振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

九州航路のフェリーに乗ってみて(1)

2017-09-21 15:56:47 | 日記
関西と九州を結ぶフェリー航路は現在7本あって、今年になって3本乗ったことになる。
大阪南港から北九州新門司港へ名門大洋フェリーの「ふくおかⅡ」(2002年就航、9800t)帰りは同じく名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」(2015年就航、15000t)に乗った。


新門司港へは神戸と泉大津から阪九フェリーの航路もあるが名門大洋フェリーを選んだのは
①大阪南港の方が神戸や泉大津よりアクセスが良い。
②新門司港とJR小倉駅間に無料のシャトルバスサービスがある。(阪九にはない)
③17時出港の第1便だとネット予約で運賃が30%OFFになる(除く繁忙期)。阪九は最大20%OFF。
と言う理由からだ。

19:50発の第2便に比べて17:00発の第1便は乗船率が低いようで船も一回り小さく、船内レストランで夕食を食べた客は夕食券の半券を持参すれば朝食は無料と言うサービスをしていた。

帰りのきたきゅうしゅうⅡは第2便で、就航から2年未満の新造船だ。まずトイレが綺麗で、入ってはいないが女性用のパウダールームもある。運賃が最も安いエコノミーを利用したが荷物の収納棚がきっちりあり、マットを広げて身体を横にしても隣席の客と顔が合わないように頭の部分は収納棚が壁の役割をしている。スマホの充電ができるように1個ずつコンセントが付いているのは助かる。

実はウッカリだが充電器を差し込んだまま下船してしまい、帰宅して気付いたが買い直すはめになった。

新聞で読んだことがあったが名門大洋フェリーではこの新造船を建造するにあたり女性社員だけでプロジェクトを立ち上げ、女性視線での安心して使いやすい快適な船内設備を志したそうだ。パウダールームはその成果だろうが、レストルームでは長いカウンター席があり、そこなら女性の一人旅でも瀬戸内の景色を眺めながら持参の軽食をとることもできる。テーブル席に一人だけで座るのは男でもはばかられがこれは良い。

新造船になって大きく変わったのでは思われたのはエコノミーの定員が少なくなり上級船室がその分増えたらしいこと。きたきゅうしゅうⅡのエコノミーは20人の部屋が2室しかなかった。雑魚寝のエコノミーは敬遠されているのかコンパクトなビジネスホテルかカプセルルームのようなワンランク上が増えているようだ。隣で雑魚寝している相客と雑談しながら旅をするのも悪くはないと思うが。

フェリーサンフラワーの感想は次にしたい。