疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

ダスティン・ホフマン インタビュー

2007年03月29日 02時05分08秒 | テレビ番組
先ほど、NHKBSで「アクターズスタジオ インタビュー ダスティン・ホフマン」を見ました。

いくつも凄いシーンがありました。
「卒業」では、ベンジャミンの役は2日前にオーディションを受けたロバート・レッドフォードのような、美しいブロンドの男性のほうが良いんだろうに、なんでオーディションに来たのか後悔しまくった。とか、

「真夜中のカウボーイ」の足の悪い役を演じるのに、街を歩き回ってモデルを探したら、42番街で、足が悪いのに信号が変わると真っ先に飛び出した男がいて、その彼を見た瞬間にイメージがわいたとか、

「マラソン・マン」でローレンス・オリビエと競演した際の
あまりにも有名なうわさ。苦悩を演じるのに前日徹夜して
現場に入ったら「お若いの、演技をしてみたらどうかね?」と
言われたということの真実は、実はダスティン・ホフマンが
当時離婚調停中で、心が不安定で寝られなかったのを、
「役つくりのためだ!」と言い張ったら、それを見透かされて
言われた言葉であって、実はぜんぜん逆に重要なアドバイスだったとか、

学生に「メソッドアクティングにおい手、想像力と経験はどのぐらいの割合なのか?」と問われて、「リー・ストラスバーグは、『五感の記憶』つまりたとえばにおいをかいで、それが5歳のときに大好物だったパイのにおいだったとわかった時、
浮かぶ感情を再現することが演技だ。と言ったが、それは
あくまで訓練方法であって、カメラの前でそれを毎回やれと言うわけではない。必然性のあるところで必然性のあるせりふを
話すときには、とくに自分の中から感情を呼び起こさなくても、相手との会話で感情がわいてくることもある。『メソッド』にとらわれるな」と、
リーストラスバーグの忠実な生徒と思われているダスティン・ホフマンの口からそんな話が出たりと、本当に有意義な
番組でした。

なかでも「失敗は無駄ではない。一番罪なのは、以前上手く言った方法で流してしまうことだ」という言葉は響きましたね。

このシリーズはDVD出てないんですかね?
コメント
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