りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

厄介な爪痕。

2013-07-09 | Weblog
報道で伝えられるとおり、たしかに福島第一原発の放射能が
直接の死因ではないのだろう。

しかし、この方が人間が一生涯に放出すべき“エネルギー”の
大半を、2011年3月11日からの数ヶ月でほぼ消費したであろうことは、
この国で暮らす人なら、容易に想像できるのではないだろうか。

東京電力の社員で、しかも原発事故を起こした発電所の所長であった以上、
この方が未曾有の大事故の“加害者”としての責任を追うべき一人であることは
紛れもない事実だ。

しかしそれと同時に、福島の方々に対してのそれとは少し違うけれども、
この方に対しても、“被害者”のような想いを抱いてしまうのは、なぜだろう。

あの原発事故は、人の感情というものにさえ、厄介な爪痕を残してしまったの
かもしれない。

吉田昌郎さんの御冥福を心よりお祈りいたします。

<福島第1原発>吉田元所長が死去 事故時に現場対応
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130709-00000047-mai-soci
コメント
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