花調

花の似合う女を目指す!?

京都府立 陶板名画の庭

2006-10-14 | 京都へお出かけ
9月24日午後

社家の街並みをお散歩しながら、北山通りへ行きました。
秋といえば・・・食欲の秋

ではなく、たまには「芸術の秋w」というのもいいかな?と
やってきたのは「京都府立陶板名画の庭


ここは、私の好きな安藤忠雄氏が設計した建物。
そこに、名画を再現した「陶板画」が展示されています。
屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園なんです。


入ってすぐの景色。立体的、オープンな造りになっていて
設計した安藤さんの遊び心が伺えます。

HPによると「陶板画は、原画を撮影したポジフィルムから
写真を製版して転写した陶板を焼成して鮮やかな色を出し
それを組み合わせ一つの巨大な絵画としたもの」だそうです。


これは有名な鳥羽僧正作「鳥獣人物戯画」
高山寺蔵、絵巻物の傑作。
全4巻の内、猿・兎・蛙の戯れる甲巻と、けもの達の生態を
描いた乙巻を、両巻とも原寸を縦横約2倍に拡大。


これも有名。レオナルド・ダヴィンチ作「最後の晩餐」
432cm×886cmのほぼ原寸大だそうです。
こんなに大きいんだと感心。

この陶板の下は、水が流れていました。
階段を下りて横から見るとこんな感じ。



続いてミケランジェロ作「最後の審判」がみえてきます。
ミケランジェロが、6年をかけて仕上げた作品。ほぼ原寸大。

これは2階から。絵画の前には椅子が置いてあり、
座ってゆっくり見ることができます。


最後の審判者キリストを中心に、その左側は天国に登る人々
右側には地獄へ堕ちる人々が描かれています。

階によって、見え方が違うという面白い見せ方をしてます。
3階からは、上部の天国にいる天使たちしか見えません。
2階からはキリストを中心とした天国、そして地獄に引きずり
落とされる人々が見えてきます。

1階から見た絵画。
ここに来ると、下の地獄の世界も広がり、全貌が見渡せます。



青空の下、芸術観賞。気楽に楽しめる芸術の秋。
入園料は大人¥100、小中学生¥50(安い!)
水の音が、さらなる癒し効果

この日は天気がよく、風が心地良い日でした。
絵画×青空なんて滅多ににない組み合わせ!

絵画の天国を見上げると広がる青空。


外にオープンカフェが設置されていました。
しかしさすがにここで一人でお茶する気にはなれず…


京都府立陶板名画の庭
京都市左京区下鴨半木町
入園料 大人¥100、小中学生¥50
075-724-2188
9:00~17:00