5月下旬からスタートした水耕栽培を手仕舞いすることにした。理由は連日の猛暑によって水温の管理が出来なくなり、キュウリもゴーヤも「熱中症」のようになったためだ。
自動給水装置がトラブった後で1株のキュウリが駄目になり、それらを撤去すると同時にもう1株のキュウリもベト病やウドンコ病の症状のある葉を落としてゆくと、水耕パイプや液肥タンクが陽光にさらされ始めた。銀マットやアルミシートで遮光してあるが、さすがに8月の陽光はキツイ。
お盆を過ぎた頃にタンクの液肥に手を入れると、ぬるい目の風呂の湯で、これで一気に葉が萎れてしまった。キュウリの収穫は133本で終了した。来年は何らかの遮光対策を考えねばならない。
液肥や空気の供給を止めて2日後、幹や枝葉などを取り払い、水耕パイプの液肥を抜いてから清掃に取りかかった。パイプの中がどうなっているのか、栽培している時から興味があったのだ。
パイプのフタは水道工事用のシールテープを巻いて叩き込んであるだけなので、フタの端にタイヤレバーを引っ掛けてハンマーで少しずつ叩けば外せる。水耕装置の製作を始めた時は水が漏れないようにパイプとフタを接着するつもりでいたが、栽培後の清掃を考えるとフタは外せるようにした方が良く、シールテープを巻けば接着しなくても大丈夫ではないかと考えた。ネット情報を再度探すと同じ方法をとっている例も見つかり、ベランダへの水道配管工事でシールテープを使った経験が活かされた。
ただし栽培装置のパイプ配管はシールテープを使わずに、差し込んだだけの部分も多い。液肥が流れるだけで水圧はかからないので漏れることもないようだ。
話がそれたが、フタを外すと根っこの塊が現れた。フタに固定してある防根透水シートのパイプにからみつくように巻き付いている。
からみついた根っこの塊を開いてみるとこうだ。黒っぽいのは何かわからないが、茶色く腐敗が始まったかのような部分もある。酸素を供給するブクブクに接続するエアーパイプの内部に液肥が侵入しているようで、成分が茶色のコレステロールのようになっている。ただ、動脈硬化をきたすほどではなく、後でテストをするとブクブクと泡がでていた。
防根シートの接着不良の部分からは、根が少しだけ侵入していたが、水詰まりになるほどではなく、防根透水シートを使ったパイプの効力がよくわかった。水耕栽培パイプの生命線はここにある。
根っこが侵入していた防根透水シートパイプは新しく作り直すことにした。もう1本のパイプも接着のはがれた部分があったが根っこの侵入は無く、ホットボンドを使って補修だけで済ませた。
防根シートをパイプ状にするためにホットボンドで接着するが、今回は10cmくらいずつボンドがしっかり塗れていることを確認しながら丁寧に作業をした。防根シートの中に入れるパイプ状に丸めた鉢底ネットはそのまま再利用。
生地端はほつれないように、ハンダごての熱で融着。その他、パイプのフタに接着していた塩ビパイプのぐらつき箇所を一度外して、ウルトラ多用途ボンドで接着。漏水テストをしたが一発OK。ここは初期製作時は他の接着手法で上手くできず、何度も漏水テストをした箇所だった。原因はホールソーを使って開けた穴がパイプよりわずかに大きすぎたことにある。
これで水耕栽培装置のリセットが出来たが、土耕プランターの再生よりは簡単かもしれない。次にどうするかだが、秋植えのキュウリの苗があることを知った。パイプには8個の定植孔があり葉物なら全て使えるが、実のなる作物の方が収穫の喜びが大きいように感じる。猛暑が落ち着いたら、再びキュウリを2株くらいやってみようかと思っている。
自動給水装置がトラブった後で1株のキュウリが駄目になり、それらを撤去すると同時にもう1株のキュウリもベト病やウドンコ病の症状のある葉を落としてゆくと、水耕パイプや液肥タンクが陽光にさらされ始めた。銀マットやアルミシートで遮光してあるが、さすがに8月の陽光はキツイ。
お盆を過ぎた頃にタンクの液肥に手を入れると、ぬるい目の風呂の湯で、これで一気に葉が萎れてしまった。キュウリの収穫は133本で終了した。来年は何らかの遮光対策を考えねばならない。
液肥や空気の供給を止めて2日後、幹や枝葉などを取り払い、水耕パイプの液肥を抜いてから清掃に取りかかった。パイプの中がどうなっているのか、栽培している時から興味があったのだ。
パイプのフタは水道工事用のシールテープを巻いて叩き込んであるだけなので、フタの端にタイヤレバーを引っ掛けてハンマーで少しずつ叩けば外せる。水耕装置の製作を始めた時は水が漏れないようにパイプとフタを接着するつもりでいたが、栽培後の清掃を考えるとフタは外せるようにした方が良く、シールテープを巻けば接着しなくても大丈夫ではないかと考えた。ネット情報を再度探すと同じ方法をとっている例も見つかり、ベランダへの水道配管工事でシールテープを使った経験が活かされた。
ただし栽培装置のパイプ配管はシールテープを使わずに、差し込んだだけの部分も多い。液肥が流れるだけで水圧はかからないので漏れることもないようだ。
話がそれたが、フタを外すと根っこの塊が現れた。フタに固定してある防根透水シートのパイプにからみつくように巻き付いている。
からみついた根っこの塊を開いてみるとこうだ。黒っぽいのは何かわからないが、茶色く腐敗が始まったかのような部分もある。酸素を供給するブクブクに接続するエアーパイプの内部に液肥が侵入しているようで、成分が茶色のコレステロールのようになっている。ただ、動脈硬化をきたすほどではなく、後でテストをするとブクブクと泡がでていた。
防根シートの接着不良の部分からは、根が少しだけ侵入していたが、水詰まりになるほどではなく、防根透水シートを使ったパイプの効力がよくわかった。水耕栽培パイプの生命線はここにある。
根っこが侵入していた防根透水シートパイプは新しく作り直すことにした。もう1本のパイプも接着のはがれた部分があったが根っこの侵入は無く、ホットボンドを使って補修だけで済ませた。
防根シートをパイプ状にするためにホットボンドで接着するが、今回は10cmくらいずつボンドがしっかり塗れていることを確認しながら丁寧に作業をした。防根シートの中に入れるパイプ状に丸めた鉢底ネットはそのまま再利用。
生地端はほつれないように、ハンダごての熱で融着。その他、パイプのフタに接着していた塩ビパイプのぐらつき箇所を一度外して、ウルトラ多用途ボンドで接着。漏水テストをしたが一発OK。ここは初期製作時は他の接着手法で上手くできず、何度も漏水テストをした箇所だった。原因はホールソーを使って開けた穴がパイプよりわずかに大きすぎたことにある。
これで水耕栽培装置のリセットが出来たが、土耕プランターの再生よりは簡単かもしれない。次にどうするかだが、秋植えのキュウリの苗があることを知った。パイプには8個の定植孔があり葉物なら全て使えるが、実のなる作物の方が収穫の喜びが大きいように感じる。猛暑が落ち着いたら、再びキュウリを2株くらいやってみようかと思っている。