振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

自作した水耕栽培の装置について(3)

2020-08-03 19:52:19 | 日記
水耕栽培の装置を製作する前に、2階ベランダに水道を引く工事をやった。もちろん業者に頼まずに自分で。台所や洗面所の水栓とか排水管の取り替えはやったことがあるが、水道の配管は初めてだった。



1階のガレージ横にある既存の水栓を分岐させ、2階ベランダまで約10メートル引っ張った。分岐させるT字のパーツをチーズと呼ぶとか、接続部のねじにはテーパーねじ、平行ねじ、管用平行ねじと3種類の規格があるとか、ネットで調べて初めて知った。おねじとめねじの組み合わせにそれらの知識がないとどのパーツを選んだら良いのかわからない。

自分なりの組み合わせ表を作ってからロイヤルのプロショップに行ったが、30分経っても適切なモノが選び出せず、結局店のスタッフの応援を仰いだ。おねじとめねじが同じ規格でなくても、使うパーツによっては、ねじにシールテープを巻くなどで互換できる場合もあるようだ。



道路などから配管が目立つのはイヤなのでガレージの隅を這わせ、家の側面にある雨水パイプに抱き合わせて2階に上げた。ベランダの手すり壁に穴をあけるのもイヤなので、手すりを挟んだ板に塩ビ管を固定し、カランも同様の方法で固定した。

通水試験中や実際に水道を使用している時に漏水があった場合に備えて、分岐した箇所にも止水栓を付けたが、通水試験を経て現在まで問題は発生していない。厳冬期や外泊で家を留守にする際には止水栓を閉めた方が良いと思う。

もともと2階への配管は、ベランダに土耕のプランターを数台増設しようと思って始めたのだが、配管をやっている内に水耕栽培への興味が湧いてきた。元来、物を作るのは好きな方で、水耕栽培をすることよりも、そのための装置を製作することに楽しみを見つけようとしたと言う方が正しいかも知れない。

と言うことで水耕栽培装置の製作が始まったが、これには2階への配管工事で得た知識が大いに役立った。