今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

スピンドクターを知った北欧のドラマ

2013年09月04日 | 映画&本&音楽&TV
テレビでよく放送される外国ドラマは断然アメリカのものが多い。NHKでは英国の『シャーロック』(ベネディクト・カンバーバッチ版)が放送されたり、民放でも韓流ドラママが多く放送されたりしていますけど、北欧のドラマを放送しているところは、あまりないですね。

映画『ミレニアム』シリーズ(スウェーデン)や、テレビドラマ『THE KILLING/キリング』シリーズ(デンマーク)、『THE BRIDGE/ブリッジ』(スウェーデン・デンマーク合作)など、アメリカやヨーロッパのドラマとは一味違う趣のあるドラマが、なかなか面白いですよ。

上の3つは犯罪ものですが、『コペンハーゲン/首相の決断』は政治ドラマで、党首から首相になった主人公が、家庭生活に悩んだり、道徳観からくる葛藤の様子を描いています。
ドラマの内容も好きですが、オープニングもいい。まるで映画のオープニングのようです。



歩き方や立ち姿が本当に首相みたい。「私は首相なの。私を選ばなかった人にとってもね。」と対立する党に対しても冷静に話しあいの場を持とうとする。こんな政治家がいたらな~と思わせます。昔のドレスが合わなくなり、ちょっと太ったことを気にする場面では同性として微笑ましかった。

このドラマで初めてスピンドクター(spin doctor)という言葉を知りました。側近の男性カスパがこう呼ばれているのですが、スピンドクターとは情報操作を専門的に行う人のことらしい。何か事が起きた時のカスパの助言は的確で、彼に任せておけば心配ないって感じ。勇み足で一時クビになったこともありますけどね。
さて、わが安倍首相にスピンドクターはいるのでしょうかね。

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グルスキー展へ行ってきました

2013年09月01日 | Weblog
今年の夏のおでかけはこれでお終いかな。六本木の国立新美術館で開催中のアンドレアス・グルスキー展へ行ってきました。チケット売り場にはなぜかテントが。並ぶ人のことを考えてあるのか。


東京ミッドタウンから徒歩で5分ほどのところにある国立新美術館は黒川紀章さんの設計によるユニークな形の建物です。


内部の柱もすごい。

柱の根元当たりはカフェになっています。

グルスキーの作品は巨大な写真で知られ、被写体によっては、かつての「ウォーリーを探せ」みたいな印象を受けるものが多いですね。
入口のポスターはカミオカンデで、ここだけは写真を撮ることが許可されています。

展示室での作品の実際の大きさは2・28m×3・67m。

私が気に入ったのは「99セント(99Cent)」という作品。

日本で言うところの「100円ショップ」ですが、グルスキーがロサンゼルスをドライブ中にこのお店を目にして作品にしたそうです。近くに寄って一つ一つを見、次に離れて全体を見る、というのが鑑賞者に共通した動きでした。(写真の「3つで99セント」というポップを見て、私ならコレとコレとコレだな~なんて選んでしまった(笑))

もう一つ、「東京証券取引所」を撮って以降、グルスキーの作品には群衆というジャンルができたそうです。
作品はここで紹介できませんが、カラー写真なのに、写っている人々はモノクロのような印象。ダークスーツの男性、または上着を脱いでシャツと黒っぽいズボンの人がほとんどを占めています。一方「シカゴ商品取引所」はカラフルな色が飛び交い、両作品が見られる場所に立ち、見比べると非常に面白い。

「ピョンヤン」という連作では、まさに北朝鮮のマスゲームの様子が作品になり、あれはまさにグルスキー向けだなぁと感じてしまいました。

国立新美術館ではアメリカン・ポップ・アート展もやっています。こちらもなかなか興味深いのであるが、また機会があればね。


暑い盛りだったので、せっかく六本木まで来たのだから・・・という欲はなく、ミッドタウン内にあるスーパー「プレッセ プレミアム」で少し買い物して帰ってきました。ここの接客は丁寧で気持ちがいい。私の勤めるスーパーの接客もここと同じレベルだわぁと、ちょっと鼻が高かった。

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