ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

病院のシステム

2012-02-18 13:13:48 | Weblog
他州は知らないけれど、私が住む市の病院のシステムは日本と全然違う。
すべての装置が備わっている大病院は、楽器が揃っている貸しスタジオだと思えば良い。
医師はそれぞれの病院と契約を結び使用する。それがいくらは知らないけれど。
だから病院の近辺に自分のクリニックを持ち、必要に応じて契約した病院で手術を行うのである。
だから医師が病院を設立しなくてもいいし、抱え込まなくても良い。
クリニック内でさえ、オーバーヘッドを減らす為に、二人以上でシェアするのは普通だ。
受付、看護師などをシェアするのだ。こうやって経済的負担を出来るだけ少なくする。

自分の出産の時は別の病院だったので、この病院は今回初めて利用した。
でもとてもいい病院だった。
受付は善意の塊のようなボランティアのおじさん、おばさんで成り立っている。

今回、私は朝5時にチェックインしたけれど、すでに受付に待機していたおじさんの胸には氏名と「ボランティア」の名札が。この時間にここにいるということは朝4時起きなのかななんて想像した。
「ボランティアなのに朝早くから働いているんですね」と言うと、「好きだし楽しいよ」ととても明るい声で対応してくれた。
車いすを押す人もそう。スタッフの邪魔にならず、ヘルプになるように一生懸命ボランティアをされている姿は見ていて気持ちがいいし、頭が下がる。
彼らは徳の貯金をしているんだね。

受付では、遺言とまではいかないにしても、自分が万が一不具になった際どうするか、という書式もあった。
遺言に関しては、子どもが小さい場合は書いておくにこしたことはない。
今回、私は(絶対大丈夫)という自信があったので、書かなかったけれど、交通事故に遭うとか自分さえ予測しないことだってありうる。書いておいて無駄なことはない。まあ、こういう年になったからやろうという気にもなったが、まだまだという気もする。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひろりん)
2012-02-19 08:58:36
> 受付では、遺言とまではいかないにしても、自分が万が一不具になった際どうするか、という書式もあった。

アメリカらしい…。日本でもあるのかな~。でも万が一の確立で、問題が起こったりする場合もあるのでしょうね。怖いことだけど。
返信する
遺言書 (zona)
2012-02-19 11:12:24
日本ではないと思いますよ。重々しすぎて。
ここは軽いカルチャーだから、「えーと、あの用紙ね~」って感じて地図と一緒に渡してくれました。あくまで万が一って感じで。でも契約社会だからこういうところ、ぬかりはないですよね。
返信する