振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

北海道大学構内のイチョウ並木と銀杏

2021-11-23 13:42:55 | 旅行
テレビの情報では今日の北海道は一部では雪が降っていて、山間部では積雪もあるようだが、自分が札幌を訪れた先週火曜日はマズマズの天気だった。寒いと困るのでダウンジャケットを準備していたがシャツの上に羽織るだけで、ファスナーを締めてしまうと暑いくらいだった。

宿泊したホテルは札幌駅の近くで、翌朝チェックアウトした後に北海道大学の構内を散歩した。レンタカーを入れたホテル駐車場が12時まで利用できたので、それまでの間の散歩だ。

北大に向かう途中でたまたま脇道を見ると「清華亭」という看板が見えたので立ち寄ってみた。







明治初期の開拓時代に貴賓接待所として偕楽園と呼ばれた公園内に建てられ、明治天皇の休憩所としても利用されたとある。あまり大きくはない洋館風だが内部は和洋折衷の建物で、当時の雰囲気が良い感じで残っていて、一見の価値はあると思う。

北大の構内にはいるのは3度目だと思うが、最初は北海道旅行をした大学4年の夏休み。友人と二人でクラーク像の裏にテントを張り、蚊に悩まされながら寝たことと、朝になって観光客の声で目が覚め、慌ててテントを撤収した記憶がある。



前日の夕方、札幌市内に入った時に見た街路樹のイチョウには黄色い葉がまだ沢山残っていて、有名な北大構内のイチョウ並木の黄葉を期待してたのだが殆ど落葉していた。



見事なほどの黄色のカーペットだ。



イチョウの葉に合わせたわけではなさそうだが、消火栓の色も赤ではなく黄色だ。





木の最上部にはイチョウの葉が残っているように見えたのだが、よく見ると銀杏ばかりだった。路上にも落下した銀杏が踏み潰されて、例の臭いにおいが漂っている。

ここ北大のイチョウは市内の街路樹として植えられた雄の木と違って、雌の木が多いようだ。まだ樹上に残っている銀杏の実がすべて落下したらにおいもスゴイしどうなるのだろう。積雪の下に隠れるのかな?



比較的新しい建物があったので何かと思ったらコンビニで、北海道地元のセイコーマートだった。北大のロゴ入りTシャツやお土産類もあり、2階にはテラスもあってイートインになっている。酒のツマミになりそうな海産物の袋物が安くなっていたので土産に購入した。

北大を出てレンタカーで次の目的地に向かったが、しばらくすると車の中に銀杏のにおいが漂ってきた。あれっと思って車を停め、靴の裏を見ると靴の溝に踏み潰された銀杏のかけらがたくさん挟まっていた。臭いはずだ。








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