ショア(陸っぱり)から旨い魚が釣れるかな?in Toyama

ベイトタックルをメインにルアーフィッシング!!釣って食べて,海の幸に感謝!今年はどんな出会いがあるでしょう!!

鯉日記 生物濾過..考察

2015年09月05日 | 錦鯉飼育日記

※結論として,あまり意味がない記事なので無視していただいて結構ですので,興味があればまとまりのない長い文章を読んでください(笑)




 


 亜硝酸,マックス.



 結局,しばらく餌切りで,ちょっと亜硝酸を分解するバクテリアの蓄養をしようと..




 1.水替えをして,亜硝酸濃度を一定以上上げないようにして,かなり絞った餌を与え続ける.

 2.十分蓄養されてる亜硝酸を分解するバクテリアを蓄養させることに専念して,新たなアンモニアをできるだけ減らすべく,餌切りと水替えを抑える.

 3.亜硝酸を消す薬とかもあるみたいですので,それを使う.




 
 まず3は却下.



1.序 バクテリア


 濾過バクテリアの2大種は,



 アンモニアを分解して亜硝酸を排泄する,ニトロソモナス属,



 そして,亜硝酸を硝酸に分解するニトロバクター属.




 




 当然,ニトロソモナス属はアンモニアがなければ増殖しないでしょう.ニトロバクター属は亜硝酸がなければ増殖しないでしょう.





 ということは,魚がアンモニアを出さなければ,両方のバクテリアは増殖できない.一旦常在バクテリアとして育っても,アンモニアを出さなくなると,バクテリアの量に対してのアンモニアが減るので,ニトロソモナス属は死んでいき,バクテリアの生命を維持できるアンモニア量に合わせた数になるんでしょうね.当然ニトロバクターもですね.


2.熱帯魚と錦鯉の水造り(ネット検索とかしてる中で)


 立ち上げは錦鯉3回(熱帯魚も入れると4回に,複数の水槽で飼ってたこともあるので,もうちょっとあるかな..)





 錦鯉に関しては,一回目は1か月は餌控えめにして最初2週間は3日に一度,その後は1週間に一度.1月で2週間に一度.何も知らないので,そんな感じでした..



 でも,だんだん,鯉が慣れてきて,餌以外の時の動きもよいなと.できた水なのかどうなのかも特に考えてませんでした.

 錦鯉のサイトとかで参考にしながらやってました.




 で,熱帯魚を入れてやってしまったわけです.これが失敗1ですね.




 当然,熱帯魚を入れたわけですから熱帯魚のことも調べますが,鯉のネット記事と熱帯魚ではまた違うんですよね.共通するのは,鯉も熱帯魚も飼育水が大切.水を作るということ.


 ただ,鯉のサイトはこなれた水を作る.とか,鯉の様子見て餌切り,水替え.水の照りとか感覚的というか,そういう感じで書かれていることが多い.


 一方,熱帯魚.


 こちらは,試薬やPH(特にPHについて詳しく書いてる).



 といった,科学的に分析しながら水造りをする的な記事が多いですね.



 背景には,日本にいる魚とそうでない魚.日本にいる魚なので,当然日本の水で,日本の水環境.特に錦鯉は昔から,日本で親しまれてますもので,食用の鯉の養殖とかもありますよね!




 熱帯魚は,その魚がいる環境にできるだけ合わせて飼う.PHに対するものとかあるわけです.







 3.濾過バランス



 生態系というものがありますよね.水槽では,水槽の中で作るわけです.目に見えるものであれば,メダカと鯉を入れると.メダカはいなくなりますよね.たぶん.



 これじゃ狭すぎるので,アフリカはサバンナに舞台を移しましょう..でもそれじゃあ,複雑すぎるので,サファリを作ることにします.




 そこには,


 雑草と,レイヨウとジャッカルとハイエナがいます.



 レイヨウは雑草を食べて生活するわけです.ジャッカルはレイヨウを狩って生きるわけです.そして,ハイエナはジャッカルやレイヨウの死骸を食べるわけです.





 それぞれ,繁殖するわけですが,そのバランスが大事ですよね.



 どうやってバランスをとっているのか.




 種が途絶えない数のバランスがあるわけですね.




 例えば,草が食べつくされず適度にある環境で,レイヨウが十分にその草を食べれる.数が増えますね.



 すると,ジャッカルの餌となるレイヨウも十分にあるので,ジャッカルの数も増えるわけです.



 その死骸を食べるハイエナ.ジャッカルの食べ残し,あるいは,ジャッカルの寿命や事故死のやつを食べて一定の生命活動を維持しているわけです.




 仮に,ジャッカルをその作った世界から,取り出してしまったとすると,レイヨウの天敵がいなくなるわけです.



 レイヨウは,草を食べるわけで,天敵がいないので,数が増えていきます.つまり草を消費していくわけです.




 すると,草の増殖能を超える数のレイヨウになると,バランスが崩れて,草がなくなります.




 すると,餌がないのでレイヨウは餓死していくわけです.



 もし草が0になったら,レイヨウも0になっちゃいます.



 
 その数が減る状況の時,一時的にハイエナは増えますが0になったらハイエナも餓死して0になります.



 
 じゃあ草を意図的に除草剤で狩ったら?



 レイヨウの餌がなくなって,さらにジャッカルにも食べられ,どんどん減っていき,れいようが0に.当然ジャッカルも遅れて,餓死.

 さらにハイエナは,一瞬歯肉が増えるので増えますが,最終的に0.


 
 もう一つ,レイヨウを排除したら.


 当然,ジャッカルの餌はなくなる,死ぬ.ハイエナは一時的に増えますが,死肉がなくなって死ぬ.

 すると,草は,この間栄養が増えるのでどんどん増えますが,最終的には栄養がなくなって枯れ果てるわけですね.





 じゃあ,何もしないで,放っておくとどうなるのか.




 一定のバランスをとって継続するんですが,それには,上記の意図的にやったのでもありますが,時差があるんですよね.



 草が増える,レイヨウの餌が増える,レイヨウが増える,ジャッカルの餌が増える,草の消費は増える


 逆に,ジャッカルが増えるとたくさんのレイヨウが狩られる.レイヨウが減る,草はレイヨウが減ると増えやすくなる.


 そして,レイヨウが減っていくとジャッカルの餌は減ってジャッカルは減る.レイヨウの敵が減って,餌も増えてたので,増える.雑草はより消費される.


 ハイエナは上記生態系では複雑な増減しそうです.



 







 4.個体数の限界

 ある程度のバランスがとられるんですが,今回作った世界には面積に限界があるわけです.



 そうです,草の増殖には限界があるんですよ.草にとって最高の環境となっても,うっそうと茂ってしまったらそれ以上畑がなくなり増えることができなくなるわけです.飽和状態.


 草の飽和状態,の時が一番レイヨウやジャッカルがマックスの量も決まるわけです.

 雑草,レイヨウ,ジャッカル,ハイエナが時差を持って増減しながら.





 5.水槽では.

 限られた環境です.



 そこに錦鯉を数匹入れるわけです.


 餌は,外から与えるので,鯉に対する食物連鎖はおこらないですね.



 起こるのはバクテリアです.



 餌を与える,鯉がいっぱい排泄物を出す.アンモニア.そして亜硝酸.で硝酸塩.





 なので,バクテリアの住処はろ材や水槽や定着できる部分なわけです.




 なので,バクテリアの増殖できる上限は決まってくるわけです.その要因は濾過面積と酸素供給量など.




 水槽の場合は,魚の数が決まっていて餌もコントロールするわけですので,排泄物もある程度コントロールしている.




 アンモニアを分解するニトロソモナス属.増殖スピードが速い.


 亜硝酸を分解するニトロバクター属.増殖スピードが少し遅い.




 絶妙なバランスなわけですが,増減しながらバランスをとるので,たぶん,24時間亜硝酸やアンモニアを測っていると,ともに0にはならず,ずれながら,増減を繰り返しているわけですね.出すアンモニアが少なければバクテリアも少なくなるし,多ければ増えますが,濾過面積の上限があるので,限りがあるわけで,それを超えるだけの魚を入れてしまうと亜硝酸やアンモニアが増えすぎて死んでしまうんですね.





 6.まとめ


 今亜硝酸が高いわけですが,立ち上がってない状況で理想は,濾過容量を超えない範囲で十分にニトロソモナス属,ニトロバクター属に栄養を与えるのがベターですが,アンモニアと亜硝酸がメインである錦鯉に影響が出ない範囲に抑える必要があるわけです.



 十分にえさを与えても,十分アンモニアを亜硝酸,硝酸と分解できるバクテリア容量を保てる濾過面積を提供したうえでの個体数とサイズの魚.



 今回は,鯉7匹で落ち着いてまして,一応,濾過面積には物理的には大丈夫かと思ってるので,最終的に立ち上がれば保てるはずです.






 じゃあ,餌切りして,亜硝酸のバクテリアの手助けをするべきかどうなのか.




 食物連鎖にあてはめます.


 アンモニアを出さなくするわけですので(まあ0ではなく餌与えないでも排泄はするでしょうからある程度は出ますがその量は減ります)


 今は,亜硝酸が多いので,ニトロバクター属は増える要素があるわけです.



 餌切りしても,亜硝酸は蓄養されてるので,数は増えていくでしょう.



 そして,ある日突然亜硝酸の試薬がいい色になるわけです.



 ただ,アンモニアは減ってしまってるんですよ.



 当然ニトロソモナス属は以前より減るわけで,亜硝酸は問題ない数字になって本格的に餌やり.



 ニトロソモナス属が減っちゃったので,一時的にアンモニア濃度が高くなる.



 ニトロバクター属の餌も一時的に減って減少するわけです.




 試薬で亜硝酸を測って赤くなくなったけど,それから一時的にバランスが崩れてるはずです.


 たぶん,その後を測ったことないので,未知数ですが,餌切りでニトロバクター属を蓄養すると,その後のアンモニア,亜硝酸の量は餌やり続けて落ち着いた(濾過容量の上限を超えない範囲での給餌前提)時よりは増減は激しくなるでしょうね





7.まとめのまとめ


 一方,細胞分裂.1日に一回分裂するとすると,



 1つのバクテリアだったら翌日は2個です.




 もし1億のバクテリアだったら,翌日は2億個です.1バクテリアが10の亜硝酸を分解するとしたら,



 1億だと10億.翌日には20億の亜硝酸を分解できる!



 0.1ミリの紙を25回折ったら3354mとっちょの厚さになるんですよ!.もう一度折ったら,6708mですよ!!




 餌切りして,一瞬バクテリアのバランスが崩れても,90cm水槽にRFG90のかさましプラス外部ろ過のメガパワー1215だと十分だと思ってるんですけど.



 餌切りで対処してもその後の変動に影響は出ないと思ってます.




 どの程度ニトロバクター属が増えてるかわからないので,水替えと餌切りで乗り切りたい.




 にほんブログ村 観賞魚ブログ コイ・錦鯉へ
にほんブログ村長々と書きましたが.





 異常が出ないなら餌をやってもよいと思います.立ち上げから,もうすぐ3週間.途中0.6%の塩もやってるので,時間はかかりそう.



 水替えと,餌切りで今回も行きます!




 



 

 


 
 


 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
解り易い論文で(*^^)v (yuu)
2015-09-06 14:36:11
やぁ~なんとも素晴らしい
頭悪いyuuが理解出来ました( *´艸`)

眼に見えぬ飼育水が見えるようでございます
<m(__)m>

そこまで考察なさっての水槽飼育実践に
錦鯉達もさぞ、幸せでしょう(≧▽≦)

学習させていただきました( ..)φメモメモ
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Re:解り易い論文で(*^^)v (reckless_spirits)
2015-09-06 19:20:09
yuuさん、こんばんは!

だらだらまとまりのない文章読んでくださりありがとうございます。

ブログ開設されたんですね!鯉の楽しみが増えます!

お邪魔させていただきます!
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