振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

今年のチェンマイはヘイズ(煙害)による大気汚染が心配

2019-02-24 10:20:48 | チェンマイステイ
ヘイズ(煙害)と言うとインドネシアやマレーシアでたびたび発生して住民の健康被害が心配される他に、航空便の欠航まで引き起こしている。主因は焼き畑農業とそれに伴って発生する山林火災のようだが、増える車の排ガスや火電の排煙、気候温暖化も影響しているのかと思われる。

チェンマイでも周辺の山岳地帯では伝統的な焼き畑農業が残っていて、乾季から暑季にかけて昔から煙害はあったようだ。8年前のチェンマイで花博のあった年は2月末までチェンマイに滞在し、空全体が煙霧で曇り、ロングホールのグリーンまでが霞むかのような中でゴルフをした記憶がある。

それが最近は車両の増加による排ガスの影響もあってか、PM2.5などが急増し、発生時期が早まっている感じがする。

下の画像はチェンマイに着いた翌日の1月22日の午前に、宿から西方にあるドイステープのお山を撮ったもので、その下の画像はチェンマイを離れる朝、2月19日に同じカメラで撮った。





1月の画像では快晴の青空の下、稜線の少し下に寺院と、その右手に送電線の鉄塔が2本見えるが、2月の画像ではハッキリしない。

最もヘイズがひどかったと思われるのが2月12日で、上の画像が午前中、下の画像が夕方近くに撮ったもの。先ほどの画像とは違うカメラで撮った。





朝からお山の稜線さえハッキリしなかったが、夕方には遠方のホテルまでが霞んでいた。

あまりにひどい時は外出も控えたりしたがマスクを持参していたので着用して自転車ででかけたこともあった。PM2.5に対しては無力なマスクだと思うが気休めにはなるかと。市内ではマスクを着けた外国人観光客はたまに見るが、現地の人達の着用は少なく感じる。

帰国の数日前からは少しだけだが喉に何か引っ掛かるような違和感はあった。今はそれも無くなったが。

滞在中に時々は大気質指標(AQI)をチェックしていたが、2月12日には170くらいでレッドゾーンになっていた。下の画像は今日のチェンマイの指標で少しマシな状態に見えるが、数kmも離れればレッドゾーンの観測点もあるので安心できない。また、昨日までも連日レッドゾーンだったことがわかる。



今後は正月明けの早めにチェンマイにやって来て、2月も早々に帰国するようなプランを考える方が良さそうだ。寒いタイミングに帰国するのはイヤだけどなぁ。