らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

真空管

2010年09月18日 00時45分02秒 | 楽器
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ずいぶん涼しくなったなあ、と思ったけど夏日(25℃以上)だった。このぐらいだともう肌寒いぐらいに感じる。例年に比べると気温は高めなんだろうが、なんだか結局いつも通りの秋になって寒い冬になるんだろう。のど元過ぎれば何とやら。温暖化は夏の間だけの話だったか。

円高だと騒ぐワリにはガソリンも灯油も下がらない。ずっと同じ価格のままだ。それ以上に原油が高騰してるのか?円高なら輸入品が安くなるはずだがスーパーの食品で何か下がったものがあるかな?小麦が高騰してパンやらスパゲティが値上げされたのはいつだったかな。90円のパンが150円ぐらいになった。いつも買っていた冷凍スパゲティが100円ぐらい値上がりした。円高でもそれらの価格はまったく変わらない。マーシャルのアンプとか安く買えるのかな?まあ少しぐらい安くなったとしても買える様な余裕はまったく無いが。

マーシャルのアンプと言えば、楽器のアンプや高級オーディオアンプでは今だに真空管タイプが主流だ。マーシャルに限らず世界の有名ブランドのアンプはギターアンプもベースアンプも上位機種はすべて真空管タイプだ。真空管の音が良いと感じるのは気のせいだと言う様なことを言う人もいるが、気のせいだけで世界中のアンプメーカーが真空管タイプを作り続けるか?世界中のミュージシャンがチューブ(真空管タイプ)アンプを使うか?明らかにオーディオ機器では真空管の方が「良い音」がするのだ。

オレでもチューブアンプとトランジスタ型?アンプの音の差はわかる。比べなくても単体で聴いても判るかな。音が柔らかい感じがする。トランジスタ(ソリッド型とかいうのかな?とにかく廉価版の真空管じゃないアンプ)アンプは逆に固い。音の好みはそれぞれなのでどっちが良いとか悪いとかは無いが、違いはハッキリしてる。そしてミュージシャンもオーディオマニアも真空管タイプの音が好きだ。だから高級アンプはみんな真空管アンプになる。気のせいだ、と言うのが本当ならこういう事にはならないからね。

上位機種のマーシャルアンプに使われるこの真空管は国内ではもう生産していないはず。アメリカでも作っていない。それらはみんなロシアとスロバキアと中国で作られる。アマゾンで売ってるのもみんなその三国が作ったものだ。時代遅れのはずの真空管が楽器のアンプやオーディオアンプには欠かせない存在になっている。近年生産量が増加してきてるらしい。そりゃそうだよね。楽器のアンプはチューブタイプが確実に増えて来てるからね。廉価版のチューブアンプも珍しくなくなった。

真空管はとにかく高くてマーシャルのアンプに使われてるのは一本8,000円~15,000円ぐらいかなあ。5~6本使われてるから交換するとなると結構な金額だ。まあ滅多に壊れるシロモノじゃないけど、それにしても高価だ。それがロシア製だの中国製だのと言われるとねえ。個体差も結構ある様な話も聞く(やすいのもあるが当然の様に評判がよろしくない)。真空管を換えると本当に音が変わる。詳しい原理は判らないがこれは本当に変わる。で、高価な真空管の方が良い音がする「気」がする


さて前フリが長くなったが、何が言いたいかというと、どうして国内で真空管を作らないのだろうという事。日本製の高品質の真空管を作ったら売れると思うけどなあ。音にこだわる連中が相手の商売だから価格の下落をそんなに気にしなくても良いだろうしね。良い音が出せるならどんなに高価な真空管でも欲しいという需要はあるとはず。下請けで自動車のネジを作り続けるのもいいけどね。それじゃ食えないって言ってるわけだから、ここはひとつ頭を切り替えてオーディオ真空管なんぞを作ってみたらどうでしょう。几帳面な日本人が作る高品質な真空管は売れると思うよ。世界中のアンプメーカーと取引が出来るじゃないですか。どうして作らないんでしょうかねえ。もの作り、ってこういうことじゃないんですか?自動車と白物家電だけが製造業じゃないと思うんだが。

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