今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

今日、ひとつだけいいこと

2014年02月16日 | Weblog
レインブーツに穴があいた。
図書館から本が2冊届いていると言う連絡があったので、手元にある2冊を返しがてら、池袋の中央図書館へ行き、サンシャインのクロックスでレインブーツを見て来ようと思っていたのです。

都電の東池袋四丁目で降りて、図書館へ向かう途中、大きなキャリーケースを引き、大きなバッグを背負った若い男性につかまりました。
「このホテル、知りませんか?」

プリントアウトした紙を見ると「ホテル マイステイズ東池袋」とある。住所は東池袋4-39-13。おお、まさにここは東池袋だけどさ、と思ってスマホのナビに住所を音声入力すると、そこから1分と出ました。近い! で、一緒に行ってあげようか?と言うと「お願いします」と答える。

しかし、行ってみるとそこは東池袋4-3-13だったのです。何度もスマホに話しかける(?)のですが、39の9を認識してくれない。改めてキーボード入力すると、全然違う方向。
ここで放り出すワケにはいかない。ホテルまで一緒に行ってあげましたよ。池袋よりもどちらかというと大塚寄り。近いのは都電の向原停留場。

道々、話を聞くと(とても人懐こい子でした)札幌から来た受験生で早稲田を希望しているとのこと。火曜日が試験なんだけど少し早目に来たこと、東京にいれば「嵐」に会えるチャンスがあるかなとか、大学に受かれば、スケートの羽生結弦と同じ学部なので、会えるのが楽しみだとか、いろいろ喋ってくれました。

別れ際、ホテルから一番近い向原停留場から都電に乗れば早稲田が終点で、料金は160円だよと教えてあげました。

そして、私は図書館へ。

このあとがガビーンの連続です。まず本を返したところまでは良かった。
新しい本の受け取り、私は駒込図書館を指定していたのです。その時点で5時を少し過ぎていました。駒込は確か5時までだよなと思いながら一応、スマホで検索してみると日曜は6時までと出てる。お、まだ間に合うと思い、クロックスは諦め、駒込図書館へ急ぎました。なのに、無情にもシャッターが降りていた・・・。やっぱり5時までだったんだ。

本も受け取れず(駒込図書館は月曜が休みで、2冊のうち1冊は今日が受け取りの期限日)、レインブーツも買えず、マルエツプチ(池袋の図書館の下)でお買いものしようと思ってエコバッグまで持っていったのに、ぜーんぶできなかった。

駒込図書館で用事を済ませていれば・・・と思ったけど、あの札幌の受験生は寒風吹きすさぶ(ビル風だけじゃない)歩道で途方に暮れていたに違いない。まあ、彼も見つからなければタクシーを使うと言ってましたけどね。

全部できなかったのに、悔しくなかった。今日の私はあの受験生のためにあったんだと思えた。それでいい。

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雪消し

2014年02月12日 | Weblog
昨日は千葉のほうでまた雪が降ったそうな。

山形で暮らしていたころ、茶の間でいっぷくしていた元・夫の父がおもむろに立ち上がったので、義母が「どこさ行くの」と聞くと「雪消し」と答えました。
雪は降り止むと、普段歩く場所以外のところにいつまでも残っています。これをスコップで道路に少しずつ投げて車に轢(ひ)かせるのです。これが「雪消し」。

ただ解けるのを待つよりずっと早く雪が消えます。義父だけでなく、どこの家庭でもやっていました。

都内にいつまでも残る雪を見るたび、仕事を始める前、仕事の合間、仕事が終わったあとに、せっせと雪消しをやっていた義父を思い出します。

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讀賣新聞「編集手帳」より

2014年02月07日 | Weblog
今日の讀賣新聞朝刊「編集手帳」にこんな句が載っていました。

おやさしき我が祖母様よお先にて三途の河の浅瀬知らせむ

19歳の少尉が残した辞世の句です。
「編集手帳」の前後の文章は省きますが、あの時代の19歳のなんとオトナなことよ。恋も知らず、散っていった若者はきっとおばあちゃん子だったんだろうな。

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