振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

寒い日のキャンプに焚き火は必須

2021-11-14 14:00:58 | 旅行
いつものバイク仲間とキャンプに出掛けた。この仲間でキャンプをするのは何十年振りになるのか思い出せないが、トライアルバイクで遊んでいた30代の頃は夏になると毎年のようにやっていた。今はアウトレットモールが建っている竜王や、山科の牛尾観音の近くの広場、比良八淵の滝の下流の河原、etc。

50代近くになり、トライアルバイクに乗らなく(乗れなく)なってからはキャンプはしなくなり、車やロードバイクを使っての1泊旅行などに変わっていったが、数年前からは昔のようにキャンプもやろうと話はしていた。特にT氏がBBQキャンプがしたい様子で、やっと実現に至った。

同じキャンプをするなら10月までにすれば良いのに、コロナの緊急事態宣言があったり、それぞれの事情もあったりして11月になってしまった。予定日の前日までは時々雨が降ったりしていたが、何とか天気も回復しそうなので決行した。



場所は滋賀県の朽木、安曇川の河原にあるオートキャンプ場だ。自分はT氏と車で、M氏とJ氏はバイクに寝袋とマットを積んで午前中から京都の美山方面をツーリングした後、15時過ぎに合流してきた。もう一人のI氏は先月自転車で転倒して、今は松葉杖がないと歩けないので欠席。

かなり広いキャンプ場でテントサイトは約60区画はあるが、当日は金曜日なので利用していたのは5組ほどだった。



17時を回って太陽も山に沈み、BBQの宴会が始まった。馬刺しからスタートして牛タンの塩焼き、ニワトリのモモ肉、手羽、手羽先、それにポテトサラダ。料理長はT氏で、食材は全て彼が手配してきて、アルコール類は自分が用意した。昔なら皆で買い出しをしていたが、いつも一番よく食べるT氏に一任した今回のやり方は正解だった。





その内に周囲も暗くなり、西の空に見えた夕焼けも薄くなってくると月が煌々と輝いてきた。画像はないが、夜中に月も没してしまうと夜空一杯に星が輝いていた。



右側にある小型の青いドームテントは自分のテントで、40年以上も前の新婚時代にIBS石井で買ってヨメとキャンプしていた頃のヤツだ。今回のために防水スプレーをかけてきたが、今もって問題なく使えるのは素晴らしい。

中央にある緑色のペール缶は焚き火をするために持って来たが、これが思った以上の大活躍をしてくれた。









カメラで撮ってみると、炎が色んな形に変化しているのが良く分かる。

燃料になる焚き木は、今年の春に別荘跡地で伐採した樹木で、現地に積んでいたモノを先週末に取りに行った。伐採を手伝ってもらった仲間と一緒に焚き火をするなら市販の薪ではなく、これを使うのは当然だろう。太い薪や細い薪を合わせてペール缶に一杯半くらい持ってきたが、よく燃え過ぎたのか、足りなくなってしまった。





上の画像は使用した後のペール缶。

ほとんどのキャンプ場では直火での焚き火はNGなので、何か道具がいるなと考えてペール缶を思いついたが、そのまま薪を入れても酸素不足で良く燃える気がしない。空気を入れる穴をどれくらい、またどんな方法があるかYouTubeで探していたら面白くなって、20本以上視てしまった。名前だけ聞いたことがあったが、ロケットストーブの自作方法の紹介が多くあって、結局それらを参考にしてペール缶に穴を開けた。

ペール缶はホームセンターで購入し、穴は同じくホームセンターで購入したステップドリルの刃を使い、ペール缶の下部に直径2CMほど穴をぐるりと17個開けた。そして穴の1CMくらい上部の4ヶ所に長さ4CMくらいのビスを差し込んでナットで締め、そこに直径24CMの焼きアミを載せて完成。これを見た仲間は自作品ではなく、穴の開いているキャンプストーブを買って来たと思っていた。

動画で視たロケットストーブほどの燃え方ではないが、それでもよく燃えた。ストーブを囲んで暖をとりながら焼酎のお湯割りを飲み、その内にギターを弾きながら歌も出て来た。キャンプ場内でも一番端っこだったので、周囲に迷惑はかかってないはずだ。

その内に薪も無くなりテントに入り寝袋にもぐり込んだが寒くて寝付けない。翌朝は霜が降りていて、テントの屋根の露が凍結していた。寒いはずだ。

それでも久し振りのキャンプは楽しく、焚き火は癒しの時間を与えてくれたようだ。来年はもう少し早い時期に、そしてもっとたくさんの焚き木を準備しよう。





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