りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

子どもの絵。

2012-10-15 | Weblog
息子が夏休みに描いた絵が、コンクールに入選したそうで、先日、展示されている会場に見に行って来た。

「小学生 環境・エネルギー問題絵画コンクール」というやけに重たいネーミング。
一応、市の教育委員会の主催らしい。
息子曰く、夏休みの宿題のひとつとして、先生から「環境について描きましょう♪」とお題を言われただけで、
しかも任意での宿題だったそうで、そんなコンクールだということは露知らず、しかもクラスで描いて提出した
同級生は数えるほどだったそうだ。

これが、息子の作品↓




・・・・う~~~ん (-_-;)
親だからね、ひいき目に見てあげたいけどね・・・・でも、いつも家で絵を描いているお前なら、もっと上手く
描けたんじゃないか?・・・と思うのは酷だろうか(笑)。
あえて良いと思う点を挙げれば、氷山が千切れてしまって慌てるシロクマを描いているところか(笑)?

そんなふうにちょっと厳しい評価をしてしまったのには、別の理由もあって。
息子の作品の右上の方に掲示されていた、特選の作品↓



この色彩感覚と構図は、いかがなものか。
いやー、子どもの感覚は、やっぱり違う。
こういう絵を描けるセンスが今でも自分の中にあれば、多少は今よりマシな広告マンになってるかもしれない(笑)
いったい、どこに置き忘れてきたのだろう?

それとはまた別の視点で、印象深い絵もあった↓




「そういう時代なんだよ」と言われれば、それまでだけど。
しかし、上記した特選の絵も、息子の氷山が千切れた絵も、そしてこの絵も、描いたのは同じ小学生だ。
絵の内容は違えど、共通しているのは、みんなウンウン悩んで描いたわけではなく、おそらく直感とインスピレー
ションだけで描いた絵なのだと思う。
「環境」というお題をもらって、子どもが反射的にこういう絵を画用紙に描いてしまう時代は、やっぱり悲しく寂しい。
こういう絵を見ていると、同じように「環境」というお題をもらっても、ゴミのポイ捨てにバッテンをしている絵や、
脳天気に地球が泣いている絵を安易に描いていた自分が子どもだった頃は、まだ環境破壊なんてまったく緊迫した問題
ではなかったのだな、とも思う。

20年後、30年後の子どもたちは、「環境」というお題をもらったら、いったいどんな絵を描くのだろう?
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