深緑に包まれて 4
小さいながら蒼い田圃があり、手前の畦道には、夾竹桃の花が咲いていました。
その向こうに見える、住宅の庭木を掠めるように赤電が通過していきます。
夾竹桃の花から、佐藤紅緑の小説を思い出します。
浜北駅の近くで捉えた風景の一つです。
深緑に包まれて 4
小さいながら蒼い田圃があり、手前の畦道には、夾竹桃の花が咲いていました。
その向こうに見える、住宅の庭木を掠めるように赤電が通過していきます。
夾竹桃の花から、佐藤紅緑の小説を思い出します。
浜北駅の近くで捉えた風景の一つです。
深緑に包まれて 3
住宅街の中を走る2000形の赤電です。
遠州鉄道は、新浜松駅から西鹿島駅の手前までは、ほとんど住宅街が続いています。
広い田園地帯を走ることはまずありません。
ただ場所によっては、写真のような風景に出会うこともあります。住宅と住宅の空間に小さな田圃が
残っているのです。そこには少し成長した苗が、風にゆれています。
深緑に包まれて 2
ぎっしりと繁った八幡の杜の樹木が、空に向かって伸びています。
市の保存林に指定されているだけに、壮大です。
赤電が小さく見えます。
樹木は神社の境内から枝を伸ばして、道路の半分ほども覆っていますが、
誰も苦情を言わない。
地元にとっては鎮守の森ですから。
深緑に包まれて 1
水無月に入ると街なかや沿線の緑は、いっそう色を深めてきました。
赤電はその深緑に映えた遠州路をひた走ります。
公園を掠めて通る
美園中央公園駅は、文字どおり公園の前にあります。
赤い電車と緑いっぱいの公園は、写真で見る以上の風景です。
赤電から下車して数歩で公園に入っていけます。
テニスコートや多目的広場や散歩道、池、遊技広場、ベンチなどが備え付けられているので、
赤電を利用してここで数時間は過ごせます。人の姿が絶えたことはありません。
面積は5.5haあり、東京ドームの4.7haをはるかに超えています。
ふたりで発車オーライ 浜北駅
意気を合わせて電車を動かす運転士と車掌の名コンビ。
爽やかで元気溌溂でした。若くても経験は豊富なんでしょうね。
遠州鉄道の拠点駅
浜北駅は、人口9万9,000人を擁する浜北行政区の中心にあり、遠鉄全線の拠点駅のひとつでもあります。
以前は貴布祢(きぶね)駅と言われてきましたが、浜松市と合併してからは急速に発展し、名称も浜北区、
そして駅名も浜北駅に変わりました。
碧と緑
平面交差になって最初に出会う駅。
その駅頭の植え込みを掠めるようにして、北上する緑色の2000形電車です。
手前には踏切があって、交通が遮断されています。
上島駅からは平面交差に
赤電は上島駅を出発すると、次第に高度を下げていきます。
線路が立体交差から平面交差に移行していくのです。
そして馬込川の橋梁を渡り切ると、完全に平面交差になります。
終点の西鹿島駅までは、遮断機が下りた道路を渡ることになります。
全行程の駅数は、立体交差区間が7駅、平面交差区間が11駅あります。
↑ 上島駅を出発すると、間もなく線路は下り始めます。
↑ 馬込川橋梁を渡り切ると、平面交差になります。