今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

ブラザーズ・グリム

2005年11月30日 | 映画&本&音楽&TV
昨日は午後出で20時上がり。今日は6時出。実質睡眠4時間です。

 『ブラザーズ・グリム』はおとぎ話の映画ではありません。赤ずきんやラプンツェルのようなものは出てきますが、それはこの映画の中にある冒険のあとに書かれたのでは?という空想の物語です。

映画の中のグリム兄弟はペテン師。仲間内でお芝居をして、魔女退治や妖怪退治をして礼金をもらう旅をしているのです。

しかし、睡眠4時間はやっぱりキツかったか。最初の1時間ぐらいはウトウト状態。予告編を観ているうちに眠くなってしまうという私によくあるパターンでした。

監督はテリー・ギリアム。独特な美意識のある人で、『ブラザーズ・グリム』ではおどろおどろしいと言ったほうがいいかも。

  モニカ・ベルッチの500歳女王は美しかった。

深紅

2005年11月28日 | 映画&本&音楽&TV
図書館から横山秀夫の「ルパンの消息」が届いたとの連絡があったので、残りわずかだった野沢尚の「深紅」を急いで読み終えました。

野沢尚の作品は「リミット」「眠れぬ夜を抱いて」に続く3作目です。一応、野沢作品はここら辺で区切りかな。「破線のマリス」と「砦なき者」はもう少し経ってから読みたいと思います。野沢さんは亡くなってしまったので、新しい作品はもう望めないのが残念。

「深紅」は小学6年の奏子(かなこ)が、両親と二人の弟を惨殺されたときから始まる物語。自分は修学旅行で家を留守にしていたため唯一の生き残りとなってしまいます。
犯人には奏子と同い年の未歩という娘がいて、物語の後半は20歳になった奏子と未歩を絡ませながら進んでいきます。奏子は犯人の娘がどうやって暮らしているか知りたいという気持ちを抑えることができず、自分の正体を隠したまま未歩に近づき、しまいには未歩の恋人を殺してしまえと煽ることまでしてしまうのですが・・・。

最後まで自分の正体を隠し、郷里に帰る未歩を見送る奏子の胸にあるものはなんでしょう。殺人犯の娘としてただ一人残された未歩と、家族をすべて殺され一人残された奏子は、お互いに孤独な子供時代を過ごしてきたのです。

奏子が感じ取ったのは、自分と未歩は“真逆の立場ながら、理解し合える相手”ということではないでしょうか。
こういう運命でしか巡り会えなかった自分たち。理解し合えるのに関わってはいけない相手。別れの場面はさわやかだが哀切です。

遠い空の向こうに

2005年11月27日 | 映画&本&音楽&TV
10月に録画しておいた深夜放送の映画です。

NASAの元エンジニアで、今は宇宙飛行士の訓練をしているというホーマー・ヒッカムの自伝が基になった映画。

1957年にロシアが打ち上げたスプートニクが夜空を横切る様子を、自分が住む小さな炭鉱町から見た高校生のホーマーはその時から自分もロケットを作ってみたいと思うようになります。

クラスで一番頭のいいクエンティンは、まわりから変人と呼ばれていて誰もそばへ寄り付かないのですが、ホーマーは彼の力を借りることにします。ロケット作りの仲間はロイリー、オデル、ホーマー、クエンティンの4人。何度も失敗するのは当然ですが、今は当たり前のように見ている、ロケットがまっすぐ上に飛んで行くというあの技術を当時の高校生がやってのけるんだからスゴイです。

町には応援してくれる人の方が多いのだけれど、ホーマーの父親は「役に立たないことに夢中になって」と苦々しい思いでいる様子。
担任のライリー先生の応援もあって、科学フェアで最優秀高校に選ばれ、全国大会に出場することになります。
ここで金メダルを獲得することによって4人とも奨学金で大学へ進むことができます。炭鉱町で炭鉱夫になるしかないと思われていた4人はそれぞれ大学を卒業し、別の職業に就きました。

ホーマーとて最初はデキのいい生徒ではなく、科学フェアに参加したいとライリー先生に申し出た時、「あなたは無理ね、数学が弱いわ」とハッキリ言われています。好きなものを見つけること、それがホーマーの原動力になり、素晴らしい結果をもたらします。

◆ライリー先生は31歳の若さでホジキン病で亡くなるのですが、「あなたたちが奨学金を得て大学に進み、何かを成し遂げることができたら、私の短い人生でも意義があったと思うことができるわ」

◆貧しい家に住むクエンティンを訪ねた帰り、「皆にはこの家のこと、黙っていて」と頼むクエンティンにホーマーは「知事官邸に住んでいても、君が変人であることに変わりないよ」と言います。高校生にしてはうまいことを言いますね。

◆全国大会で金メダルを取った後、尊敬するフォン・ブラウン博士と気付かず握手して、後に父親から「博士に会えなかったんだって?(残念だったな)」とからかわれた時、「僕の英雄は博士じゃないから」(父さんが僕の英雄なんだから、気付かなかったとしても全然平気さ)

この3つは私の好きなシーン。もっとあるんだけど、もう十分長く書きすぎたのでこの辺でやめます。若い人に何を観せたらいいだろう、と相談されたら私はこの映画を迷わず勧めます。

お題「好きな鍋料理」

2005年11月26日 | twitter連携企画
今週のお題は「好きな鍋料理」。すき焼きも鍋料理に入りますかね。すき焼きは鍋じゃないでしょと言うなら、鴨鍋。
鍋料理は肉(魚)や野菜をまとめて摂れるいい料理ですよね。

昔、関西に住んでいたとき、たまに家族で大阪ミナミ千日前の喜楽別館に行きました。ここはすき焼きなどを食べながらショーを見ることができるレジャー施設です。仲居さんが目の前で肉と砂糖をチャチャッと炒めて、すき焼きを作ってくれます。この「最初に肉と砂糖をチャチャッと炒めて」というのは関西風なんですね。

婚家で最初にすき焼きを作った時、ものすごーくバカにされました。そんな作り方見た事ないって。その数日後にテレビの料理番組で、関西風すき焼きの作り方を見た家族は、まさに固まってました(笑)。
婚家はどうかわかりませんが、実家では今も「最初に肉と砂糖を炒めて」方式です。

鴨鍋は肉の味より、あの、食欲を呼び起こす“匂い”ですね。鴨ネギというように、鴨とネギは相性バッチリ。

これから鍋がおいしい季節だけど、わが家では今はもう鍋料理をする機会もなくなってしまいました。ワシワシ食べてくれる息子がいなくなったんで、たまに食べたくなって作っても残っちゃうんだもん。

返さなきゃ!

2005年11月24日 | Weblog

図書館で借りた本、期限は22日だった!
すっかり忘れて23日は映画なんか観に行っちゃって・・・それどころじゃなかったんだねぇ。

読み終えたら1冊ずつ返していけばいいものを、今度今度と先延ばしした結果がこれさー。
朝からバッグに重い本3冊入れて、家→会社→図書館→家のルートを辿りました。

そして、駅から図書館に向かって歩いている時「なんだありゃ」と思うものを見てしまいました。それはオムツをした犬です。

 ←分かりにくいなぁ・・・ 
オムツをしているからといってヨボヨボの犬じゃありませんよ。トットコトットコ元気に歩いていました。私が携帯のカメラを向けると「なにしとるん?」というような表情で寄ってくるんですよぉ。顔は写っていませんが、ハンサムというより愛嬌のあるヤツで、ウリウリしたくなりました。

ただネ、去って行く後姿を見たら、オムツがかなりパッツンパッツンで、さぞや苦しかろうと思われ、ちょっと気の毒に。

最近、テレビのCMで歳をとったペットにオムツをさせるというのを何回か見ましたが、実際に見たのは初めて。しかし、あんな元気な犬にオムツなんて、犬はストレスを感じないんでしょうかねぇ。

あ、図書館で本を返却するときは、丁重にお詫びしましたよ。私が返すのを待っている人もいるんですから当然ですね。ごめんなさいです。


エリザベスタウン

2005年11月23日 | 映画&本&音楽&TV
2本目は『エリザベスタウン』です。

日比谷の映画館はほとんどが入替制の座席指定なので、朝『大停電の夜に』のチケットを買ったときに、反対側の窓口で『エリザベスタウン』の13時20分のチケットも予め買っておきました。

靴メーカーのデザイナー、ドリュー(ドリューって女性の名前だけかと思っていたら男性の名前にもあるんですね)は新作の靴が大失敗して、会社に10億ドルの損害を与えてしまいクビに。自殺しようとしたその時、妹から父が亡くなったという電話。

父親は自宅ではなく、故郷ケンタッキー州にある小さな町、エリザベスタウンの親戚の家で亡くなったという。葬儀のために、重い心を抱えて飛行機に乗れば乗客は自分ひとり。キャビンアテンダントのクレアは「あなたが乗ってくれたお陰で私は失業を免れたわ」と明るい。

エリザベスタウンで葬儀までの何日間を過ごすのですが、賑やかでおせっかいな親戚たちに、心が少しずつ和んでくるのです。クレアともたびたびこの町で会って話をしたりします。

葬儀を終えて自宅へ戻るドリューにクレアは、42時間の旅のお供をプレゼントしてくれます。それは、彼女が手作りしたロードマップとドライブの間に聴くCDセレクション。
最後のページを開いた時、ドリューの目に「赤い帽子の女の子を見つけて」というメッセージが飛び込んできます。信じられない思いでクレアを探すドリュー。賑やかなフィッシャーマンズワーフで再会する二人。失意、愛、そして再生のドラマはこうして終わりを迎えます。

靴のデザインに失敗して自殺まで考えるドリューにクレアはこう言います。「芸術家は非常識でもいい。失敗、失敗、失敗・・・それを乗り越えた時に偉業って言えるんじゃないかしら」--うーん、私も失敗したときのために、この言葉を覚えておこう。

クレア役のキルスティン・ダンストはほんのちょっとですが歯並びが悪い。『インタヴュー・ウイズ・ヴァンパイア』の幼い吸血鬼役のときは正にハマリ役でした。まぁ今でも魅力を損なうほどではありません。

『エリザベスタウン』には俳優のトム・クルーズが製作に携わっています。この人ホントに映画が好きなんですね。

◆『エリザベスタウン』はこちらから→ http://www.e-town-movie.jp/

大停電の夜に

2005年11月23日 | 映画&本&音楽&TV
祝日だから混雑するのは覚悟して出かけた、映画のレディースデイ。

しばらく何も観ていなかったので、今日はハシゴするつもり。まず『大停電の夜に』から。
クリスマスイブを迎えようとするその時、東京が停電で真っ暗になった。その時、あなたは誰と一緒にいたいか・・・です。

妻と愛人の板ばさみになった男
その男の妻、そして愛人
昔の恋人が来てくれるのを待っているバーの主人
そのバーの主人を向かいの店から見つめる若い女性
結婚前に子供を生んでいたと告白した老婦人と、戸惑うその夫
乳がんの手術を翌日に控えた若いモデル
天体観測が好きな中学生
刑務所から出てきたら恋人は既に人の妻。しかも自分の子供を生んでいたと知った男
その男の恋人だった女

話はたくさんあるようでいて、それぞれが大なり小なりリンクしています。まったく独立しているのは天体観測が好きな中学生と若いモデルの話だけ。いや、広い意味で考えれば病院を間にしてリンクしてないとも言えない。

停電した都市で活躍するのはキャンドル。バーの主人に片思いしている女性の店がキャンドルショップなんですが、色とりどりのキャンドルを見て素直に「キレイだなぁ」と思いました。キャンドルに合うのはやっぱりジャズかな。全編通して流れるジャズのメロディーがしっくりはまります。

“特別協賛Blendy”ってなんだろう?と思って観ていたら、原田知世がコーヒーのブレンディを袋から瓶に詰め替えるシーンが出てきました。ちょっと笑いました。

「劇場を出る時、あなたが想う人は誰ですか?もし隣にいる人なら、そっと手を握りたくなります。」って、一人で観に行った私には手を握る相手もいませんでしたよーだ!

◆『大停電の夜に』はこちらから→ http://www.daiteiden-themovie.com/

カレー

2005年11月22日 | 食べ物&飲み物
北千住のインド料理店『インドラ』へ、やっと行ってきました。
午後2時に仕事が終わったので、ランチが終わる3時ちょっと前にお店に到着。
店内にお客さんは誰もいません。

目的は持ち帰りのカレー&ナン。ネットで調べてチキン、野菜、キーマの3種類があることがわかっていたので、チキン&ナンにしました。ナンの代わりにライスにすることも可能。税込み525円です。

ナンは長さ30センチほど。カレーはチキンの塊が5つほど入っていました。いや、おいしかったですよ、ホントに。

カレーは日比谷シャンテにある『カレー工房ひつじや』も安くておいしい。ナンが食べ放題でチャイとヨーグルトまでついてて700円ちょっと。ここは持ち帰りあるのかな?ランチ時はいつも行列の店です。

昔、虎ノ門にあった『エイシャム』も700円で持ち帰りができたけど、数がまとまるとネパール人だかインド人の料理人さんが出前してくれたっけ。今はなくなって銀座店だけが残っているみたい。

ほかに日暮里の『シディーク』も持ち帰りは700円ぐらいです。でもこの店のカレーはちょっと塩気が気になるかな。まろやかさがないというか・・・。

汐留シティセンターの『ボンベイクラブ』にも行ったことがありますが、やっぱりちょっと気取った感じでした。

インドラ、ひつじや、エイシャム、シディークは客席から厨房が見えるような小さくて庶民的な店です。これで安くておいしいんだから言うことなしですね。

お題「マイルールはなんですか」

2005年11月20日 | twitter連携企画
今回のトラバ練習は「マイルール」。
常日頃心がけているのは“自分の機嫌が悪いときでも八つ当たりしない”というごくごくフツーのことです。が、たまーにテンパッてる時など守られないことがあり自己嫌悪に陥ることもしばしば。
あの松井ゴジラは中学2年生のとき「人の悪口は言わない」と決めて、ずっと守っているそうです。尊敬です。

カベルネソービニヨン

2005年11月19日 | 食べ物&飲み物
ワインがからんだDVDを観たり、ボジョレー(ヴゥジョレ?)の解禁のニュースなどで、急にワインが飲みたくなりました。頭痛覚悟ですが、なるべくリスクを避けたいので小瓶にしました。

チリ産のカベルネソービニヨンです。普段は赤はあまり飲みません。渋味、エグ味、それにステインが気になります。ステインは歯につくシミのようなものですね。ま、でもそんなに飲むわけじゃないから気にし過ぎといえばし過ぎなんですが。

ひと口飲んで「白にすれば良かった」と少し後悔。やはり渋味、エグ味が気になります。しかし驚いたことにコクがあります。コンビニで買った安い小瓶のワインにしては飲み応えがあり、口の中がベタベタすることなく飲み切ってしまいました。

まだ早出は2日目だから、それほど疲れていないはずなのに、ワインを飲んだらものすご~く眠くなって我慢できず少し眠りました。目覚めてガックリ。頭痛です。やっぱり出たかぁ。