振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

優先席は老人同士で譲り合い

2017-01-22 10:29:37 | 日記
何年ぶりかに京都市バスに乗車しました。西院にある店での飲み会に参加するために近鉄東寺から202番バスに。

座席は半分くらいが空いていて降り口に近いように3人掛けの優先席に座りました。電車などではなるべく優先席は座らないようにしていますがバスの場合は後部席に座っていて混雑してくると降り口まで行くのに困ることもあるので座れなくても前の方にいます。

途中の西大路八条だったと思いますが杖をついたお婆さんが乗って前方に来られたのですが、優先席を含む前方の席は満席でした。運転手さんは車内放送で「お客さん座られませんか?」と、優先席に座っている乗客にそれとなく席の交代を促すようなニュアンスでした。

私はその放送でお婆さんに気が付いたのですが、反射的に席から立ってしまいました。お婆さんに「どうぞ」と声をかけましたが少し遠慮されたので肩を軽く押して座っていただき、運転手さんもやっとバスを発車させました。

周りをみると他の優先席に座っているのは20~30代の女性が殆どでしたが皆さんスマホをいじっていて、我関せずみたいな空気。

自分としては当たり前のことができてほっとしたのが正直なところ。


このバスに乗った直後から気付いていたのですが運転手さんはバス停から発車する時と信号待ちから発車する時は必ず手すりをしっかり持つようにと社内放送をしてルームミラーで確認をしています。最近は車内での老人の転倒事故が多いので当たり前なのでしょうが昔とくらべると随分丁寧だと感じ、フロントガラスの上にあるネームプレートの運転手さんの名前を見ていました。

2時間半くらいの飲み会が終了して、帰りも202番のバスに乗って今度は運転席後ろの座席(優先ではない)に座りました。で、ひょいとネームプレートを見ると行きのバスの運転手さんの名前が。偶然ですが往復とも同じ運転手さんのお世話になったようです。


画像はいずれも帰りに撮ったものです。