振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

アムステルダムの運河クルージング

2018-01-11 14:54:43 | 旅行
オランダの正式な国名は「ネーデルランド」で、その意味するところは低地地方であり、国土の1/3が海抜ゼロメートル以下と言われている。



画像はスキポール空港に着陸後、ターミナルビルまで時速30kmでタキシング中の機内でモニターを撮影したものだが標高がマイナス2メートルと表示されている。マイナス4メートルの表示になったこともあったが、つまり空港全体が海面より下にあることになる。飛行中にマイナス表示になったら大変だがオランダの空港ならではの現象だ。



話が逸れたがオランダには運河が縦横に走り、アムステルダム中央駅前には運河を航行する船の発着場がある。我々はそこから運河を巡るクルーズ船に乗った。



運河にかかる橋の下を航行するためガラス張りの低い天井のボートだ。イヤホンが配られて席の横にあるジャックに差し込みチャンネルを日本語に合わせると日本語の解説を聞くことができた。



運河の途中には大型船の航行用に橋の中央部が跳ね上がる跳ね橋もあった。





運河の岸にはボートハウスと呼ばれる住居として利用されている船があちらこちらに係留されている。歴史的にはアムステルダムの住宅不足対策として発生したようだ。

ボートハウスには電気やガス、水道が供給されているようだがよく観察すると下水道ともパイプがジョイントされているのが見えた。この様子だと住民税はもちろん、固定資産税も徴収されていそうだ。

クルーズ船はアンネフランクの家のまえも通過したが正直なところよく見えなかった。天井がガラス張りと言えども道路より低い運河からでは景色が良く見えるはずもない。

しかしこの国の発展に運河が重要な役割を果たしてきたことは乗ってみてわかった気がする。