風邪をはじめ様々な感染症にかかると、スッキリするまで、何をどうしても概ね一週間ぐらいはかかるということを、誰もが経験上感じていることと思います。
よく私は、多くの精油に抗感染力があるよ
と言っていますが、ウイルスや菌を直接バスターする抗生物質のような働きをしてくれる精油成分が数多くあります。
普段はお休みしているT細胞という戦士に「出番ですよ」と呼び覚ますのです。
しかしそれだけでは完璧とはいえません。
最終兵器、免疫グロブリンが作られないと闘いには勝てません。
ここに至るまでに、大体一週間程度かかるそうです。
しかし人間もなかなかお利巧で、一度闘った相手なら、次から2~3日で打ち勝てるみたいです。
細胞は、病気との闘い方もちゃんと記憶しているんですね。
ちなみに予防接種すると、そのウイルスが侵入してきても「はあ~ん、これなら知ってる」ということになるので、短期間で決着がつくという次第です。
恐ろしいのは、話題の新型インフルエンザなどが侵入してきた場合、免疫グロブリン生産までにたどり着けて、そこまで肉体が持つかどうか…?
どう闘えばよいのかということを私達の体はまったく心得てないわけですから。
そこで私がとても頼りにしているのが、ティートゥリーです。
実は、このシャープな香り、あまり好きではないのですけど、なぜか一番消費してしまいます。
決してトリートメントのブレンドに加えることもないのですが、無意識に自分のお薬代わりに使ってるようです。
うがいに使ったり、マヌカハニーと混ぜて食べてしまうことも
水虫、水イボ、ウオノメなどに原液をつけることもありますし。
もっともっと抗感染力の高い精油もたくさん存在しますが、ティートゥリーの良さは、毒性がなく、皮膚に刺激もなく、妊婦でも子供でもOKで、ノーリスク・ハイリターンなところです。
アロマの講義を受けたときに、「ティートゥリーのどの成分かわかってはいないけど、抗体、つまり免疫グロブリンを急ピッチで作る働きがあることが臨床的に分かっている。」と聞いて以来、私の中ではティートゥリーLOVE
になっておりますっ。
『どうしてかわからないけど効く』っていうところがミラクルでそそられます。
予防接種もなく、タミフルも効かないと言われている新興感染症と闘うには、不可欠な精油だと確信しています。
それとティートゥリーには、心のお疲れにも作用することがわかっています。心が沈めば、当然、免疫力も下がるでしょう。
ティートゥリーに含まれるテルピネン-4-olという成分は、副交感神経を強めてくれるそうです。
つまり精神的な緊張や疲れをやわらげてくれるということですし、それに連動して、病気にもかかりにくい身体をつくるということです。
まだかかってもいない病気のことをあれこれ心配するよりも、おうちにこんな精油を一本備えておくと、安心材料が増えます。
いよいよ感染症にやられてしまった日には、一刻も早く、マッサージオイルで稀釈して、背中や首筋から胸にかけて、頻繁に塗ってあげて下さい。
もちろん予防としてそのようにされてもOKです。
お風呂に入れて、家族まとめて殺菌するも良し
ティートゥリー Melaleuca alternifolia
オーストラリア産 フトモモ科の葉っぱです。
プラナロム社 ケモタイプ精油 ¥3,045.-