今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

15歳年上でも・・・『理想の彼氏』

2009年11月28日 | 映画&本&音楽&TV
40歳の子持ちバツイチ女性サンディと25歳のアラムとの恋物語。

夫の浮気が原因で離婚し、ニューヨークへ出てきたサンディは住まいの下にあるカフェで働いている若い男性アラムにベビーシッターを頼んだことがきっかけで付き合いが始まります。

アラムは子供たちともすぐに仲良くなり、アッと言う間に家族同様に。


サンディは女友達から「次の男」を紹介されるけど、医者なのにゲッというよう汚い(不衛生)人だったり、タバコを吸う人だったり(サンディの言葉によると「石器時代の生き物」)で全然ピンとこない。

女友達はサンディがアラムを好きだとわかって「彼ははずみ(原題『THE REBOUND』はこれか?)にするにはいい。年相応の恋人をみつけなさい」とアドバイスするのですが、恋というのは抗っても抗いきれるものではないんです。

でも年上であるサンディの方が先に恋の終わりを感じてしまう。
「あなたはまだ若い。少しのビールで酔ってしまうし、読んでいる本はハリー・ポッターだ」というサンディに、アラムの「ハリー・ポッターは大人も読んでるよ」という言葉は弱々しく聞こえるだけ。

二人は愛を残しながらも別れてしまいます。
アラムは傷心の旅に出、サンディは仕事に打ち込むことでお互いを忘れようと努め、いつか5年の月日が経っていました。

あるレストランで偶然再会した二人。
見詰め合う二人の目は「やっぱりあなたが好き」と言っています。

30歳と45歳になった二人。
まあ相手がサンディみたいに魅力的な女性ならこんな恋もアリですよね。


サンディ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは好きな女優さん。
マイケル・ダグラスの妻、二人の子供の母、そして女優。
シリアスな演技もコメディもミュージカルもと、なんでもこなせる数少ない美人女優だと思います。

今年は二の酉まで

2009年11月24日 | オフ
今年最後の酉の市。去年は三の酉まであったけど。

気づいたのが数日前で、でもたまたま24日は休みを取っていたんですよ。有給休暇消化のためです。

浅草の鷲(おおとり)神社は、いっつも混雑するのでちょっと億劫になって、今年は新宿の花園神社へ行ってみようかなと思っていたりもしました。
でも平日だしと思い直し、浅草へ行ってよかった。古い熊手を納めるのに、いつもならすごい行列を我慢しなくちゃいけないんですが、全然混んでいませんでした。
お焚きあげ料と一緒に熊手を納めて境内へ。


お参りの方が混んでますね。
 

最前列まで行くのにそれでも20分ぐらいだったかな。土日に重なると1時間以上はかかるでしょう。


お兄さんの持っているこういう↑熊手もいいけど、私はいつも通り社務所で鷲神社オリジナル熊手を買いました。

真ん中の鳥がおもちゃっぽいけど、これで3000円です。去年よりだいぶ大きめを買いました。

去年と同じ位置から鷲神社の正面写真。やっぱ車が邪魔だ。
 

入谷駅に向かう道で信号待ちをしていたら、いなせな格好のお兄さんが勧誘してました。
「人力車で浅草の街、どうですか~」って。


舟和の芋ようかんを買って帰りました。いつも思うけど舟和の芋ようかんって賞味期限短すぎ!

大好きな『クリスマス・キャロル』

2009年11月23日 | 映画&本&音楽&TV
チャールズ・ディケンズの原作を読んだのはいつだったろう。最初に読んだときから『クリスマス・キャロル』は私の大好きな作品になりました。


街一番の嫌われ者、スクルージは超ケチでクリスマスを祝うことなど考えもしない。

そこへ3人の精霊が現れて、過去・現在・未来のスクルージを見せてくれる。スクルージは過去の自分を思い出し、現在を認識し、未来に恐れを抱き、反省するのです。正反対の好人物になったスクルージは残りの人生、喜びを他人にも分け与えることで自分も幸せになる・・・。この劇的な変化が私の一番好みとするところ。

今回はディズニーのアニメ(劇場によっては3Dもあるみたい)でしたが、過去には実写版もありました。
←『3人のゴースト』(1988年)

観た後はいつもいい気分になります。毎年違う作風の『クリスマス・キャロル』を観てみたい。

地元のシネコンでは日本語吹替版しかなかった。せっかくジム・キャリーやゲイリー・オールドマンが声をあてているんだから字幕スーパーで観たかったな~。

モラタメでティーセット

2009年11月17日 | 食べ物&飲み物
モラえる、タメせるmoratame.netで日東紅茶の新商品をモラいました。

お湯をそそぐだけで飲めるロイヤルミルクティーとロイヤルミルクティー・カスタードプディング風味、それにキャラメル&バナナ風味のティーバッグ、合計3種類です。

会社ではコーヒー・クリーム・砂糖は無料で好きなだけ使えるのでコーヒー派が多いんですが、モラタメでモラった紅茶を会社のメンバーに分けて飲んでもらいました。

部屋にはすぐに甘い紅茶の香りが漂い、それぞれに楽しんでいる様子。特に、いつもカフェオレしか飲まない男性が「おいしいですね」と言ってくれたので、分けて良かった~と思いました。

私も最近は紅茶を飲む機会が増えてきましたが、特にロイヤルミルクティーが好き。今回モラえた3種類を好きな順に並べると
(1)ロイヤルミルクティー・カスタードプディング風味
(2)ロイヤルミルクティー
(3)キャラメル&バナナのフレバリーティー でした。
(3)のフレバリーティーが甘いのは香りだけ。カロリーが気になる方には向いてるかもね。後味もアッサリしてますよ。

あれから数日経ったけど、かの男性社員は時々ミルクティーを飲むようになりました。紅茶もおいしいって気付いたみたい。

『掏摸』と『フリーター、家を買う。』

2009年11月15日 | 映画&本&音楽&TV
若い作家の本を2冊読みました。

最近は1冊読むのに2週間かかることもあるぐらいで、本当に読書の時間が減ってしまいました。

今回挑戦したのは中村文則『掏摸』(スリ)と有川浩『フリーター、家を買う。』。
新聞の書評にも出たことがあるからご存知の方も多いと思いますが、私はお二人の作品を図書館で立ち読みした際、ピンとくるものがなかったので飛びつくほどではなかったんですね~。

『掏摸』は、金持ちしか狙わないスリが悪に飲み込まれる話で、やりきれないといえばやりきれない。

抗うことは不可能に近く、最悪の結果を感じつつ要求されたことをこなしていくだけ。ラストは読者の想像でどちらにも取れそうだけど、私は「生きる」方を選びます。
なんと言っても掏(す)るシーンが読ませます。それと万引きする少年との関わり合い。久々に夢中になった犯罪小説でした。

『フリーター、家を買う。』は就職したものの3カ月で辞めたお気楽な青年が、母親のうつ病を機に徐々に目覚めちゃう話。

町内のイジメを20年間も一人で受けとめ続けた母親が、ある日とうとう壊れてしまう。そのイジメに気づいていたのは結婚して家を出ている姉の亜矢子だけ。
アルバイトさえ続かぬ誠治は、母の変調に気づいた亜矢子が婚家から戻ってきたとき、町内から自分たちの家族がどんな仕打ちを受けてきたかを知らされ(遅まきながら)愕然とします。

母親にとって今の家に住み続けることが最大のストレスであるとわかった誠治は、お金を貯めて引越しするしかないと強く思い、腰を落ち着けて仕事をしようと決心。夜は父親に母親の面倒を頼み、自分は工事現場で夜間のアルバイトを始めます。

しかし、なかなかスンナリとはいかず、理解のない父親は自分の妻がそんな状況に陥ったのは妻自身が弱いからだと突き放し、逆に悪化させてしまったりします。

誠治は言います。「たった一人で20年以上も近所の嫌がらせに耐えてきた人が、俺たちを守ってとうとう折れてしまったんだ。そんな人を父さんは弱いと言えるのか」と。

キツイ仕事を半年以上も続けた誠治に、上司から「事務職の正社員として採用したい」という申し入れがあります。時を同じくして医療機器メーカーからも面接の通知が・・・。医療機器メーカーの方は、面接の順番を待っているときに、パニックに陥った母親からの電話でキャンセルせざるを得なくなってしまいます。会社側は別の道も考えてくれるという手厚さだったけど、いろいろ悩み考えた挙句に出した結論は正社員として採用したいと申し入れてくれた土木会社に就職すること。

ここから先はちょっと痛快でもあります。
結果として誠治は引越しを実行に移します。不器用ながら恋の芽生えもあったりで、ほぼハッピーエンド。「ほぼ」というのはうつ病が良くなったり悪くなったりを繰り返す波があり、彼の母親が落ち着くまでにはもう少し時間がかかりそうなこと。

中村文則さんは1977年生まれ、有川浩(ヒロシではなくヒロさん。女性です)さんは1972年生まれ。これからが楽しみな作家さんです。

バターの香り、エシレのお店

2009年11月14日 | 食べ物&飲み物
ミネラルウォーターのウリベートを買い求めている片岡物産の扱い商品にエシレバターというのがあります。
発酵バターで、有塩と無塩があり100gで800円以上もする高級品です。


このエシレが丸の内にショップをオープンしました。
◆エシレ・メゾン デュ ブール

扱っているのは、発酵バター・クロワッサンをはじめとするパン類・ケーキ類などです。
クロワッサンは形がズングリムックリで洗練されてはいませんが素朴なタイプがお好みのかたにはたまらないでしょう。

バターをたっぷり使ったパンやケーキなんて・・・と敬遠されそうですが、あのおいしそうなバターの香りをかいでしまったら一度は試さずにいられなくなります。

ギフト用に使用されているフレンチブルーの箱を見たら「いいモノもらったな」という満足感でいっぱいになりそう。


◆クロワッサン1個399円(!)
◆フレンチブルーのギフトボックス 3360円
 (フィナンシェ5個・マドレーヌ5個、箱代210円だそうです)
◆有塩バター30gポーション1個336円

オープンは9月の初めで、少し時間をおいて行ったつもりだったけど45分並びました。世界初のエシレ専門店ということでまだ価値が高いのでしょう。

ハンドルの握り方

2009年11月11日 | 車と私
車を運転するアナタ。
アナタはハンドルのどのあたりを握っていますか?

教習所に通っていたころ、免許取り立てのころ、私は時計で言う10時10分の位置を握っていました。

最近ふと気づいたのですが、11時5分だったり、12時10分(2時の方がわかりやすい?)の位置だったりするんです。

ヘンな癖が出てきちゃったのかな・・・。

以前観た『消されたヘッドライン』という映画で、主役のラッセル・クロウがハンドルの真上(時計で言う12の位置)に両手を揃えて置いていたんです。しかもシートベルトはどうしたの?ってぐらいハンドルに寄って・・・。
私が20代のころはシートベルトなどなくて、背中に赤ちゃんをしょったお母さんがハンドルにしがみつくように運転している姿をよく見かけました。
ラッセル・クロウはそんなお母さんを思い出させるような前かがみ。視野が狭くなって見切れんだろうに・・・。

で、基本に戻ろうと思って極力10時10分の位置を握ろうとするのですが、既に違和感あり。なんかまっすぐ走ってないような気分になってしまうんです。
やはり直したほうがいいですかねぇ???

お題「あなたの“自分ルール”って何ですか?」

2009年11月08日 | twitter連携企画
今週のお題は「自分ルール」

大雑把な性格なので「自分ルール」というようなこだわりはあまりないですね。

靴を左足から履く習慣があっても、右足から履いたって特に気持ち悪くもないし。
財布の中のお札の向きを揃えていたって、たまには違う向きになっていることもあるし。

そうだな~。

イヤなことがあるとき、それが例えば翌日だったときは「あさってはもう終わってる」と思うことぐらいかな。

「あさってにはもう終わってる」
「1週間後の今日にはもう何もかも片付いている」

そうやって前向きに考えること。これはイヤなことが待っているときは必ずそう思うようにしています。ま、最近はそんなこともないけどね。

『沈まぬ太陽』-フィクションだけど・・・

2009年11月03日 | 映画&本&音楽&TV
今日11月3日は、作家・山崎豊子さんの85歳の誕生日なのだそうだ。

テレビでは『不毛地帯』が放映され、映画では『沈まぬ太陽』が公開中です。

『沈まぬ太陽』は3時間22分の長尺。あいだに10分間の休憩があります。

今、日航が不振に喘いでいるこの時期、ピッタリすぎるぐらいのタイミングで公開されたことは何かの因縁なのでしょうか。

主人公の恩地元(おんち・はじめ)にはモデルがあるとはいえフィクションと断りを入れているこの映画を、日航が社内報で取り上げ「企業として信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していると時事通信が伝えています。
う~ん、何かピリピリしてますね。時期が時期だからな~。

山崎豊子さんという人は資料に脚色を加えず、そのまま引用することが多かったそうでたびたび盗作騒ぎも起きています。こういったことが「ひょっとしてすべて真実?」と思わせているのかも知れない。
ましてやあの御巣鷹山まで出てくるんですから神経質になるのも無理ないかなと思います。

が、この映画を観た人は「日航ってヒドイ会社だね」というより、「恩地さんは高潔な精神の素晴らしい人だ」という気持ちのほうが強かったんじゃないでしょうかね。そういう人もいるんですよ、日航には(あ、日航って言っちゃいけないか)。

「清濁併せ持て」と上司から言われた恩地のライバル行天も、悪役みたいだけど、世のサラリーマンは共感する部分もあるんじゃないでしょうか。最後はホントの悪に手を染めて失脚するんですが、そこまで行かなくてもある程度の必要悪みたいなものは社会にはあることだし。

恩地元が組合委員長として会社側と激しく闘ったがための懲罰人事で、僻地を転々とさせられたのは9年間。その間にも2度ほど「詫びを入れれば日本に帰してやる」と言われたのに結局スジを通して自分を曲げなかった。自分が詫びを入れてしまえば一緒に闘って同様に閑職に追いやられている仲間たちに顔向けできませんもんね。

そうこうしているうちに、会社側は組合員の分裂を図り、結果いくつもの組合が同一の会社に存在するということになってしまうんです。
大きな会社だから2つぐらいの組合があっても不思議ではないと思うけど『沈まぬ太陽』の中では4つ。実際の日航には8つの組合が存在していると聞くと、これじゃ会社はまとまらんだろうなと思ってしまいます。

いったい何故ここまで傾いてしまったんでしょうかね、この会社は。
本当に会社のこと、社員のこと、お客さんのこと、安全のことを考えた人がなぜトップになれなかったんでしょう。答えはその辺にあるのでしょうか。