元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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国際親善交流!国際武道大学招聘 第4回レッドソックスカップ 12月17日開催!

2011年11月30日 16時22分18秒 | バリ島、インドネシア国内の野球 ソフトボール
国際武道大学バリ島招聘による日イ友好は2006年から国際交流の一環として開始しました。2006年の初年度に「野球部員6名の有志」から始まったこの交流も、2007年、2008年、2009年、2010年と毎年のように人員が増えて行き、6年目を迎える今年2011年は「30名」の野球部員、そしてソフトボール部員の選手達がバリ島へやってきます。


ー国際交流初年度の2006年は野球部有志6名からのスタートだったー

バリ島において、この様な素晴らしい国際交流の場を持てますこと・・・
関係者の皆様方には深く感謝致しております。そして、何より、多大なるご協力とご理解を受け賜っております「国際武道大学野球部の岩井監督」に心より感謝と御礼を申し上げます。


ー国際武道大学野球部 岩井監督ー

バリ島において、毎年、恒例となったこの野球とソフトボールを介した交流は、勿論、インドネシア国内唯一の祭典となっています。日本の大学のチームがインドネシアに来訪すること事態ONLY ONEなのですが、特に内容的にもカップ戦だけでは無く、連日とも言って良い程に、日没時刻までの野球指導を織り込んでいるのが最大の特徴になります。これは国際武道大学の選手達の指導に掛ける情熱的な姿勢によるものからになり、その結果として他に類を見ない祭典となっています。


ーマンツーマン的に張り付いて指導を繰り返す国際武道大学の選手達ー

ーこの野球指導も2006年からの伝統となっていますー

ーソフトボールの指導も野球同様に熱が入っていますー



過去5年間はバリ島を拠点として他島からの参加を取り込んできましたが、6年目に突入するに際して、その内容を更にグレードアップすべく、野球に関してはバリ島で行われる「レッドソックスカップ」以外の日程で、初のジャワ島遠征を決行する運びとなりました。これは、国際武道大学野球部によるバリ島を始めとし、インドネシア全土への野球の伝授と向上の記念すべき第1歩を意味し、その記念すべき第1歩となる都市は・・・

ジャワ島のスラバヤです。

・・・そうなんです。

我がレッドソックス硬式野球&ソフトボール倶楽部の野中総監督が今年から率いている東ジャワ州代表チームと親善試合や合同練習、野球教室などを行います。以前にもこのプログ内で紹介を致しましたが、この東ジャワ州代表チームは、今年の7月に開催されたインドネシア国体の予選大会で決勝戦に進出!インドネシア代表ナショナルチームの選手で構成される王者ジャカルタ特別州代表チームを相手に大激戦を演じ、東ジャワ州における野球史上初となる準優勝に輝いたチームです。国際武道大学にとっても手ごたえ十分な相手になると思います。

加えて、スラバヤにはリトルリーグの組織もしっかりと構築されていてリトルリーグ所属の選手達も100人を超すインドネシア国内でも野球に活気のある都市なんです。ちなみに、昨年の2010年には世界リトルリーグ世界選手権大会のアジアパシフィック地区予選大会を開催した都市でもあります。従って、リトルリーグの世界大会を筆頭にポニーリーグ、シングルA,ダブルAA、U15などの国際大会に参戦する各インドネシア代表チームへ選手を多く輩出しています。国際武道大学の野球指導によって更なる向上が見られるのではないでしょうか・・・

また、国際武道大学の選手達にとっても過去5年間のバリ島の歴史、文化、風習などに加えて、同じインドネシアでも他島における文化や風習の異なる部分を体験して頂き、新しい視点と感性を自己へ取り込んで貰いたいと思います。

インドネシアの歴史上、現在のバリ島におけるバリヒンドゥー教の元祖がジャワ島に値し、特に今回の遠征地である東ジャワ州は、バリヒンドゥー教の元祖であるジャワヒンドゥー教をアセアン諸国に君臨させインドネシアからシンガポール、マレーシア、タイの1部分までを統治配下としてした「マジャパイト王国」の拠点でもあります。現在のバリ人と称する/位置付けられている人達の祖先も、この東ジャワからバリ島へ移り渡ってきた人たちになり、インドネシアのルーツとも言える地域なのです。

この様な意味からもインドネシアという国を細部的に捉え、バリ島だけでなく、この素晴らしい日イ友好、国際親善交流の中から、インドネシアという広大な国に存在する多種多様の文化や風習などを体験して、今後、社会に出て行く前途ある国際武道大学の選手達には、柔軟な思考性と順応性、また許容性をも習得して行って欲しいと思う次第です。


ー6年目を迎えた国際武道大との国際交流は更なるパワーUPを計り進めて行きますー

そして・・・
このスラバヤ遠征からバリ島に帰郷して行なわれる「レッドソックスカップ」
レッドソックスカップは2008年から開始されたカップ戦になり、今年は、バリ島内からインドネシア国内ランキング4位の「レッドソックス」、東カリマンタン州からインドネシア国内ランキング3位の「パイレーツ」、中央ジャワ州から初参戦の「パシャ」、そして過去3回優勝の「国際武道大学」の4チームでカップ戦を行います。
特に、東カリマンタン州から参戦する「パイレーツ」は2008年にも参戦をしており、野球とソフトボールのインドネシア代表ナショナルチームメンバーも在籍している強豪チームになります。

また・・・
来年からの本格的なカップ戦開始を見据え、ソフトボールのカップ戦をも今年から開催します。「国際武道大学」「レッドソックス レボリューション」そして、バリ島に住む日本人で構成された「オールバリ」の3チームが参戦します。この「オールバリ」はバリ島の野球を牽引してきたジンバラン球友会J’z軟式野球チームのメンバーと、硬式野球でバリ島のインドネシア人選手の育成で貢献しているレッドソックス日本人メンバーの合体で構成されています。

2011年、第4回レッドソックスカップのスケジュールは次のようになります。
大会期間  12月17日から12月25日
ソフトボール戦  17日から20日
野球戦  21日から25日
野球については17日から20日までジャワ島のスラバヤへ遠征
レッドソックスベースボールパーク(ブキット、ポリテクニック短期大学内)にて


-2009年 第2回レッドソックスカップ優勝 国際武道大学野球部ー


-2010年 第3回レッドソックスカップ優勝 国際武道大学野球部ー




 尚・・・
大会終了後に、来年度開催の「第5回レッドソックスカップー国際武道大学招聘」について、野中総監督から“仰天  とんでも構想”を語ってもらいます。アセアン野球に興味のある方々は要チャックです 
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