元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

インドネシア野球、アジア途上国の野球、国際大会、日本のアマチュア野球、プロ野球情報、日大三高時代の面白エピソードを発信

モンスター 野林 大樹 ・・・ ジャカルタ参上

2011年07月27日 07時24分46秒 | 興味のある高校・大学・プロ野球

日大三高からドラフト2位で近鉄バッファローズに入団。その後、広島ー近鉄ーヤクルトと11年間プロ野球選手として活躍。現在は成蹊大学硬式野球部ヘッドコーチを務める。

近年の日大三高は超強力打線の題名詞が付き、凄い打者が多く存在しています・・
時は未だ昭和の時代に、未来から過去にタイムスリップしたような超強力打者が日大三高に存在していたのです・・それが「野林 大樹」
野林は中学卒業前の春休みからシュートのレギュラーを獲得。更に、バッティングだけではなく肩も、もの凄かった!当時は全外野の中継プレーは全てショートの野林が入る異例のフォーメーションを施いていました。さらっと簡単に野林のプロフィールを紹介しましたが、日大三高の8代下の後輩にあたります。

そんな野林とはバリ島に移住する前からの付き合いで、丁度、野林がヤクルトスワローズを退団した年の日大三高野球部新年会で意気投合し、当時、川崎の武蔵小杉で活動していた我が軟式野球チーム「スタジアム」に引っ張り込み、とどろき球場や幸球場での試合、川崎市の大会、栃木県の大会などに参戦してました。

バリ島移住後の2004年から数年間についても頻繁にバリ島を訪れ、バリ リトルリーグの立ち上げや国際武道大学との国際交流の段取りを一緒になって手伝ってくれたのも野林です。その当時、野林はバリ島在住の若手の日本人と夜な夜な飲み歩いて、夜中のメイン通リを素っ裸で走っていたと言う秘話もあります。
・・もう時効だから言っちゃったよ(笑)

野林の今回のジャカルタへの渡航は、来年の国体決勝大会に向けた強化練習のプログラムの一環として入れ込んでいる「日本遠征/練習試合・練習」のためのチーム力の視察をメインとし、東ジャワ州代表チームの選手達へのアドバイス指導を兼ねての渡航です。





ワンポイントレッスンでは東ジャワ州代表チームの選手達も野林ワールドに引き釣り込まれ、初めて見る元プロ野球選手のティーバッティングの迫力に唖然としていたものです。
当年42歳の野林ですが・・やっぱモンスター(化け物)だよ”ノバちゃん(大笑)

その光景に他州の選手達が気づき、一気に50人くらいの選手達に囲まれてしまった野林。大汗をかきながら、ハァーハァーゼェーゼェー呼吸困難にも負けず、一生懸命に野球指導を繰り返してました。

昨年半ばから成蹊大学硬式野球部のヘッドコーチに就任した野林。
成蹊大学も9月から東都大学秋季リーグ戦が開幕されます。選手育成や試合戦術に定評のある野林のことです。何かやってくれそ~な気がします(ワクワク)
まぁ、今期は難しいとしても、来期の2部昇格が大いに期待されます。

成蹊大学野球部硬式ホームページはこちらです
  ↓
http://keikyukai.info/index.html
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インドネシア国体予選大会 激突!ジャカルタ特別州とのガチンコ対決・・・!

2011年07月24日 21時47分19秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール


2011年インドネシア国体予選大会決勝戦
東ジャワ州代表チームとしては東ジャワ州の野球が発祥してからこの方初の決勝戦進出

東ジャワ州      012 020 000  5
ジャカルタ特別州  030 002 22×  9



ガチンコ・・大激突!
インドネシア代表ナショナルチームの選手9人でレギュラーを固めるジャカルタ特別州代表を相手に、東ジャワ州代表は痛恨の失策から終盤に追い越され準優勝の結果となりました。

先制して、逆転されて、追いついて、突き放して、同点にされて、抜きこされて・・・
7回裏の守備から急激にエースのアンハールの球威が落ち(スタミナ不足です””)
それでもラッキーにツーアウトまで取れたのですが、その後はギャンブル性に掛けるしか策がありませんでした。結局、鎮痛剤で痔を抑えながら3連投した投手を投入。6回裏に同点に追いつかれ、7回にはツーランスクイズを見破って、捕手にセカンドランナーを殺す様に指示を出したのですが、捕手が舞い上がって1塁へ送球してしまい2点を献上。8回はレフトがライナーの打球をダイビングキャッチを試みたが捕れずに外野フェンスまでボールが転々と・・その間に更に2点を献上””
東ジャワ州代表は、7回、8回、9回と常にランナーが2人以上塁に居る状況を作るのですがもう1本が出ない・・・ライナー性の良い当たりが正面を付く・・・で、ゲームセット”

この試合の「運命の1球」は、ツーランスクイズを防げなかったあの打球処理です。
ここを防げるかどうかが勝敗を分けたと言うことです。この失策が、その後の代打、
ピンチランナー、コーチャーとの疎通など”ことごとくタイミングが”1テンポ”ずれだしたのです。






決勝戦での惜敗は「大舞台での試合経験の差」「試合に際するメンタル的な部分での差」だと痛感します。しかしながら、今回の東ジャワ州代表の準優勝の意義は、各地方州、また、インドネシアアマチュア野球連盟への影響力は非常に大きく、来年の本大会へ向けて、そして今後のインドネシア野球の向上にとっての、第1歩を示したと確信しております。


    ー東ジャワ州の球史に新たな1ページを作った戦士達ー


近々、今大会を振り返った総評、及び、本大会(決勝大会)への展望、そして、インドネシア代表ナショナルチームの戦主力についての辛口(?)コメントをしたいと思いますので、宜しくです。

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インドネシア国体予選大会 決勝進出への意地 ・・・!

2011年07月22日 10時21分10秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール


インドネシア国体予選大会3日目の試合結果になります。
東ジャワ州代表(ジャティム) 対 ランプン州代表
        5      -   11
初日が現ナショナルチームのエースであるエフェンディーのいる南カリマンタン州代表との試合昨日が強豪の西ジャワ州代表、そして今日は、やはり現ナショナルチーム2番手ピッチャー格のいるランプン州代表と・・・毎日が決勝戦のような重い試合を仕込まれるという事実が存在し、東ジャワ州代表が標的になっている大会ですが・・・・
選手達はそれぞれに精神的ダメージを負って、この3日間を戦いました。
また、昨日、一昨日の戦いによる体力的、集中力的な部分にもダメージが生じていたのも事実です。このような状況下の中で決勝進出の最後の関門である今日のランプン州代表戦では全投手を使い果たし、2日間連投したスラバヤ出身の投手も途中から3連投をさせましたが最後には握力が無くなってしまい、更には痔までも併発させてしまう結末。最終的には野手が投げると言う対応を施しましたが敗北の結果となってしまいました。

いやぁ・・・ジャカルタ遠征時に予測したことが実のものとなりました~
でも、こんなことなんかには負けてられません!
決勝進出目指して東ジャワ州代表チームは残り試合全部に勝利します!



インドネシア国体予選大会4試合目、5試合目、6試合目の結果になります。
4試合目
東ジャワ州代表(ジャティム) 対 パプア州代表(パプア)
    15         -     1


5試合目
東ジャワ州代表(ジャティム) 対 中央カリマンタン州代表(カルテン)
    10         -     0


6試合目
東ジャワ州代表(ジャティム) 対 中央ジャワ州代表(ジャテン)
    7          -     0


そして・・・
東ジャワ州代表チームは見事に「5勝1敗」と言う成績でグリープ内を1位で通過し、念願であった初の決勝戦進出へと駒を進めたのです。


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インドネシア国体予選大会 仕組まれた罠 ・・・ ?

2011年07月18日 19時03分36秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール
インドネシア国体予選大会が開幕された。
14州の代表チームがジャカルタのスナヤンに集結。
2つのグループに分け、それぞれのグループ内で順位を決定させ、各グループ同位同士で最終順位ランキングを争うシステムにて大会が進められる。

大会開始前日に行なわれたテクニカル会議で次の様にグループ分けが抽選で決められた。
グループ A
1 DKI (ジャカルタ特別州)
2 BALI (バリ州)
3 JOGJA (ジョグジャ州)
4 BANTEN (バンテン州)
5 SUMUT (北スマトラ州)
6 RIAW (リャウ州)
7 KALTIM (東カリマンタン州)

グループ B
1 JABAR (西ジャワ州)
2 KALTEN (中央カリマンタン州)
3 JATIM (東ジャワ州)
4 KALSEL (南カリマンタン州)
5 JATEN (中央ジャワ州)
6 LAMPUNG (ランプン州)
7 PAPUA (パプア州)

と、ここまでは普通の流れだったのだが・・・ジャカルタ特別州から移籍した2名の選手が書類不備のクレームを付けられて審査に掛かってしまい、そのまま審査は明日まで持ち越しとなった。大会前から心配していて何度も確認を取ったのにも関わらず、この部分が審査になったのかが不に落ちない””しかも書類不備はジャカルタ特別州管轄セクションからの書面であった。また、各試合日程が全然組まれてなくテクニカル会議終了前に、開幕第1戦(1日目)の試合スケジュールだけ通達をされた・・・この辺から嫌ぁぁぁな予感を感じていたのが事実だった。






東ジャワ州代表 対 南カリマンタン州代表
  10    -    5
東ジャワ州代表チームは、ジャカルタ特別州から転移した選手2名が書類不備のクレームを受け、試合前に急遽出場がペンディングになり、試合直前にスターティングメンバーの変更を余儀なくされたのだった。この余波が選手達のメンタル面に大きく影響をし、なかなか試合のリズムを掴めず四苦八苦。更に南カリマンタン州代表チームのエースピッチャーは、インドネシア代表ナショナルチームのエースであるエフェンディーであるため、攻略に時間が掛かかってしまった。1回に3点を奪われ、その後「3-3」の同点に追いつき、また「4ー3」と逆転、しかし、その後に2点を奪われ「5-4」にされ、更には「5-5」の同点に追いつく・・・
このようなシーソ-ゲームが5回まで続き、ようやっとリズムを掴んだ東ジャワ州代表チームが6回から猛攻に転じ4点を奪い、終盤にも1点を追加。結果、インドネシア代表ナショナルチームのエースピッチャーのエフェンデーを要する南カリマンタン州代表チームを「10-5」で撃破しました。

この日の夕刻に、大会日程が全て告知されたのですが、2名のレギュラー選手が出場出来ない期間に、西ジャワ州代表とランプン州代表との試合が組まれていたのであった。



東ジャワ州代表(ジャティム) 対 西ジャワ州代表(ジャバール)
      7        -        6
インドネシア国体予選大会2日目の試合結果は「7-6」でグループ内ランキング1位通過候補、また、予選大会準優勝候補の西ジャワ州代表チームを撃破。
試合開始直前まで試合に参加出来ない2名のレギュラー選手の件で大会本部と交渉をしており、2名のうちの内野手の1名については参加の許可が受理されたのですが、その後に取り消しになると言うような経緯が発生し、残りのエース投手の参加受理も試合前に受理が確約されていたのですが、土壇場で受理が延期になったりと、このような悪影響が選手達個々に浸透しての試合開始となりました。
やはり初回から最終回までことごとく不運続きで数々の好チャンスが潰れて行きます。
残塁数も2桁に達する最悪な試合展開となり「6-2」と、西ジャワ州代表チームにリードを
許す始末。しかし最終回に一挙5点を奪い「7-6」と大逆転に成功し勝利を収めました。
昨日の南カリマンタン州で9回と3分の2を投げきり、筋肉痛の残る投手の連投。
これは、監督として現状況の中、1番信頼出来る投手の起用からの判断になります。


仮に、この1番信頼の置ける投手で負けたならば負けに対しての納得が行くからです。
もし、この投手を温存し、他の投手を起用して負けた場合、後悔しても仕切れないと言う
「心中覚悟」の決断による起用になります。
また、大会直前に突き指をし、3針を縫う怪我を負ったセンターのレギュラー選手の包帯を解かせ代打に起用し、逆転の糸口となる内野強襲安打をもぎ取ったり・・・
まさに、西ジャワ州代表チーム撃破と初の決勝進出の可能性を切り開くべく我が東ジャワ州代表チームの意地と気迫そして持てる総力を全て出し切っての大逆転勝利になります。

そして、翌朝に組まれた大会3日目のランプン州代表チームとの戦いを迎えたのでした””
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監督の強化練習・・・???

2011年07月15日 14時33分55秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール
2007年にインドネシア代表ナショナルチームの監督就任以来、強化練習開始から大会終了までの期間はホテル滞在になります。加えて、選手達にはキツイ練習を課し、ぺナルティーなども課しまくっています。しかし、監督だからと言って横柄に威張り散らす様では監督失格なのです。

{選手達にだけに苦しい試練を与えるだけでは監督失格}

自身にとっても1番面倒な課題を日課とすること・・・
その課題とは自身が練習で着たユニフォーム類を全て自分で洗濯することである。
練習後にホテルの部屋で洗濯し、乾いた後にアイロン掛けまでを行う。












グラブの手入れと同じくトレーニングシューズやノックバットについても行なっている。
実際「そこまでして監督業はしたくない」と言う方もいらっしゃると思いますが、そんな言葉を言う方ほど監督と言う職務を履き違えているのではないでしょうか?










日大三高校野球部時代にしてもユニフォーム類の洗濯は洗濯機任せで、生まれてからこの方、手でゴシゴシと洗濯などしたことはありませんでした・・・

2007年から今日まで続いているこの無謀とも思える自分に課した日課のお陰で、練習後のシャワー室で蒸気に負け見事なまでにのぼせ上がってる監督がいます。(大笑)


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東ジャワ州代表チーム 強化練習 (お掃除タイム編)

2011年07月09日 14時10分54秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール
東ジャワ州代表チームの強化練習は野球に関するトレーニングとは別の部分で、人間教育的な部分(トレーニング)をも取り入れています。
まずは・・・お掃除から始めましょう!

年齢的な序列も関係ありません。レギュラー選手ほど厳しく接します。












只単に野球の技術が上手くなれば良い・・・ではいけないのです。
野球の技術を向上させるには、先に、意識革命を据えつけなくてはいけません。
そんな中において、自分達が使用するグランドやグランド周りの清掃は当たり前のこと。
この様な文化はインドネシアには無いことが多いですが・・・せっかく日本人監督と知り合ったのですから、この機を境に「しっかり」とやってもらいます。(笑)








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東ジャワ州代表チーム 強化練習 (最終クール)

2011年07月03日 22時23分19秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール


ジャカルタへの遠征も終え、スラバヤで最終調整を行なって国体予選大会に備えます。
3月末から開始した強化練習ですが、これで見納めです。
・・・最後の「おでこコツン」です(笑)




只、国体予選大会へ望むにあたって1つ懸念される点はレギュラー陣4名の練習不足です。
仕事の関係で仕方にないことですが、それぞれ1週間から2週間程度しか全体練習に参加出来なかったことから、今一、サインプレーの徹底が出来ない部分は隠せません。
今回の東ジャワ州代表チームの攻撃時のサインは「18個」で2パターンを用意していますが・・・はたして付いていかるかどうか?
また、スタミナの面での心配も生じています。特に、ジャカルタ特別州代表チーム、西ジャワ州代表チーム(優勝、準優勝の常連州)対策に投じるエースピッチャーのスタミナです。彼もこの4人の中に含まれているのです。



待った無し!後はジャカルタで暴れるのみ!
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