救助を求める合図の用品として活躍!!
人命救助は災害から48時間以内なら、かなり生存率が高いとされています。
それを過ぎると1時間単位で可能性が失われると語る救助隊の話もあります。
人間が水や食料なしに生き延びられるのが、一般的に3日間とされていることと考えあわせても、決して大げさな話とは言えないものがあります。ですから身動きのとれない状況に陥ってしまった場合には、どうにかして救助の初期段階に自分の居場所を分かってもらわなければなりません。
「わたしはここだ!」と大きな声が出せれば、それはかなりの幸運だと考えていいはずです。
声が出せる体力が残っているのですから。
けれどむやみに大声を出して、エネルギーを消耗しないよう注意が必要です。
人の気配が確実に感じられたら声をあげるようにし、不確かな場合は壁や周囲の物を叩いて音を伝えるようにした方が賢明です。
最初のうちはだれでも早く助かりたい一心から,耳に届くすべてを救助と錯覚してしまうからです。その音が間違いだったと分かった時の落胆と、それを何度も繰り返すうちに忍び寄る絶望感が、実は体力を浪費する以上に怖いのです。
とはいえ「どんな状況でも絶望は何の助けにもならない」と自分にいいきかせることができるでしょうか。
ケガをしていて体を動かせなかったり、叩いて音のでるものが周りになくても諦めるのは早すぎます。
生きて息をしている限り、まだまだ道具は残っています。
吐いて吸っている息だって音を伝える手段になってくれます。
そうです、口笛です。
指笛が吹けたらもっとベター。
口笛より高くて鋭い音が出ますから。ただ口笛も結構、肺活量がいるのが困ったところです。
そこで、笛があったらと考えてるのですが、今は子供のおもちゃでも笛を見かけることは少ない時代です。ですからスポーツ店でホッケーやサッカーの審判用の笛を探すもの一案です。もちろんアウトドアのショップに行けば、レスキューホイッスルという緊急用の笛が手に入ります。
その中にはIDホイッスルと呼ばれる、笛の本体に身分証明書の紙が収納できるものも売られています。
これは、血液型や既往症などを記入でき、救急隊に必要事項を伝える役にも立ちます。
いざというときに備えて、笛は常に持っていきたいものです。
(出典 マグニチュード手帳 [最新改訂版]~地震・災害マニュアル~ より)
【関連記事】
【災害対策】 絶対必需品 『水』 人間が生きていくための素です。
【災害対策】絶対必需品 『身分証明書』 自分が何者かをハッキリさせる!
【ホイッスル関連商品】



※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます