元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

インドネシア野球、アジア途上国の野球、国際大会、日本のアマチュア野球、プロ野球情報、日大三高時代の面白エピソードを発信

星野JAPAN

2007年11月29日 13時22分30秒 | インドネシア代表ナショナルチーム(国際大会など)
タイ代表の試合をデータ収集しながら観戦している時だった。

アタッシュケースに印刷されていた「INDONESIA NATIONAL BASEBALL TEAM」のマークを見た人が・・・

{インドネシア代表?インドネシアのナショナルチームの方かい?}と、
後方席から声を掛けてきた。

{そうですけど・・・}と、何気なしに後ろを振り返った。その瞬間
 眩いくらいに「JAPAN」のマークが飛び込んだのだった。


 
星野ジャパンのオフィシャルの方々が数十人。
もの凄い人員でデータを収集していたのである。
この様な人事的な構成においても野球後進国との違いを痛感したものであった。



その後、山本浩二さん、田淵幸一さん、大野豊さんら星野ジャパンのオフィシャルの方々に挨拶をして回った。

特に山本浩二さんには気さくに話をして頂き、アセアン諸国の野球事情などについて長々と話しをさせて頂いた。貴重なお時間を頂きまして有難う御座いました。


ープロ選手で編成された星野JAPANは無難にアジア選手権大会を制覇ー


この台中で纏めた各データは、この後にタイで開催されたアジアンSEAゲームス時に、終始ベンチ内でページを捲り続けたアンチョコとなった。

特に、内外野の守備配置の指令や、キャッチャーへの配球の指示に有効活用をした貴重なデータとなったのであった。
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台中へ!タイ代表、フィリピン代表のデータ収集の旅

2007年11月27日 13時11分39秒 | インドネシア代表ナショナルチーム(国際大会など)
日本遠征からの帰国後、アジアンSEAゲーム開催までの約1ヶ月間を最終の仕上げとして、ジャカルタで強化練習を再開したのだが、選手達の体調に異変が現れるのであった。

故障者や風邪などで体調を崩す者が相次ぎ、非常事態に陥る。
毎日平均して8人前後の選手達が強化練習への参加が出来ないのである。

この為に作戦面の細かい練習が満足に行えなかったり、練習試合の相手を努めるジャカルタ州代表チームの選手達が揃わなかったりという散々な有様であった。

その中でも1番の痛手となったのは、日本の某大学から左右の投手2名をインドネシアに招聘しタイ代表とフィリピン代表の投手攻略における最も重要な強化練習プログラムが、予算の関係により急遽キャンセルになってしまったのである。

ピッチングマシンを140kmから150kmに設定をして精一杯の緊急対応を施したのだが、万全なる対応は出来ない。

またチーム編成における諸々の相違からインドネシアアマチュア野球連盟とチームオフィシャルの代表との間にも亀裂が生じて来るのであった。

日本遠征終了までは全てが万全に進んでいたが、この時期よりインドネシア代表チーム内に霧が立ち込めて始めた・・・

また、東南アジア競技大会(アジアシーゲーム)が開催をされる直前の11月末に、台湾の台中でアジア選手権大会兼北京オリンピックアジア最終予選が行われたのである。この台中でのアジア選手権兼北京オリンピックアジア最終予選にはタイ代表とフィリピン代表の2国が、アジア第2グループの試合に出場をする。そして、このアジア第2グループの覇者が日本代表や韓国代表の待つアジア第1グループに駒を進め決勝トーナメントを戦うのである。
また、この先の大会を見据えた場合、香港代表、パキスタン代表の参戦するこの大会はデータの宝庫なのである。

当然ながらアジア第2グループを征するのは、このタイ代表とフィリピン代表のどちらなになる。実はインドネシア代表監督就任早々にインドネシアアマチュア野球連盟へタイ代表とフィリピン代表の2国はさることながら、2005年のアジアンSEAゲームスをはじめとし、それ以前のアジアカップ等の国際試合のデータが欲しいと嘆願をした。

しかし、インドネシアアマチュア野球連盟からのは国際試合の各スコアーや映像のデータなどは何も持っていないとの回答を受けたのである。

であれば・・・11月末の台中で行われるアジア選手権兼北京オリンピックアジア最終予選の視察を嘆願し台中への視察許可を受けた台中へ出向いた。

2007年11月末の台中は、物凄く寒く小雨も降っている状況であった。
連日ほとんどの試合をビデオに収録し各国代表の選手データを必死に書き留めた。
タイ代表、フィリピン代表、パキスタン代表、香港代表の全データ収録を行った。

台中の市内で防寒具用の上着を購入し小雨と寒さで悴みながらのデータ収集になった
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