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甲府歴史ものがたり塾は、今年4月に発行した『こうふ開府500年記念誌~甲府歴史ものがたり~』を教材に、甲府の歴史と文化を学ぶ教室です。記念誌の執筆者に講師をお願いし、10回シリーズで開催しています。
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5回目(第5章)は、「はたらく~ワインとビール」のテーマで甲府市教育委員会歴史文化財課の金子誠司(かねこせいじ)さんがお話しくださいました。オール甲府市産のスパークリングワインのボトルも一緒に皆さまをお出迎え。甲府市は「日本のワイン発祥地」です。明治になり、詫間憲久(たくまのりひさ)と山田宥教(やまだひろのり)が甲府市広庭町(現在の武田3丁目付近)で醸造したのが始まりです。
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さらに、特別講師としてキリンビール株式会社の鴇矢健(ときやたける)山梨支店長をお招きし、ビールの醸造についてお話しいただきました。鴇矢支店長は昨年赴任され、山梨の豊かな自然に囲まれながら充実した毎日を送られ、山梨のビールの歴史等も研究されているとのことです。
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明治2年に横浜で日本初のビール醸造所が建てられました。山梨では明治7年に野口正章(まさあきら)が醸造を始めたそうです。ワインの本格的な醸造開始と同じ年ですね。
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ビールは、麦とホップと水で造られます。昭和初期には山梨県全域でホップが栽培され、今も北杜市では優れたホップを生産しているとのこと。この日は、珍しい生ホップを会場に運んでくださいました。受講生の皆さんで深い香りを体感しました。
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山梨で採れたホップは横浜に運ばれ、特殊な技術で加工され、芳醇なビールを造り上げるそう。これからも美味しいビールを世界中に届けたいという熱意を伝えていただきました。鴇矢支店長様、お忙しい中をありがとうございました。
次回は9月10日(火)、午後6時から、第6章「むすぶ~楽しいお伊勢参り~」のテーマで開催します。講師は同じく金子さん。甲府市役所1階(市民活動室)にお越しください。