振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

巨椋池干拓地の蓮

2017-08-02 11:15:09 | 日記


朝の散歩コースとしていくつかある中で巨椋池の干拓地の田んぼ道のコースがある。碁盤の目のように農道が走り、春の田起こしから水入れ、田植え、成育、稲刈と季節の移りを見ながら歩くのに良い。

ある日、田んぼコースを少し変更した時に蓮の花が一面に咲いているエリアを見つけた。翌日には早速カメラを持って散歩に出た。上の画像は7月中旬に撮影したものだ。

蓮の畑に朝の陽光が斜めに差し込んでいる時間は花が透き通るように輝いてとても綺麗だ。但しここのところ朝は雲が多く、今イチの日が多かった。



ここは国道24号線大久保バイパス道の脇で卸売市場のそばにあり、休耕田に鑑賞用の蓮が植えられている。バイパス道が方形の水田を斜めに走ったため水田が鋭角三角形になり、稲作には不便になったのでは推測される。このように蓮が植えられた畑が飛び石状に3枚ある。

バイパス道を車で走行しても今まで気が付かなかったが、大型車でないと運転席からは見えないと思う。

今朝は以前に蓮の花が咲いているのを見たことがある京滋バイパスの北側の干拓地まで自転車で行ってみた。

この辺りは水田の稲の間に蓮の花が咲いている。水田の深いところに蓮の地下茎が生存しているようだ。

次に大久保バイパス道の西側の久御山町に入ってみた。



水だけ張った水田にコサギが群れていたが如何にも巨椋池の景色だ。巨椋池がまだ遊水地として機能していた100年前ごろは蓮の花を鑑賞する客を乗せた小舟が行き交っていたそうだ。

干拓地をぐるっと回って卸売市場のそばに行ったが残念なことに花の盛期は終わってしまったようだ。つぼみがあまり見当たらず開いた花も少なくなってしまった。花が落ちてしまって花托ばかりが目について、だんだん寂しくなってくるようだ。