするためにベンチに座り、ふと地面を見るとそこには死んだミミズに無数のアリたちが群がっています。背筋を伸ばすために手をついた巨木の樹皮にはセミの抜け殻が…。

  生と死、そして再生のサーキュレーション!これぞ、ジョギング・イン・アニマル・プラネットだ!このジョギングによって、ふやけきった私の魂と肉体は再生されるのだろうか?生と死が循環するこの大地で、私はいつまで生きていくことができるのだろうか?

  先日、大阪でお会いしたある企業の社長の一言を思い出しました。数々の調度品が並べられた自室に通され、社長の書を拝見したあと、二十歳近く年長の彼はポツリと呟きました。

  「死生は天にあり!」

  
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■スロー・ジョギングで選挙に行こう!

2009-08-17 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  タイガー・ウッズが負けたので力が入りません!

  それはともかく、スロー・ジョギングやスロー・ステップ運動の記事で、わがブログは毎日大盛況であります!三桁の訪問客数が連日つづくというのはブログ開設以来始めての現象です。

  そこで、フト気になって調べてみました。同じような記事のブログがどうなっているのか?

  私はNHKの想像を絶するパワーに腰を抜かしました。「ためしてガッテン」を見てから、私のように運動を始めた人の数が何と多いことか!しかも、それをブログに書いておる暇人の量たるや空前絶後です。おまけにスローステップ運動に適した20センチ程度の踏み台のネット広告が横溢しているではありませんか?

  月末の衆議院選挙、投票に行く壮年男女は、皆さんスロー・ジョギングの体勢かもしれません。町中が小走りのオバサン、オッサンで溢れる光景は何とも壮快でしょうね。

  

  
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■脂肪の塊

2009-08-16 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  
  「スロー・ステップ運動とエンヤトット宣言」という意味の分からないタイトルのせいか、昨日のわがブログは、近年まれに見るページ・ビューを記録しました。素晴らしきかな好奇心!訪問してくださった方々、本当にありがとうございます。明日からも、よろしくお願いいたします。

  また、熱心な方からはエンヤトットについての問い合わせもいただきました。岡林信康という類まれなる音楽家のことは、たった1日のブログで書き表すことは困難です。

  明日からは、スロー・ジョギングやスロー・ステップの進捗をご報告しつつ、岡林信康についての話を書き始めるつもりです。

  ところで、スロー・ジョギングを始めたきっかけについて、まだ書いていませんでした。ヒントは、日本時間で明日の朝に決着がつく全米プロ・ゴルフ選手権にあります。

  今日、3日目まではタイガー・ウッズが2位に2打差をつけてトップを走っています。このまま快調に飛ばして明日、優勝すれば全ては筋書きどおりというわけです。

  岡林信康が類まれなる音楽家であるならば、タイガー・ウッズこそは不世出のゴルファーです。ところが、こんな天才でも、私のような凡人と同じデータをもつパートがあります

  それは、身長と体重。彼と私は、身長も体重も全く同じなのであります。185センチ、84キロ!

  ただし、その体躯のほとんどが強靭な筋肉で占められているタイガーに対し、私は火あぶりにされたら、あっという間にしたたり落ちてしまうであろう脂肪に体中を占有されています。

  若いころ、モーパッサンの名作「脂肪の塊」を、「脂肪の魂」と誤読していました。長いことずっと、「脂肪の魂」だと思っていたので、文学部の女子学生に対し、『モーパッサンの脂肪のタマシイについて話そう!』などと議論を吹っかけたときには、『それって、脂肪のカタマリよ!』と冷ややかに返えされたものでした。

  タイガー・ウッズと同じ身長・体重の数値を持ちながら、ゴルフがいっこうに上達しない私にとって、今やるべきことは、肥満からの脱出でした。全米プロを戦うタイガーは、まさしく競技者としての魂に火をつけましたが、私は脂肪の魂を燃やさねばなりません。

  それが、スロー・ジョギングを始めたひとつのキッカケです。

  

  
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■スロー・ステップ運動とエンヤトット宣言!

2009-08-15 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
(昨日からのつづき)

  エアロビクス体操などでは、強烈な2ビートの音楽がジムの中いっぱいに流れていたりしますが、昨日の、40分ノンストップ・スロー・ステップのBGMは、フォークの神様・岡林信康さんの音楽でした。

  「チューリップのアップリケ」「山谷ブルース」など、ご存知の方は多いと思いますが、やはり、これらの曲のイメージとトレーニングは結びつきません。

  岡林さんは、何と言ってもエンヤトット・ミュージックです。

  1960年代後半から70年代初頭にかけて、フォークの神様と崇められた岡林さんは、71年から約5年間、岐阜~京都の山村に引きこもります。この隠遁生活の中で演歌と出会い、美空ひばりさんに楽曲を提供(月の夜汽車)するなど、初期の岡林さんを知る者には想像もつかない新たな展開が始まります。

  やがて、様々な変遷を経て、81年頃から日本古来の民謡のリズムをベースにした独自のエンヤトット・スタイルを創りだし、最近ついに完成の域に到達したわけです。

  昨日、私が40分ノンストップ・ステップ運動に使用したのは、最近、日本クラウンから復刻された「風詩=かぜうた」というアルバムです。「岡林信康 風詩 1998年作品 歌手生活30周年記念アルバム」と銘打たれた帯のキャッチは以下のコピーです。

  『日本の風土が生んだ“エンヤトット”のリズムと和楽器編成の音色が、独自の歌の世界を作り上げた。エンヤトット宣言の集大成アルバム!』

  エンヤトット宣言というものが、いつ、どこでなされたのか、詳しくは知りませんが、その集大成アルバムというのですから、たいへんなものです。余談ながら、宣言は英語でmanifesto(マニフェスト)、しかし、そもそもは、マルクス・エンゲルスの「共産党宣言」のことを指します。「万国のプロレタリアート団結せよ」で終わる有名な書物ですが、高校生の頃、共産党宣言が出版された年を覚えるために、「ブルジョワはイヤシイ奴(1848年)だとマルクス言った」と暗唱したものです。

  最近の選挙では、どの政党もマニフェストなどと言っていますが、マニフェスト=共産党宣言のことは知っているのでしょうか?

  そんなことはどうでもよいとして、エンヤトット宣言の集大成というアルバムをガンガン大音量で聞きながらスロー・ステップを繰り返すうちに、日本民族のDNAにしっかりと刻み込まれていたエンヤトットのリズム感覚がよみがえるのを感じました。さらに、森羅万象に宿る八百万(やおよろず)の神々を讃えながらステップを踏むうちに、無限のエネルギーが身体中に漲るのを知覚しました。古代日本の人間たちが全てのエネルギーをぶつけた祭儀には、エンヤトットのリズムが流れていたのではないか?

  六本木の薄暗いクラブで、覚せい剤を吸引しながら踊っている諸君!今すぐにクスリは捨てて、太陽が燦燦と輝く大地に立て!そして、エンヤトットの強烈なリズムに身を任せたまえ!諸君の身体と血の中に流れている人間本来のエネルギーが躍動しはじめ、身体の奥底から真の覚醒を得られるだろう。

  「万国のエンヤトット人、団結せよ!」

  
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■スロー・ジョギング

2009-08-14 | ■スロー・ジョギング スロー・ステップ
  なんと、一週間続けることができたので公表いたします。一週間前から、スロー・ジョギングなる運動を始めました。NHKの「ためしてガッテン」で紹介されていたもので、ジョギングほど身体に負担がかからず、ウォーキングよりは効果が高いという良いことづくめのフィットネスです。

  話は単純で、要するにゆっくり走るということ。必要以上に足を上げず、他人と普通に話ができる程度の速度で走る(つまり、息が上がらないということ)。

  私はこの運動を、大井埠頭にあるスポーツの森公園・ジョギング・コースで続けていますが、1周1キロのコースを3周し、残りの1週をクール・ダウンのためにウォーキングするようにしています。

  早く走ることが目的ではないものの、当初1周あたり10分かかっていたものが、最近では9分で走れるようになりました。

  もちろん雨の日は走れません。そこは天下のNHK、別の日の「ためしてガッテン」で、室内でできるご機嫌なエクササイズ=スロー・ステップ運動というものを紹介してくれました。

  これも単純な運動で、室内にある20センチ程度の踏み台(あるいは段差、階段など)に、ただ片足づつ足踏みの要領で乗り降りするというもの。ただそれだけのことで、スロー・ジョギングとほぼ同じ効果が得られるばかりか、足の筋肉はこちらのほうが、より強く鍛えられるらしい。10分も続けると汗が噴き出してきます。

  今日は、このスロー・ステップ運動を、ノンストップで40分近く実行してしまいました。おかげで、両方の足は登山の後のように疲れています。ただ、なんとも心地よい疲労感です。

  ではなぜ、こんなに単純な足踏み運動を40分も続けることができたのか?そこには、人の体を動かす上で重要な役割を演じる音楽の力がありました。

(つづく)

  
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