疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

アル・パチーノ インタビュー

2007年03月30日 01時49分43秒 | 映画・ドラマ
2日連続で NHK-BSでアクターズスタジオのインタビューがやっていました。

今日はアル・パチーノでした。
私は実はアメリカの役者の中でアル・パチーノが一番好きなので、今日は盛り上がりましたね・・。

もちろん、「メソッド演技」を論じるうえで、マーロン・ブランドを別にすると、どうしてもアル・パチーノとロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンはセットで出てきます。
でも、もちろんこの3人は似ているようで、役へのアプローチはずいぶん違うんですね・・。

デ・ニーロはとにかく外見を徹底的に似せて、そこから生まれてくる身体の感情をくみ上げるのは有名です。
ダスティン・ホフマンは、あるキッカケ・癖・口調などから、「その特徴が生まれる身体・精神とは?」と自問するタイプ
なので、非常に技巧派に見えます。さらに自分でも言っていましたが、役を探す時の自意識が役に反映するタイプだと言っていました。

アル・パチーノはある意味、リー・ストラスバーグの一番忠実な
理解者なのかもしれません。彼のアプローチは、とにかく台本の上からや、リサーチで情報を集めたうえで、その情報を身体に浸透させて、「演じる」と言う自意識が無くなるまで消化するように努めるそうです。そうして「自分が消えてなくなる」状態を作るのだと言っていました。

なるほど・・・・。同じ「メソッド」と言ってもまったく違うのですね。

でも番組の最後に彼も「一番いけないのは、失敗を恐れることだ。私と初めて競演する役者は緊張すると聞かされた。でもそれは私も同じだ。私も挑戦者であり、一生新しいこと、失敗を恐れずに進むことが大事なのだ」と、ダスティン・ホフマンと
同じことを言っていました。

彼にはいろんな名演がありますが、私は「カリートの道」が
大好きです。あの映画は競演の女の子さえしっかりしていれば
もっと名声が上がっていもいい映画です。
コメント
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