元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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外国人監督・・・の錯覚???

2011年11月11日 07時39分31秒 | 66番の思想
外国人監督にとって、ありがちな錯覚

それは・・・
{外国・異国の地で、日本人選手を造ってはいけない}ということです。
言い換えれば「日本人と同じ野球を課するな」「日本の野球のように型にはめるな」という意味です。

日本人選手を基調とした「右へ習え」のような動作の矯正はNGですよ・・・
ランニング時の掛け声もお決まりの一般的の声出しではなく、面白く、奇抜な動作をも入れたって良いんです・・・
試合中、自チームが得点を挙げても試合終了「お葬式」のように静かにしているような押さえつけはどうなんでしょう??・・・

「メリハリ」さえちゃんと付ければ、野球がベースボールに変わります

2007年から選手達と創りあげてきたインドネシア代表ナショナルチームのベンチ内の画像を何点か紹介してみます。
日本の野球とは大違いなのがお分かりになると思います(笑)
ベンチ内で、スタンドの応援団のように歌って騒ぐインドネシア代表ナショナルチーム。2009年アジアカップ時の画像から・・・






ペットボトルを太鼓の変わりにしリズムを取り、体全身で踊る選手達にレギュラーも控えもありません。



野球は堅苦しいスポーツではなく、楽しむスポーツです。
特に試合は大いに楽しんで・・・全員でフェスタ!



野球の全てにアート(芸術)性が大切なんです

勿論、試合前の(ラインナップ前)大合唱は当たり前のことです。



その国々での習慣や風習も異なりますし、野球伝道の歴史をも考慮した上で、その国独特の持ち味を100%生かすように引き出してあげることが大切だと思います。

決して、日本独特の野球が適合するなどと錯覚はしないで下さい。

クダケる時は選手達と一緒になって監督だってクダケます。とことん付き合いますよ。


その国の野球文化が、どの様にして形成されて、そのように進んで行くのかは、その国が決めることであって、外国人の我々が決定することではないのです。

外国人として、記録として残し、良いと思われる方向への手助けをするのが外国人監督なのですから・・・


 外国人監督の考えるアセアン諸国の野球向上と発展に続く)
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