振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

雲の上の町、梼原のライダーズハウスに泊まる

2022-11-06 09:10:24 | バイクツーリング
梼原は2年前に友人と初めて行った時(車にて)、山あいの中にある小さな町に建築家の隈研吾氏の作品になる建物が何棟もあって驚いた。



これは梼原町の庁舎。地元の木材を使ってデザインされた、他では見られない存在感のある建物だ。


これは何だろうと思うが、左側にある雲の上ホテルと右側にある雲の上温泉(入浴料¥500)の間を空中で繋ぐお客さん用の連絡通路。


これは2年前に来た時に利用したホテルで雲の上ホテルの別館。藁葺き屋根をイメージしたデザインで、1階がマルシェ(地元産品販売店)と、ホテル朝食会場になっている。

雲の上ホテル(本館)は建て替えのため現在は更地になっていて、完成は4年後だそうだ。資材高騰で苦労しているようだが、どんな建物になるか見てみたいものだ。

他にも図書館など、隈氏の作品がある。



これは大正時代に建てられて現在も使われている芝居小屋「ゆすはら座」。かつての産業の中心が山林であった頃の町の隆盛ぶりが想像できる。







また、明治維新の前夜には坂本龍馬をはじめ、多くの土佐藩士が脱藩するために梼原をへて伊予へ向かっている。この地で脱藩を支援する人たちも少なくなかったのだろう。脱藩ルート上の集落でもある。(2枚の画像は2年前のモノ)

そんなエリアにある「ライダーズイン雲の上」に宿泊した。






雲の上ホテルと温泉のある場所から徒歩数分(坂道だが)の谷あいにあり、飲食店のある町の中心部までは2km弱。18時〜21時は中心部と温泉の間を無料シャトルバス(6人乗りのミニバン)が運行していて、途中のライダーズハウスを経由している。我々は夕食のため、町の居酒屋まで往復利用させてもらった。



部屋はフローリングで布団を借りたが、持参すれば寝袋での利用もでき、ベッドの部屋もあるようだ。夜は冷えそうだからエアコン(¥500/部屋)も借りたので、快適に寝ることが出来た。2室借りて2人と3人で寝た。




地下工事の現場で見ることがある金属製円筒の内部が洗面、水洗トイレ、そして温泉に行ったので使わなかったが温水シャワーがある。




共有スベースには懐かしい往年のバイクが置いてあり、かつての我が愛車、ホンダTL125イーハトーブもある。夜はここで焼酎を飲み、朝はコンビニで買って来ていたオニギリをレンジで温めることが出来た。

毎年2回程度は宿泊ツーリングをしているが、ライダー専用施設を利用したのは初めて。ソロでも利用しやすくマイペースでのツーリングにもピッタリだと思うし、町の中心部までの足が確保されているのはありがたい。

ライダーズインを朝8時に出発して次の目的地、四国カルストに向かった。










鰹のタタキは自分で炙って食え

2022-11-02 23:43:42 | バイクツーリング
室戸岬を見物してから高知方面に向かってスタートしたのは10時45分頃で、これなら13時までには予定していた昼食の店に着けそうだ。今朝、宍喰を出発する際に全国旅行支援のクーポンを消化したため1時間半のロスがあり、昼食時間帯に間に合うか心配したが大丈夫そうだ。



予定していた店は浦戸大橋の手前にある土佐タタキ道場。グーグルマップで偶然見つけたが、高知に来たらやはり鰹のタタキでしょう。

大型のお土産店や食堂の集まるドライブインの中にあり、大型バスも駐車している。入店には15分近く待たされた。

定食(¥1600)を注文したら何と、鰹は自分で炙って食べるシステムだった。




藁を燃やした火で炙った後は板前さんが切って盛り付けてくれるが、自分で炙っただけに味もまた格別だ。普段ならぽん酢で食べているが、添えられていた粗塩で食べるとこれまた旨かった。




5人での記念写真はこちらから頼むでもなく、店のスタッフが「撮ってあげましょう」と言ってくれたのでお願いした。また、バイクで到着した時には空いているスペースにスタッフがサッと5台を誘導してくれ、並べて駐輪することが出来た。  

このあたりのソツのない動きをするスタッフがいることにも感心した。

食後は浦戸大橋を渡って桂浜に行った。ここは50年近く前の学生時代に来て、浜辺でソロキャンプした記憶がある。周辺には色んな観光施設ができて、記憶の中の景色とは随分違う。





坂本龍馬サンも体が大きくなって、エライ高い場所に引っ越されたようだ。

この後、海岸沿いのルートから須崎を経て、今夜の宿のある梼原へ向かった。