疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

ハロプロライブと宝塚歌劇団に関する一考察

2006年10月01日 01時01分51秒 | 歌謡曲
先ほど、NHKでハロプロのコンサートがやっていたので、しっかり初めから最後まで見てみました。
今回はモー娘。5期メンバーの紺野あさみと小川真琴が卒業するということがあったようですが、
そういうセレモニーの部分はDVD用に切ってあり、純粋にコンサート部分のみの編集となっていました。

さらに今回は、多分21歳以上の人やら、ハロプロでも別格の2人
あややと後藤真紀、さらにはWの2人が出ていなくて、
石川梨華・吉澤ひとみ・藤本美貴が最年長という、モー娘。4期メンバー
以降の人だけのライブでした。
逆にU-15のベリーズ工房やら、その下の女の子達が主役と言ってもいいかもしれません。

つまり、ハロプロが本当に外に向かって開いていた、2001年辺りのメンバーが全然いない上での
新しいハロプロの船出といっても良いライブだったのです。
それで、演出は、完全に代替わりしたハロプロを意識して、今までハロプロで唄われた歌を
完全にシャッフルして、若い子たちが唄うという構成になっていました。

それは確かに「あり」ですよね。今まで、この手のアイドルグループで完全に代替わりをした
集団はジャニーズしかないわけですよ。
多分ハロプロのクリエーター達の頭の中には宝塚歌劇団的な、新陳代謝を思い描いている
のでしょう。
そしてその宝塚も、例えば1960年代に15年もトップに君臨した真帆しぶきがやめたら、その後70年代には
鳳蘭がトップに君臨したり、そのご80年代には大地真央・黒木瞳が出たり、90年代には涼風真世・
一路真紀などが出たわけですよ。でも彼女達が抜けた後数年間はそれぞれ、危機があったわけです。
そこで、一旦危機の時代に、中のファン向けに濃いマニア向けの構成にしつつ、未来の幹部候補生を
育てるというのはありですよね。

別の人が唄った歌をライブで聴くというのは、アイドルグループのファンとしてはうれしいもんですよ。
私も20年ほど前 河合その子が「うしろゆび指され組」を唄ったときや、渡辺美奈代が「バレンタイン・キッス」を
唄ったときうれしかったもんですよ。

ダメだダメだといいながら、意外とハロプロに未来はあるんじゃない?と思いました。

ただその場合、キーマンはモー娘。6期メンバーになるんでしょうね。彼女達はかなりスキルもビジュアルも
レベルが高い上ですからね。
コメント
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